{"issue_id":"122115384X00720260619","house":"参議院","meeting":"災害対策及び東日本大震災復興特別委員会","issue":"第7号","date":"2026-06-19","session":221,"speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619","speeches":[{"speech_id":"122115384X00720260619_001","order":1,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/1","speech_text":"○委員長（下野六太君）　ただいまから災害対策及び東日本大震災復興特別委員会を開会いたします。\r\n　委員の異動について御報告いたします。\r\n　昨日までに、羽田次郎君、星北斗君及び宮本周司君が委員を辞任され、その補欠として森本真治君、藤井一博君及び長谷川英晴君が選任されました。\r\n　　　　─────────────"},{"speech_id":"122115384X00720260619_002","order":2,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/2","speech_text":"○委員長（下野六太君）　防災庁設置法案及び防災庁設置法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。\r\n　本日は、両案の審査のため、三名の参考人から御意見を伺います。\r\n　御出席いただいております参考人は、東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授沼田宗純君、高知県黒潮町長大西勝也君及び特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事栗田暢之君でございます。\r\n　この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。\r\n　本日は、御多忙のところ御出席いただき、誠にありがとうございます。\r\n　皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の審査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。\r\n　次に、議事の進め方について申し上げます。\r\n　まず、沼田参考人、大西参考人、栗田参考人の順にお一人十五分以内で御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答えいただきたいと存じます。\r\n　また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度、委員長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきください。\r\n　なお、御発言は着席のままで結構でございます。\r\n　それでは、まず沼田参考人からお願いいたします。沼田参考人。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_003","order":3,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/3","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　よろしくお願いいたします。\r\n　では、東京大学の沼田宗純から、少し防災庁についてお話しできればと思います。\r\n　資料なんですけれども、ちょっと自転車の絵が描いてある資料と、あと、私がずっとやっていて、主に市町村の現場でいろいろ対応する中で、いろんな意見を聞いて、何かしらノウハウとしてまとめようというので、（資料提示）こういう、皆様にもお配りしておりますけれども、こういう黄色い本にいろんなエッセンスを詰め込もうというので、こういうものを作りました。どうにか行政の現場に何かしら私自身が貢献できないかなという思いで、こういう活動をずっとしております。\r\n　では、資料に従って少しお話をできればと思います。\r\n　ちょっとイメージなんですけれども、自転車の絵がありますけれども、今まで私もいろいろ現場行って、市町村の防災課がとにかく一生懸命やっているというのはもう間違いないと思います。今後、これから防災庁ができて、やはりそのいろんな指針、いろんな方向性、そして都道府県もうまく巻き込んで、いろんな方向性を持って防災庁が日本の防災政策をどんどん進んでいただけると、そういうふうに思っているものです。\r\n　タイトルも「One Team,One Response」ということで、これ、ＡＳＥＡＮの標語で「One ASEAN,One Response」という、そういう言葉があるんですね。何か一つのチームとしていろんな災害対策に取り組むという、そういう意味でこういう言葉でいろいろ対応できればと、そんな思いでタイトルに付けさせていただいています。\r\n　私は、こういう今日発言の機会をいただいて、本当にこれまで準備室の皆様並びに多くの関係者が、こういった防災の、防災庁を設置するということでいろんな意見をこういうふうに議論しているということで、本当にすばらしいというふうに、大変感慨深くいろいろ拝見させていただいておりました。\r\n　防災については、いろんな海外行って、日本にも防災庁があるのかないのかとか、いろいろ質問されたりもします。逆に海外行くといろいろあるんですね。なので、そういった位置付けを踏まえて、この防災庁が日本の防災政策の転換点になると、そういう思いで私もずっといろいろ情報を得てきましたし、こういう場にお招きいただいたということで本当に有り難く思っております。\r\n　今、ここに九つ、一応論点として挙げています。主に行政の現場をどうしたらいいのかということを中心に今日お話しして、あと防災大学校、そして防災庁は事前防災を進めるということで事前防災について、そして最後、デザインという視点でも少しお話をして終われればと思っております。\r\n　私は、四ページにありますけれども、大きくここに五つ活動として挙げさせていただきました。\r\n　まず、災害対応を標準化しようというので黄色い本にまとめてありますけれども、八分野四十七種類というふうに業務を定義をして、いろんな自治体の行政の現場とか、皆さんが防災、災害対策、災害対応、何やったらいいんだろうというときに、こういう枠組みを提示する、数字で示すということで俯瞰して理解が進むということを目指してこういう定義をしています。\r\n　それを踏まえて、二つ目の災害対応工程管理システム、ＢＯＳＳというもので業務を管理する、そういったシステムを開発しています。\r\n　あと、実際やっぱり、座学で勉強するということに加えてやっぱりやってみようということで、体験的にかつ体系的に研修ができるものとしてＤＭＴＣというトレーニングセンターを東大に立ち上げて、訓練なんかをやっています。\r\n　さらに、やはり学習した証明としてどれぐらい能力があるんだろうかと、どれぐらいスキルアップしたのかということをやっぱり証明したいという意見も多くありまして、なので、能力認定制度というものを立ち上げています。これ、Ａ、Ｂ、Ｃという三段階で段階的にレベルアップしようということで、皆さんにこういう能力認定制度ということも受けていただいています。\r\n　最後五つ目、災害対策エグゼクティブプログラムというもので、社会人のリカレント教育というものも立ち上げています。これも、やはり社会人にもっと勉強してほしいと、特に組織のリーダー、トップ層に勉強していただきたいというので、こういう場を設け、研究をしてもらいつつ学ぶという社会人のこういう交流の場をつくっております。\r\n　今回、この場に私もお招きいただいたのは、森先生にこの災害対策エグゼクティブプログラムに生徒として来ていただいて、その御縁でこういう機会を今日いただいております。\r\n　先ほどの一つ目の災害対策を俯瞰して体系化しようというので、ちょっとカラフルな絵がありますけれども、四十七種類というので本部を中心に見ると、行政の現場ではこれだけのことを同時にやります。下に時系列でそれを書いてありますけれども、時系列に並べてもこれだけのことをやります。一つ一つがそんなに簡単に解決できるような問題ではありません。ただ、少なくともこうやって体系化して全体を見るということが大事だと思っています。\r\n　それを踏まえて、これをちゃんと工程管理システムというので、六ページですけれども、システム化をして業務フローを見て、今熊本とか神戸など、今写真で御紹介しておりますけれども、こういうふうに実際対応をどういうふうにやるんだということを、いろんなモニターとかいっぱいありますので、迷わないように業務のフローチャートをすると、いろんな検索をしたり、全てのノウハウをここに詰め込むということで、あの研修の様子の写真を紹介しています。\r\n　七ページに行きますけれども、やっぱりいろいろやってみるということで、逆にやることによって、ああ、この知識が足りないんであれをもっと知るべきだとかということで、実際にいろんな研修を体系的にやるということを今東大の方で進めております。\r\n　八ページ目が、国内でいろんな活動をしているんですけれども、この黄色い本の基になっているのが、今後ろに出しておりますけれども、実際現場に行くと本を見てくださいというわけにはいかないので、八ページ目の裏に、八ページ目に写真がありますけれども、こういう形で現場に行って、フローチャートで一見して災害対応の業務全体を分かるようにこういう紙を持っていって、いろんな首長さんとか職員の方に、今これをやらなきゃいけないね、次これだよねというので先取りでいろんな対応をできるような、こういうものを現場には持っていって、いろんな支援もこれまで行っていました。\r\n　国際的にも、これを英語にして持っていったり、いろんな、世銀のプロジェクトや、この委員会でもイタリアの話題が出ていますけれども、私も、二〇一六年のアマトリーチェのあのひどいときに現場に行って、いろんなイタリアの対応を実際、災害対応中のものを見てきておりますので、今回、それも内容として入れております。\r\n　九ページ、防災大学校の視点で議論にもなっているかなと思いますけれども、テキサスのこういったディザスターシティーにも二〇一七年にもう行って、ここでどんなことをやっているんだろうかという意見を聞きました。ここで聞いたのは、施設は立派なのは、もう世界中からいろんな視察が来るらしいんですね。ここでアメリカのこのスタッフに言われたのは、とにかくちゃんとカリキュラム作りなさいと、中身がないと施設が立派でもなかなか活用できないぞと。だから、まずカリキュラムを作れというので、こういう八分野四十七種類という視点でカリキュラム作っています。\r\n　下に、スリランカに二〇一九年に世銀の短期コンサルタントという立場で、スリランカのミニストリー・オブ・ディザスター・マネジメントと、防災省か庁か、ちょっと日本語にすると分かりませんけれども、ここに行って、一か月間、防災省のいろんな業務、何が課題か、何を改善すべきかをちょっと意見を言ってほしいというので、一か月間ここに毎日通っていろんな方と、国の方と話をして、スリランカの国としての防災政策どうするのかというのも関わらせていただきました。\r\n　十ページ、スイスにも先日行って、マレーシアの国家公務員もお招きして、いろんな訓練したり、国の様々な防災の立場の人といろんな意見交換をしています。\r\n　十一ページは、僕の原体験にもなっていますけど、もちろん東日本があったり、その前にも新潟中越地震とかいろいろありますけれども、今ここに朝倉市と倉敷市の対応の様子で示していますけれども、二つたまたま事例として、避難所運営の物資でいろんな食事を手配する人が、保健師さんがやっていたんですね、でも保健業務ではないんですよね。それで、やっぱり物資を提供するって大変なので、お二人とも、朝倉市も倉敷市も保健師さんが体調崩されて入院されたという、そんな事例もあったんですね。なので、やはり業務って本当に大変だなというので、どうにか支援をしたいということで、今、私こういう活動をさせていただいています。\r\n　十二ページからちょっと具体的に幾つか申し上げたいと思っています。\r\n　まず、提案一として、やはり防災庁は防災の専門家集団にすべきだろうと思っています。なかなか、きれい事ではないですし、現場に行ったらすぐに解決できる問題というのもそんなに多くはないと思います。やはり、そのときに防災庁の職員が現場に行って専門家として、今ここにキャプテンシップと書いてありますけれども、リードして現場を指揮命令するという、そういう考え方もあると思いますけれども、やっぱりキャプテンシップの発想で、いろんな課題を一緒に解決して、いろんな人を巻き込んで一緒にチームを運営していこうというスタイルが、僕は現場をいろいろ見て望ましいのかなと思っています。国、国交省の職員とかテックフォースとかいろんな方が現場にいますけれども、やはり誰かがリードして何か指揮命令という、そういうイメージはないなと思っています。防災庁の職員も、もちろん現場に行ったときにいろんな方を巻き込んで解決する、そういうスタイルを僕自身はイメージしています。\r\n　その際に、十三ページにありますけれども、専門家として、やはり災害対応の、今ここ基本原則と書いてありますけれども、今事例として私たちやっている八分野四十七種類を挙げていますけれども、やはり日本としての基本原則というのをしっかりつくった上で、いろんな各種システムですね、ＳＯＢＯ―ＷＥＢとかＢ―ＰＬｏとかいろんなシステムありますけれども、そういったシステムを開発できる、そしてそれを使って教育をする、そういった準備があって実際の災害対策、災害対応がうまくいく、そういった考え方が海外にもいろいろ通用するのかなと、そんなイメージを持っています。なので、基本的な型をちゃんとつくるということがまず防災庁の役割の一つでもあるかなと思います。\r\n　十四ページに行きますけれども、理論構築とあります。理論というとなかなか難しいんですけれども、左側に現象ドリブンというものがあります。現象ドリブンというのは、過去の災害こうだった、ああだったという検証は確かに大事です、それを踏まえて、右側の理論、枠組みというのがありますけれども、じゃ、そういった事例を踏まえて、何が本当に重要なのか、何を最適化しなきゃいけないのかということをちゃんと組み上げるということも防災庁の役割なのかなと思っています。なので、現象を理解した上で、ちゃんと枠組みつくったりフレームワークつくって、それを実務、教育に生かすという、やはりそのもう繰り返しなのかなというふうに思っています。\r\n　十五ページから二つ目、提案二ということですけれども、これは災害対応を標準化しましょうということです。海外行くと、ＳＯＰ、ＳＯＰという言葉がよく使われます。スタンダード・オペレーション・プロシージャーという、標準的な手順といいます。なので、いろんな、インドネシアとかスリランカとかマレーシアとかいろいろ話すと、我が国はＳＯＰがあって、それに従っていろんな対応をするということを言います。\r\n　アメリカだと、日本で有名なのは、ＩＣＳとかというのも、手順ではないですけれども、考え方としてそういった言葉があります。なので、日本もこういった災害対応のいろんな考え方、取組というのを、具体的にこういう言葉をつくるということも大事かなと思っています。それができると、ボランティアとか専門人材が民間も含めていっぱいいらっしゃるので、そういった専門人材のデータベース化をして、しっかりとそういった方に災害時活動してもらうということが大事かなと思っています。\r\n　レベル化の話もあります。イタリアは、Ａ、Ｂ、Ｃというふうに三段階あります。なので、そういった災害の被害の規模によって、Ａだったら地域でできる、Ｂだったら県が必要、Ｃだったら国が出るという感じで、ちゃんとレベル分けをすると現場も動きやすいのかなと思います。\r\n　十六ページ。これ、二〇一六年、イタリアの私行ったときの写真ですけれども、この現場で、じゃ、イタリアはどういうふうに活動してきたのかということです。ちょっと時間ないので全部は説明できませんけれども、右下の図の、ちょっとスキンヘッドのイタリアの格好いい方がいらっしゃいますけれども、彼と話すと、彼は国の職員です。現場に行って、国の職員が、じゃ、この被災地をリードして指揮命令をしてということではないんですね。彼は、現場に行って地元の職員とかと巻き込んで、ボランティアいっぱいいます、巻き込んで、いろいろ私が過去の知見を踏まえながらこの対応どうしたらいいのかというのをいろんな人に助言をしながら進めていくんですと。必ずしもリーダーシップを発揮するという、そういう感じではないんですね。\r\n　というので、十七ページ。実際、いろんな専門家がいて、女性も多いですし、いろんな方が現場で対応している、ボランティアも本部に入って情報を集めて対応しているという、そんな様子です。\r\n　十八ページ。地方に防災局を今二か所置こうとか、いろんな話があるというふうに伺っていますけれども、イタリアの場合は、リージョナル・レスポンス・ユニットといって、地域にこういった配置をして、いろんな対応、訓練、標準化をして、何かあればそのチームが全国から集まるという、そういうスタイルでチームを組んでいます。\r\n　十八ページの下に、建物の被害認定調査とか避難所運営とか、避難所運営なんかは、事前に三十時間研修して専門職として認定された人がバッジをもらって、実際現地で働くということです。私行ったときも、避難所に、すごい、女性でばっちりユニホームを着て運営している、そういった方が多くいらっしゃいました。\r\n　十九ページ。ちょっと参考までに、イタリアのＡ、Ｂ、Ｃというので、こういったレベル化がされているというので、参考資料です。\r\n　二十ページ。提案三ですけれども、防災ＤＸ、これはもう、ＤＸはＳＯＢＯ―ＷＥＢがあります。いろんな情報を集めるようなツールは今いっぱいあります。ただ、実際、情報を入力するのは今市町村なんですね。だから、ちゃんとした情報が本当に集まる体制をつくれるかということです。\r\n　二十一ページ。集まった情報を、じゃ、どうやって処理するんですかと。そっちがやはり目的なので、災害対応の視点でいったら、ハザード、いろんなハザード情報を集めて人や建物から被害量を推計して、じゃ、この被害だったらどういう対応、業務量が必要で、どれぐらい期間必要で何人必要なのかという、ここまでちゃんと計算しないと、集めた情報だけでは不十分だと思っています。\r\n　二十二ページは、今これは、市町村がいろんな意思決定をされています。これは、やっぱり経験や勘にいろんな依存することもあると思うんですけれども、例えばここに書いてあるのは、避難情報発令支援システムと仮で書いていますけれども、全域避難とかって今出しています。でも、これも、ある程度ピンポイントで機械的に出すということを、もう少し判断を支援するところまでシステム化するということが大事だろうと思っています。\r\n　二十三ページ。物資や救助法、被災者支援メニューの一元化とか、ワンストップとかいろいろありますけれども、これも情報を集めるだけじゃなくて、得られた現在の状況から、じゃ、物資は、一週間後、一か月後どれぐらい物資が必要なのかというのを推計してちゃんと提示をしてあげる。今、情報を現場からもらって、じゃ、物資届けましょうって、Ｂ―ＰＬｏ、私も経産省のこの前身の委員会入っていたときに、情報を集めるのはあるんですけど、集めた情報から、じゃ、物資提供しますというと、現場届いたときにはもう遅いんですね。なので、事前に推計する。\r\n　二十四ページ。ちょっと下の方行くと、イタリアの物資の話。もうこうやってコンテナ使ってうまくやるというので、日本とちょっと物資の様相も変わります。\r\n　二十五ページ。民間活用しましょうというので、いろんな人がいっぱいいますので、その認定基準ちゃんと作ろうということです。\r\n　二十六ページ。ボローニャ行くと、右側の椅子がいっぱい並んでいる写真は、ボランティアがちゃんと入れる場所をボローニャ市の中につくっているんですね。市の本部会議をする部屋の隣にこういう大きな部屋があって、ボランティアが活動する場所を設けています。\r\n　なので、二十七ページから行くと、いろんなインセンティブの制度があります。ボランティア活動したら税金が免除されるというので、二十八ページ、法律を幾つか参考に載せています。\r\n　二十九ページ。事前防災推進しましょうというので、これは防災庁ができて、本当に土地利用を含めて、いろんな土地利用の政策、制度も含めて進むのかなと思っています。企業の災害対応コミットメントラインのような企業への対策も進むのかなと思っています。\r\n　防災大学校に関しても認定基準を作って、何を教えるのかというのと、三十二ページ下に、能力、どういう能力が必要なのかというのも併せて勉強をさせると。三十三ページ。座学だけじゃなくて、実習、実践しましょうと。三十四ページ。アメリカのＦＥＭＡみたいに、全米のものを危機管理庁が全部研修をコントロールしていると。\r\n　最後、三十五ページ。いろんなロゴ、今、ＢＮＰＢ、インドネシア国家防災庁、真ん中、イタリア、ＦＥＭＡ、アメリカ、ロゴ並べていますけれども、やっぱりちゃんと格好いいものを作るということも大事だと思います。格好いいというのは見た目の美しさだけじゃなくて、次のページ行くと、資料やらいろんな、ＤＩＣＯＭＡＣってイタリアの現地の本部のことですけれども、こういったものが貼られていて分かりやすいんですね。なので、見た目の美しさ、格好良さに含めて、プラスしてちゃんと機能も設計できるということで、こういう、防災庁も格好いいロゴとかいろいろできるといいのかなと思います。\r\n　次の三十七ページ。まとめですけれども、業務理解して、情報管理して、空間・機能配置設計して、リソースをちゃんと運営できると、それを防災庁を中心にワンチーム、ワンレスポンスで対応できる、そういう体制ができるとすばらしいなと思っています。\r\n　以上で終わります。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_004","order":4,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/4","speech_text":"○委員長（下野六太君）　ありがとうございました。\r\n　次に、大西参考人にお願いいたします。大西参考人。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_005","order":5,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/5","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　高知県黒潮町長の大西と申します。\r\n　今回、このような貴重な機会をいただきまして、ありがとうございます。また、これまで防災庁設置に向けて積極的な御議論をいただいております先生方を始め関係者の皆様に、現場を預かる者として、また一国民として深く敬意を表するところです。\r\n　本町は高知県西部の沿岸部に位置しまして、県内あるいは他県の沿岸自治体と同様に、地震、津波におきまして、歴史上これまで、宝永、安政、昭和を始め、発災その都度被害を被ってまいりました。しかしながら、直近の一定規模の被害となりますと昭和二十一年の昭和南海ということになりまして、現在の本町の状況を語弊を恐れずに申し上げますと、未災地とカテゴライズすることができようかと思います。\r\n　したがいまして、発災時の対応や復旧復興については未経験という立場でございますが、御承知のとおり、未曽有の被害となりました東北地方太平洋沖地震から一年後に南海トラフの巨大地震モデル検討会から公表されましたいわゆる当時の新想定におきまして、本町に対し国内最大の三十四・四メートルという最大津波想定高が示され、その後、国、県から大きな支援をいただきながら、今日まで官民一体となって各種防災対策を講じてきたところです。\r\n　行政も全力で防災対策を推進し、住民におきましても、行政のみの防災の限界に対する認識をしっかりと持つこと、並びに他者に過度に自らの命を委ねることのないよう、事前の備えと併せて、つまり、そのときそれぞれがしっかりと避難行動が取れる、とにかく命を確保する、それが災害に対する主体性を持つ取組を進めてきたということでございます。\r\n　去る四月の衆議院の災害対策特別委員会におきまして、御自身も被災され、後の対応、また復旧復興の陣頭指揮を執ってこられました菅原気仙沼市長も繰り返し訴えておられたように、とにかく直接的な犠牲者を出さないこと、本町が進めてまいりました各種防災施策、対策、活動はほぼここに主眼を置いて進めてきたと言っても過言ではございません。\r\n　防災庁の設置に向けた御議論で、スフィア基準などを踏まえ生活環境の抜本的な改善に向けた取組を推進するとされたことは大きな前進であると評価をいたしますが、何よりもまず命を守る取組が進むよう期待をするところです。\r\n　その上で、三点意見を申し上げます。\r\n　まず、防災立国推進基本方針における防災庁の担う具体的な事務として挙げられております大規模災害に対する事前防災の推進について、今後、地域レベルで具体的なシミュレーションに基づく災害評価を通じて社会や地域の弱部の抽出が進んでこようかと思います。\r\n　本町におきましては、せんだって内閣府に医療分野の救急搬送等における弱部分析を実施いただきました。ここでは詳細について申し上げる時間はございませんが、分析による現状及びリソースの不足等の把握というのは非常に有益でございまして、今後、各分野で弱部の洗い出しに取り組む際、積極的な国の関与を期待するところです。\r\n　今後、弱部が洗い出されることになりますと、不足するリソースをどうカバーしていくのかということになりますけれども、その際、非常時対応のためのリソースを平時から配置しておくことのこのコストに対する議論、これを避けて通ることができないということになろうかと思います。これを地方の責務においてとされますと、現在の地方財政の状況、少なくとも本町におきましては相当程度限定的な対応にならざるを得ず、弱部の洗い出しにつきましては、分析から、それにしっかりと対応するための国の積極的、強力な財政措置がなくては絵に描いた餅にならざるを得ないと、そのように認識をしています。\r\n　加えて、非常時におきましては、平時と違いまして、インフラの寸断や情報収集の遅延、一定リソースの毀損等も覚悟しなければならず、ニーズに的確に、的確かつ迅速に応えるためには、ニーズ総量を上回るリソースの確保が必要である上、災害対応のためのリソースは多岐にわたりまして、防災庁に付与されるとされております勧告権は財政当局に対しても実効力を伴うものでなければならないと思っています。また、各府省庁と連携した災害対応の強化につきましても是非御留意をいただきたいと考えています。\r\n　次に、二点目、国民の行動変容を促す普及啓発、防災教育について申し上げます。\r\n　二〇一二年に本町に示されましたいわゆる浸水想定が余りにも衝撃的であったため、想定公表直後から町内では、逃げても無駄、あるいは逃げないといった声が聞かれるようになり、発言が本心のものかどうかは別としまして、そのような雰囲気が町内に蔓延しそうになったことは事実でございます。ゆえに、本町が最初に掲げた目標は、避難放棄者を出さないとせざるを得ませんでした。以降、住民対応を土台に各種防災対策を推進してまいりました。\r\n　資料、表紙おめくりいただきまして、一ページを御覧ください。このグラフは、想定公表時からずっと防災活動履歴を整理してきたものでございます。\r\n　現在ではもう学校や地区の防災活動というのは完全に自走しておりまして、全ての活動を現在把握できているわけではございませんが、行政が把握できているだけでもこのようなボリュームとなっております。本町の津波防災が一定評価をいただけるとしたら、この地域とのコミュニケーションのボリュームと、その対話の推進エンジンとなりました行政の、行政全職員による防災地域担当制であろうかと思っています。\r\n　このように、官民一体となって防災を進めてきた結果、避難を放棄する声は聞かれなくなりまして、地域での自主的な防災活動の充実など、一定主体性の醸成は進みまして、想定公表当時と比較した場合、いわゆる行動変容の一例と言ってよろしいかと思います。\r\n　振り返ってみますと、この地域との対話を始めた頃は、私も含めまして職員も災害事象や防災に対して十分な知識を持っていたとは到底言えず、それでも試行錯誤で進めてきたというのが実際のところでございます。語弊を恐れずに申し上げますと、正しい知識や理論はもちろん重要でございますけれども、それを発信するだけで国民の主体性の醸成や行動変容が起こるとは到底思えません。したがいまして、補完要因が必ず必要でございます。\r\n　本町における主体性の醸成の要因として、幾つか考えられようかと思いますが、まず本町では、県の強力な財政支援を基に避難インフラの整備を進めてまいりました。主なものを申し上げますと、一時避難場所につきましては約百五十か所、これ町内でございます。避難道は約二百五十本、避難タワーは六基、これら設置箇所や構造を含めて全て地域とのワークショップを繰り返しながら官民一体で整備を進めてまいりました。その後、世帯別の状況把握のために戸別避難カルテというものを策定させていただきましたが、こちらにつきましても相当程度住民の皆様の御参加をいただき、このグラフで分かるように、相当のボリュームでコミュニケーションを図ってきたということになってございます。\r\n　このように、自分たちが整備計画策定に参画した、実際にその避難インフラの整備が目に付き始めますと、過程と結果が結び付く、あるいは防災対策が少しずつ前に進んでいることの実感を持っていただけた、こういったことも一つ大きな要因であろうかと思います。これらは本町のような小規模自治体であればこその手法だと思っていまして、大規模な自治体でこれがそのまま実施可能とは思いませんけれども、申し上げたように、単なる防災情報や、こうあるべきだというべき論の発信による啓発だけでは、その効果は限定的であると考えています。\r\n　総合的、戦略的なコミュニケーションデザインの検討がうたわれていますように、国民の行動変容を促すに至るには相当程度の工夫と労力が必要でございます。そう考えますと、いわゆる防災教育、これは非常に高い優位性があると思われます。\r\n　本町では、二〇一三年より、現東京大学の片田先生に御参画をいただき、命の教育と称する防災教育を進めてまいりました。\r\n　ここでは全てを説明する時間ございませんが、まずこの優位性につきまして、義務教育期間ということで悉皆性が高いということ、それから一定長期間、防災教育について、防災について学ぶことができる。そして、その効果につきましては、座学だけではなく積極的にフィールドワークで地域に入りますと、彼らは地域の防災を動かす力がございます。彼らというのは生徒のことでございます。その効果は、防災のみならず、過疎の進む地域に暮らす住民にとっては本当に心強いものでございますし、生徒にとっては地域から頼られることによる自己有用感、これが更なる取組につながったといった好循環が生み出されました。これはほんの一部の紹介でございます。\r\n　また、防災教育を始めた当時中学生だった生徒はもう既に社会に出ておりまして、防災について深い理解を持ちながら、社会でも活動し、そろそろ人の親になろうかという時期を迎えております。\r\n　防災は単なる学問ではなくて、防災を日常に溶け込ませ、社会実装されなければならないものです。\r\n　資料をおめくりいただきまして、三ページを御覧ください。こちらのイメージ図でございますけれども、この社会実装されなければならない防災資源として最たるものの一つがこの人材であろうかと思っています。\r\n　あと十年もいたしますと、黒潮町で防災教育を受けた世代が二十数年という分厚い世代層を構成いたします。国民の行動変容を促すと同時に、人材育成としての防災教育も、単なる知識の詰め込みではなくて、命と向き合い、防災分野に限らず、主体性を持った人間を育成することに主眼が置かれるべきでありまして、決して容易ではございませんけれども、息の長い取組であるからこそ、その効果は絶大でございます。\r\n　最後に三点目でございますけれども、御議論いただいております災害対策基本法の改正において、現行でも災害に備えるための措置の適切な組合せがうたわれておりますように、災害大国である以上、十分な備えを講ずることは責務であります。加えて、今回の改正により、災害が国民の安全、国民生活及び国民経済に及ぼす影響について、科学的知見に基づき調査、予測及び評価が進んでまいりますと、弱部が洗い出しをされ、その対応を推進していくということになろうかと思います。\r\n　その際、私たちも、基礎自治体として、当然のことながら、これまで以上に創意工夫を重ねながら、労力を掛け、防災対策に邁進してまいりますけれども、私たちのような小規模自治体ではなかなか手の届かない対策もございます。その一つが、例えば広域インフラの整備についてでございます。\r\n　資料をもう一枚おめくりいただきまして、四ページを御覧ください。上段にあります図が四国全図でございまして、左下の方に少し黒っぽいところがあろうかと思いますが、ここが黒潮町でございます。\r\n　本町は、いわゆる平成の大合併におきまして二町が合併して誕生した町です。当然、旧町単位に役所がございまして、非常時には本庁舎に災害対策本部を立ち上げることとしており、こちらは十年ほど前に浸水区域から浸水区域外に移転をいたしました。もう一つの庁舎は深刻な浸水区域にあることから、五キロほど内陸部に入った森林組合のスペースをお借りして災害対策支部を立ち上げる計画としております。\r\n　この災害対策支部を立ち上げなければならないのは、インフラの脆弱性によるものでございます。現在、この旧両町を結ぶ道路としては国道一本しかございませんで、かつ海岸部を通っており、大規模災害時における評価は非常に脆弱であると言わざるを得ない状況です。\r\n　現在、下段にあります県の道路啓開計画では、国道は三日で啓開されるということになっておりますけれども、写真御覧になって御理解いただけようかと思いますが、本町といたしましては、その脆弱性によって、もう三日で啓開されるという楽観主義に立った防災計画をしっかりと今後見直しに着手をしていくと、このような予定としております。\r\n　現在、災害対策本部を設置する本庁舎から災害対策支部を設置する森林組合までは、距離にして二十六キロ、通常時でございますと車で約三十分程度の時間でございますが、国道寸断ということになりますと、信頼性の高い迂回路は、図、四国全図の図で示させていただいております赤いライン、距離にして三百九十五キロ、車で約五時間半ということになります。この赤いラインのほぼ全ての区間では、一部違いますけれども、ほぼ全てが高規格道路ということになってございます。\r\n　このような環境下ではございますけれども、現在、この旧両町を接続する方針で高規格道路の建設が進んでおりまして、災害時の移動や流通を支えていただけるだけでなく、沿岸部走ることから、浸水区域内では道路構造物そのものが避難インフラとしての機能を果たすということに地域住民も大きく期待をしているところです。\r\n　もう一度資料四ページにお戻りいただきまして、左下段、黒く塗られた黒潮町域内に緑色のラインが見えようかと思います。こちらは、重機等の不足により啓開作業の開始にめどすら立っていないとされている路線でございます。いわゆる国道から中山間地域につながるフィーダー路線ということでございまして、この啓開のめどすら立っていないというのは、救急搬送機能ばかりでなく、発災後七十二時間、いわゆるゴールデンタイムと言われる人命確保のフェーズにおきましても、人命捜索活動を大きく阻害する要因となってございます。\r\n　インフラ、もうこのように脆弱なインフラや人的、機械的リソースの不足というのは、人命確保及びその後の復旧復興を円滑に進めるための事業者の人命確保及びその後の対応に大きく影響を及ぼすことになります。加えて、災害時の即応能力、その後の復旧復興を円滑に進めるための事業者並びに建設作業従事者をどう維持確保していくのか、平時の事業量の確保や仕組みづくりというのは喫緊の課題でございます。\r\n　我が国は、災害大国である以上、防災にはひるむことなくインフラや人材に投資をする姿勢が必要でございます。災害大国にありながらその備えを怠りますと、多大な被害を余儀なくされ、中でも人命は取り返しが付きません。\r\n　本町はこれまで、国、県の支援を受け、住家の耐震化や避難インフラの整備を進めるとともに、人命に大きく作用する避難、早期避難率の向上、つまり避難行動に寄与する災害に対する住民の主体性を醸成するため、あらゆる施策を講じてまいりました。\r\n　次ページ、五ページをよろしくお願いいたします。こちらは、二〇一二年に県から公表されました被害想定でございます。二〇一二年当初。\r\n　もう一枚おめくりいただきまして、六ページお願いします。最上段に二〇一二年の想定で津波二千百人とございますが、こちらは死者数の想定、二千百人でございます。先般見直しをされまして、二〇二六年に見直しをされまして、その想定で四百六十人まで圧縮、約八割の減ということでございまして、まだ道半ばではございますけれども、これまでの取組の効果が一定出ていると捉えております。\r\n　しかしながら、地震、津波のみならず、それよりはるかに頻度の高い、発生頻度の高い豪雨、土砂災害等、国を俯瞰すると、各種防災インフラの整備はまだまだ加速する必要がございます。全てが防災庁の直接的な所管する事業ではございませんけれども、防災庁に付与されるとされている総合調整権限並びに勧告権などをしっかり有効に運用いただき、防災庁の強大な、強力なリーダーシップの下、国土強靱化の取組と併せて、防災大国、防災立国実現に向け、各種防災施策の推進を強力にお願い、強力に推進していただくことをお願いいたしまして、意見とさせていただきます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_006","order":6,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/6","speech_text":"○委員長（下野六太君）　ありがとうございました。\r\n　次に、栗田参考人にお願いいたします。栗田参考人。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_007","order":7,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/7","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　私のような者をお招きいただきまして、大変恐縮です。\r\n　全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、通称ＪＶＯＡＤと呼んでいますが、その代表理事を仰せ付かっています栗田と申します。\r\n　その下にＮＰＯ法人のレスキューストックヤードとありますが、これは私が母体とする一ＮＰＯでございまして、名古屋に拠点を設けて、それこそ阪神大震災以降三十年、この活動に取り組んでまいっております。まあ言ってみれば、レスキューストックヤードが一ＮＰＯということで虫の目。ただ、俯瞰をしてしっかりと連携体制を整える、そういう機能が必要じゃないかと。東日本大震災も推計三千団体ぐらいがＮＰＯが入ったんじゃないかと言われていますが、一体誰がどこで何しているかよく分からないということではいけないんじゃないかということで、このＪＶＯＡＤというのを鳥の目として対応させていただくということが二〇一六年の設立でございます。\r\n　一ページおめくりいただきたいと思います。二ページ目です。\r\n　私たちは、今日は両方の立場からお話しさせていただきますが、ＪＶＯＡＤとしては、今申し上げたように災害時のコーディネーションを行う組織であるということで、先ほど申し上げたように、ＮＰＯ、いろんなボランティアが様々被災地に行きますが、そこをどうやって調整するのかということで、私たちが目指すべき姿は、次のページ、三ページでございます。\r\n　この左側に丸打っているところ、ＮＰＯ・企業等とありますが、私たち三者連携と呼んでいますが、行政、それから一般ボランティア、まあ社会福祉協議会が多いですが、で、ＮＰＯ・企業と。\r\n　これも、企業を分けて四者連携とすべきだったのかなという向きもありますが、まあまあ、民間支援という枠組みの中で、丸の中にＮＰＯとか企業等、そういうものが、ひっくるめて表記させていただいておりますが、そこと一般ボランティアの話が少しごっちゃになっているんじゃないかと。防災庁が設置されたときには私たちも重要なパートナーとして連携させていただきたいというふうに思っておりますが、世の中的にはＮＰＯもボランティアもひっくるめてボランティアという向きがあるんじゃないかと。\r\n　ただ、役割はそれぞれ異なります。両方大事だというふうに思っております。特に、この右側の一般ボランティアは、最近では二〇〇四年以降、災害ボランティアセンターが設置されまして、本当に多くの人たちが災害ボランティアセンターを通じて様々なボランティア活動を行って、能登半島地震では約十九万人ということでございます。\r\n　だから、この一般的なボランティアさんをしっかりと受け入れてその復旧復興を行うということをこれからも大事にしていきたいということは思う一方、ただ、幾らボランティア頑張っても、専門的な知識とか様々な深みを持った活動をしていくというのはやっぱりＮＰＯとか企業の力が必要だと。そこが、ボランティアもＮＰＯも自分たちの意思で動きますので、だからそれが、誰かに届け出てやるわけではありませんから、やっぱりばらばらとなっちゃうんですけれども、そこをここに書いてある災害中間支援組織というところがしっかりと把握しながら調整をすると。今回、能登半島地震では、石川県にはまだ災害中間支援組織が設置されておりませんでしたので、多少ＪＶＯＡＤが出張っていって、一月の二日からそうした対応、参画させていただきましたが、大体、能登半島地震で四百三十団体ぐらいが、ＮＰＯが現場で活動しております。\r\n　そういった災害中間支援組織を軸としながら、実際どこで誰がどうしているのか、それに対して何が課題なのか、そこに対してしっかりと調整しないと、支援の漏れ、むらができるんだろうということです。だから、この支援の漏れ、むら、ないようにしっかりと調整をして対応していく、それで初めて被災者の困り事やニーズに達成できるんじゃないかと。\r\n　ただし、そこに行政がしっかり絡んでいただかないと、私たちだけではもちろんできないこともたくさんあります。行政がしなきゃいけないこともたくさんあります。だから、これを三者連携と呼んで、この体制づくりをＪＶＯＡＤ設立以降、対応させていただきました。\r\n　次のページをお願いします。\r\n　このＮＰＯと一般ボランティアの連携みたいなところで、ボランティアセンターとの連携の事例ですけれども、これはピースボート災害支援センターというところがまとめた表ですけれども、先ほど申し上げたように、能登半島地震では珠洲市が大変な被害に遭って、そして、それぞれ技術系と言われる団体が入ってきました。でも、例えばＡさん宅にどの団体が入る、Ｂさん宅にどの団体が入るということを調整をしないとやっぱり漏れ、むらができますので、そこをボランティアセンターと協働した。\r\n　何でボランティアセンターかというと、やっぱり災害中間支援組織を、将来的にはというか、本当は市町村の中にあるといいんですが、市町村でそういう調整機能を行うＮＰＯなんかほとんどなくて、奥能登もＮＰＯが少ない地域ですから、どうしてもやっぱり社協にニーズが集まるんです。社協にニーズが集まって、じゃ、その技術系の必要な、例えばブルーシート張ってみたいなニーズがあったとしても、今日並んだボランティアセンターの人にブルーシートを張ってというわけにいきませんから、でも、それができますよというＮＰＯがありますから、そこをきちんとつないでいただいて対応したと。\r\n　特に、この真ん中辺りの車両救出とあるじゃないですか、二百二十六件。これは、能登の方々は納屋に軽トラックとか農機具しまっていらっしゃるので、それごと潰れましたよという話ですよ。だけれども、それがないともう一歩も動けないんだという方々に対して、これも一般ボランティアでは無理なんですが、軽トラックが埋まっている納屋をしっかりと養生しながら、見える範囲だけチェーンソーで切り開いて、そしてウインチで軽トラックを出すと。これでどれだけ多くの方々が救われたかというか、これでお母ちゃんを病院に乗せていけるとか、これでようやく近所にスーパーに買物に行けるとか、そういう方々が続出したわけですよね。\r\n　この機能って、じゃ、誰がするのかといったら、やっぱりこうした技術を持っているＮＰＯしかもうないということだと思います。なので、こうした実践が、やっぱりしっかりと行政等も含めた連携体制の中で果たしていかなきゃならないということがあると思います。\r\n　もう一枚おめくりください。\r\n　これは、レスキューストックヤード、私の母体であるところの能登半島地震での対応ですが、トイレはやっぱり最悪の状態でした。これはしようがないですね。私たちも、拠点が名古屋ですから、名古屋も南海トラフが来ますよというふうにずっと言われていますから、防災士の育成とか、名古屋大学と連携しながら様々な人材育成を一緒にさせていただいておりますが、その中でスーパーボランティアがいっぱいいます。その方々が能登半島地震にいっぱい行ってくれて、まあしようがないからぐっと突っ込んで、それで全部きれいにして、それでビニール袋を二枚重ねますと。一枚目に、それだと、外しませんから固定しておきます。もう一枚掛けます。新聞紙の全面を半分に切って四つ折りにしたものを下に敷きます。用を足します。凝固剤掛けます。ということで、一枚目のビニール袋だけぎゅっと取り出して口結んで、これ燃えるごみなんですね。これができると、かなりトイレが衛生的に使えます。\r\n　でも、スーパーボランティアは、そのことを自分たちでやるということじゃなくて、その避難者の方々にこれを教えなきゃいけないということで、その後、何回も講座を開きます。そうして、いつの間にか住民が自発的にそういうことができるようになる。そして、住民も、私たちトイレ当番やってもいいよというグループができます。そういうような、自主運営といいますが、これを、行政何やっているんだみたいなこと話をしていても、もうらちが明かないというか、もっともっとこういうことが分かる、元々知っているか知っていないかだけのところもたくさんありますから、そういうことをしっかりと対応していかなきゃいけない。\r\n　ただし、私が一月三日にこの穴水町とか珠洲市とか回りましたが、そこでやっぱり、玄関入ってすぐにですよ、避難所のこんな固い床の上で人が寝ているわけですよ。これは本当に災害関連死が出るぞというふうに思いました。どうすればいいのか。\r\n　そういう意味では、本当にそうした事前対策の充実と、災害が起こったときにすぐにそういう方々をきちっと見れる住民が育たないといけないんだと。幾ら頭でっかちでいろんな装備を備えたとしても、それを誰が使えるのか、誰がやるんだということになると、これ住民自身が育っていかなきゃいけない。そこに、ＮＰＯも限界がありますから、今言うところの地域住民の育成というところをやっぱりやっていかなきゃいけないんじゃないかなということを思うところであります。\r\n　六ページのところに、私もアドバイザー会議に参画させていただきましたが、今申し上げたように、行政だけではできることできないこと、いろいろありますから、そこに官民連携が必要だというふうに申し上げました。だから、その意を酌んでいただきまして、この漏れ、むらのない被災者支援の実現とか産官学民連携体制の強化とか、こういうことをしっかり盛り込んでいただきました。私たちも、微力ですが、ここにしっかりと、先ほども冒頭で申し上げましたように、パートナーとしてしっかりと関わっていきたいというふうには思っております。\r\n　防災庁ができるできないにかかわらず、その次のページを見ていただきますと、これは令和七年六月六日の閣議決定をいただきました施策でございますが、その目標の一つに、都道府県域における災害中間支援組織の組織率を令和十二年までに一〇〇％にしましょう、あるいは全国の市町村の地域ボランティア人材育成研修の開催を令和十七年までに一〇〇％にしましょう、こんなことが閣議決定された。これ、私たちは歓迎しているといいますか、これをしっかりと官民連携でやり遂げなきゃいけないという覚悟でいます。\r\n　一ページおめくりいただきますと、この避難生活支援・防災人材エコシステムの構築ということでこの研修をやっております。これは、令和二年の五月の防災・減災、国土強靱化新時代の実現のための提言によって生まれた研修でございます。今までに、令和四年から六年までで二千名、令和七年以降も二千名。この令和六年のところで、そろそろモデル研修終わりだみたいないつものパターンになりかけましたが、令和七年、あっ、令和六年の能登半島地震で、これはもっと進めるべきだということで御了解いただいて、現在までに二千名の方々がこの講座を受講して育っております。\r\n　これが重要だと思うのは、地域には、本当にこの研修の意義を理解されて、地域のためなら尽力したいと考える人は必ず存在します。それが町内会長さんであったり、あるいは民生委員さんであったりボランティアであったり、いろんな方々がやっぱり地域に存在するはずなんです。そこを、行政に任せていけば何とかなるんだみたいなところを逆転させて、自分たちで自分たちの地域の命を守り合おうというようなことをここではしっかりとお伝えさせていただいています。\r\n　この研修は現場のリアルを伝えますので、皆さん方どうでしょうか、避難所に来られて全然話をしない方、もう青ざめている方、泣いていらっしゃる方、そういう方々にどうやって声掛けられますか。勇気要りますよ。勇気要るんですが、お困り事ありませんかということで、そういう方々をちゃんとつないでいただく方、発見していただく方、まずは気付く方、こういう方が必要だろうと思うんです。そこはやっぱり、災害ケースマネジメントの議論も進んでいますが、仕組みに乗せる前に、それを誰が気付くんだという話が最初にあるんです。それは、結局、いろんな関わりの中で、奥能登は特にそうでしたけれども、自分たちで助けてと言ってこないんですよね。言ってきたら分かるんですよ。言ってくる方もありますよ。だけど、ほとんど言ってこられない。だって、避難所って皆さんがいらっしゃいます。そして、その避難所の中で自分だけつらいとか自分だけ厳しいと言えない、言えないんですよ、なかなか。そこをしっかりとぴいんとアンテナ張って見ている住民がいて、あんた大丈夫ですかと声掛けて、気付く。でも、自分たちだけで何とかしたいと。ダンボールベッドがないといって文句言うんじゃなくて、例えば今日座っている椅子も、工夫すればベッドになるわけですね。\r\n　そういうことを、環境を整えつつ、そして、自分たちだけではやっぱり無理なので、専門職とか行政にきちっとつなぐ。この方々、これやっぱり、気付く、そして整える、そしてつなぐ、こういうことが分かった方々を是非全国でもっともっと増やしていきたいというふうに思っております。この研修を是非先生方も御覧いただきまして、一緒に考えていただきたいというふうに思うわけでございます。\r\n　次のページお願いします。\r\n　これは、災害中間支援組織が、この閣議決定の中で内閣府防災の普及啓発の御担当によりかなりアクセルをぐっと踏んでいただきまして、ようやく二十八まで来ました。令和八年度中に、未設置の十三県においても立ち上げ支援事業を展開いただいております。だから、この議論はどんどんこれも進んでいるところですが、次のページお願いします。\r\n　この災害中間支援組織を設置するという、この一〇〇％目指そうということは、設置することが目的ではなくて、設置した後、いかに都道府県ごとに連携体制が構築できるかということに懸かっていると思います。各都道府県の災害中間支援組織を軸とした連携体制を整えていかないといけないと思っていますが、防災庁が頑張るということイコール、都道府県ごとでやっぱり災害対応異なりますから、東日本大震災でも都道府県ごとでした、だから、やっぱり都道府県ごとの本気度を上げていただくようなことを防災庁には期待したい。\r\n　そして、平時の対応が鍵です。災害時のとき頑張りましょうというわけにいきませんので、その災害対応を維持させるための財源の確保が必要だというふうに考えます。\r\n　民間支援の拡大を図って、そして、多様な分野の、多様な分野というのは、次のページの十四分野というふうに分けておりますが、例えばこの六番の子供でございますが、これ、子供の支援、例えばふだんから子供食堂をやっている人たちは災害時にも活躍してくれますよね。ところが、今はその被災援護協力団体のところに枠としては入っておりません。だから、これもったいないので、こういう被災援護協力団体せっかくあるので、そこをしっかりと充実させて、そして、中間支援組織がそれをしっかりと、ＮＰＯ同士が連携する場をつくって都道府県とも連携して、こんな姿を皆さんで目指していくということに是非御理解と御協力いただきたい。\r\n　最後の十二ページの問題は、もう時間ございませんのでまたお読みいただきたいんですけれども、広域避難への支援に関しましては、さきの災害対策基本法等の一部修正で、誰がどこに行ったのか分かるようにしましょうというところもありましたが、でも、誰がどこに行ったか分かって家を貸しますよという制度があっても、それを誰が見るんだと、ハードがあってもソフト面が。だって、能登でも、おばあちゃんたち、おじいちゃんたちが、右も左も分からない方が避難していらっしゃる方、そこに何も支援がないというのはおかしい。\r\n　これは今、復興庁が東日本大震災の広域避難者支援に対して二十六の拠点を設けております。これが、こういう仕組みがなぜ生かされなかったのか。これはやっぱり、今後、官民連携の抜本的な支援が構築だというふうに思っております。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_008","order":8,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/8","speech_text":"○委員長（下野六太君）　栗田参考人、恐縮ですが、大変恐縮なんですけれども、時間の関係もございますので、おまとめください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_009","order":9,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/9","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　ごめんなさい。\r\n　以上でございます。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_010","order":10,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/10","speech_text":"○委員長（下野六太君）　ありがとうございました。\r\n　以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。\r\n　これより参考人に対する質疑を行います。\r\n　なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。\r\n　質疑のある方は順次御発言願います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_011","order":11,"speaker":"脇雅昭","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/11","speech_text":"○脇雅昭君　自由民主党の脇雅昭でございます。\r\n　本日は、三人の参考人の皆様、大変お忙しい中、貴重な知見をお聞かせいただきまして、誠にありがとうございます。\r\n　私、かつて神奈川県におきまして、コロナ対策本部の中枢として危機管理の最前線で仕事をさせていただきました。当時、ダイヤモンド・プリンセス号への対応や国内初の市中感染者の確認など、神奈川は常に危機の最前線でありました。その中で痛感したのは、参考人の先生方からもありましたけれども、今何が起きているか、そして、その病室ですとかマスクを始めとしたどれだけリソースが足りていないかという現状の把握をいかに迅速かつ正確に行い、限られたリソースを最適に配置するかというオペレーションの成否がそのまま命に直結するという重たい現実でございました。また、応援に来てくださる外部の専門家や民間セクターの方々と組織を動かす行政職員、この外と中をつなぐ存在の重要性も身をもって知ったところでございます。\r\n　今日の参考人の方々のお話を当時の経験に重ね合わせて伺っておりましたけれども、こうした経験も踏まえつつ、本日は、防災庁設置法案が掲げる理念や、組織が確実に機能していくために何を大事にしていかなければならないか、参考人の皆様の御知見をいただければと思っております。\r\n　まず、現場のトップとして地域防災を牽引されてこられた大西町長に伺わせていただきます。\r\n　本法案では、改正により、科学的なリスク評価に基づく事前防災を基本理念に追加することとされております。先ほど町長もおっしゃっておりましたけれども、そのときに国が厳しい科学的データを提示するだけだと、その内容が厳しいが余りに住民の避難諦めを招くことなく実効性ある事前防災へと確実につなげるためには、やはりコミュニケーションデザイン、そして特に防災教育が重要である、そのお話を伺ったところでございます。その際の防災教育の教育者側の育成をどのように進められておられるのか、お聞かせいただければと思います。\r\n　もう一点でございますけれども、私はまだ黒潮町伺ったことないんですけれども、ホエールウォッチングですとか砂浜美術館ですとか観光客誘致にも非常に力を入れている、そんな魅力的な地域だと理解しております。我が国としても、観光立国を推進して、各地域から、外から人を呼び込む、そうしたことをやっているところでございますけれども、進められているようなこの津波避難カルテはやはり事前に現状を把握し得る住民への対策でございますけれども、一方で、誰がいつ来るか事前に把握し切れない観光客への情報発信や誘導というのはまた違う難しさがあるんじゃないかと思っております。\r\n　そうした中で、この新設される防災庁に期待するべきこと、もしお考えがありましたらお聞かせいただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_012","order":12,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/12","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　二点御質問をいただきました。\r\n　まず、教育者の育成についてでございます。\r\n　防災教育マニュアルというのを自分たちで策定をいたしておりますけれども、こちら、釜石の奇跡で有名になられました片田先生に御監修いただきながら、一年間掛けて、実際に学校におられる防災担当者、あるいは学校の校長先生、教頭先生を数度交えて、そのマニュアル作りからスタートをいたしました、もう十数年前のことですけれども。なので、防災教育者、いわゆる生徒に直接施す教師の育成というのは、ある意味そこが肝と言っても恐らく間違いないんじゃないかなと思っていまして、なので、学校現場で防災教育を施す先生方とのコミュニケーションというのは自分たちも物すごく大切にしています。\r\n　ただ、有り難いのは、そもそも先生になられる方は、子供たちのことが大好きで子供たちの命を守りたいという、もうそもそものマインドがございますから、しっかりとした効果的かつ効率的な教育のためのカリキュラム作りを自らが参画して策定すること、これで防災教育者の育成というのは一つクリアできるのではないかなと思っています。\r\n　それから、観光客についてのお尋ねございました。\r\n　現在、おっしゃられるとおり、黒潮町、自分たちも自慢なんですけれども、長さ四キロの砂浜がございまして、そこには多くのサーファーの皆さんが一年中訪れていただいております。じゃ、その方たちが、いざというとき、どおんと地震が起こって想定のような津波ががあんと来たときに命が確保できるかというと、現実的には無理です。しかしながら、じゃ、それをもって、例えばそのビーチでの様々な活動であったりとか、あるいは魚釣りが大好きな方もいます、そういった方も絶対津波からは逃げられない。でも、そういうことを全て排除していくのかとなると、自分たちはそういう選択をしなかったということでございます。\r\n　したがって、できることに限りはございますが、例えば町内、よく観光客の方が御利用される施設ですね、道の駅でありますとか飲食店でありますとか、そういうところには黒潮町の防災のガイドブック、これ外国語を幾つか、英語だけではなくてそのほかの外国語も表記したものを常置させていただいていたり、町内には技能実習生等もかなりおられまして、その技能実習生向けの防災講演とかも、これ残念ながら日本語でになるんですけれども、やらせていただいています。\r\n　したがいまして、自分たちは、ゼロか一〇〇かの話ではなくて、どこまでリスクを許容できるかというところに主眼を置いておかないと、恐らく極論になってしまって日常の生活がままならないということになろうかと思いますので、自分たちは一生懸命防災もやりますけれども、やっぱりこの海という最大の観光資源を使った観光にもしっかりと力を入れていく、そして、できることに限りはございますが、観光客の安全性の確保についても努力をしていくという姿勢でございます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_013","order":13,"speaker":"脇雅昭","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/13","speech_text":"○脇雅昭君　ありがとうございます。是非一度、黒潮町に伺わせていただければと思っております。ありがとうございます。\r\n　次に、沼田先生にお伺いできればと思います。\r\n　この全国の消防や救急にすばらしい技術があるのは、まさに毎日の訓練のたまものであると考えております。一方で、一般の行政職員は災害時に突如未知の業務をこなさなければなりません。沼田先生が取り組まれているまさに型を身に付けるというアプローチは、まさにこのギャップを埋める解決策だと理解しております。\r\n　本法案は防災大学校や防災局の設置が盛り込まれておりますけれども、これらが単なる形式的な研修に終わらず、一般の行政職員が災害対応プロセスを学ぶために真に実効性のある取組にしていく上でどのように制度設計していくべきか、先生の資料の提案八にございましたけれども、もう少し詳しく教えていただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_014","order":14,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/14","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　資料八にあったような内容なんですけれども、実効性を持たせるためには、やはり体験をする、実際やってみるということが大事だと思っています。\r\n　今、私も、総務省のＧＡＤＭのマネジメント支援員の講師をやったりとかというのも何年もやっているんですけれども、あれも基本、座学だけなんですよね。なので、本部運営をしっかりやる、いろんな混乱した情報を与えて、どういうふうに物事を考えるのか、どういう手順でそれを処理していくのかという、そういう過程をやっぱり学んでもらうということで、体験を入れるというのが大事だと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_015","order":15,"speaker":"脇雅昭","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/15","speech_text":"○脇雅昭君　ありがとうございます。まさにその座学だけじゃなくて、やっていく上ではその教育カリキュラムをしっかりと整えていく必要がある、まさにその防災大学校をつくる上でもその視点を大事にしていきたいと思っております。\r\n　最後に、民間ネットワークの要として官民連携を推進されてきました栗田参考人にお伺いできればと思います。\r\n　本法案で基本理念に追加される被災者の良好な生活環境の確保、これを確実に社会実装する上で、市町村や都道府県の枠を越えて移動する広域避難者への対応、これは本当に非常に大事な課題だと思っております。\r\n　おっしゃったように、この住民自身が育っていくという、住民だからこそできることがある一方で、行政でしかできないことが、まさにこの広域避難者に対してどのように対応していくのかではないかと思っております。\r\n　こうした広域避難者の迅速な情報把握や自治体の垣根を越えたシームレスな生活支援を担保していくために国としてどうしたことができるか、改めてお伺いさせていただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_016","order":16,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/16","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　御質問ありがとうございます。\r\n　広域避難者のところでちょっと時間オーバーで、大変失礼しました。\r\n　今、やっぱり正確に誰がどこに行ったのか分からないという事態を解消したいというのが今回の改正ですから、これは今のＩＴ化によってかなり進むんじゃないかなと期待しております。\r\n　能登半島地震では頑張っていただいてやっていただきましたけれども、結局、受け入れた地域の方々の例えば対応は避難所扱いなんで、この被服等云々という法律が適用されて、その対応をした行政もあれば、しない行政もある。あるいは、被災された方々にしてみたら、仮設住宅にはエアコンとか家電三点が入ったのに、広域避難されて市営住宅とかに入った方にはそういう支援がないという、やっぱり、何か同じ国に住んでいて受けるサービスが違うということを、法によって一律にすることは多分できるんじゃないかなと。\r\n　そして、大事なのは、その方々がやっぱり孤立、孤独にならないように、それはやっぱり呼び寄せた家族とかもいますけれども、ただ、私たちが現場でお会いすると、あなた方の支援はうれしいけどね、一番今欲しいのは輪島の空気だと言われましたよ。寂しいんですよね。人と交わることが大事だと言われていますけれども、その仕組みがないので、復興庁が二十六拠点のことをしっかりやってサポートやっている仕組みがあるのに、なぜ能登はそれができなかったんだろうかという疑問が正直湧いたということですね。\r\n　ですから、ノウハウとかはしっかり蓄積されていると思いますから、そこを民間、それこそ官民連携で、家を与えます、あるいはそうした家電を与えますみたいなところは行政しかできませんけど、そこのソフト面のところをしっかりとやるということは官と民が連携したらもっともっと充実するんじゃないかなというふうには考えています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_017","order":17,"speaker":"脇雅昭","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/17","speech_text":"○脇雅昭君　ありがとうございます。\r\n　まさにその行政ができることってあると思うんですけれども、一方で、その行政職員も被災者になり得るという中で、やっぱり受け入れる体制、受援力というところをいかに付けていくのかというのも極めて重要だと思いますけれども、栗田参考人からもし御意見があれば、どうすればこの受援力を高めていけるのか、併せて伺えればと思います。（発言する者あり）"},{"speech_id":"122115384X00720260619_018","order":18,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/18","speech_text":"○委員長（下野六太君）　挙手をお願いします。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_019","order":19,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/19","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　ごめんなさい。\r\n　おっしゃるとおりでございまして、私も五十か所以上の現場見てきていますけれども、やっぱり行政の方がすごく疲弊されて対応が滞ってしまうような現場見ています。\r\n　そこを何とかということで、私たちにできることは余りないかもしれませんけれども、今回、能登半島地震で行ったことは、珠洲も輪島も、そして穴水町も、まあこの三つですけれども、行政とボランティアセンターと私たちＮＰＯの連携の会議の場をしっかりと持っていただいたんですよね。そこで、行政の方ができることを民の方がやった方が早い場合もあるし、だって、例えば雪国ですから、仮設住宅のところで、みんな滑って転んでということじゃなくて、それは、こもみたいなの敷きましょうみたいなところはもう民間がやった方が早いんですよね。\r\n　だから、そういう連携会議をちゃんとやりながら、どっちがやったら一番いいのかということも話し合える場があったので進んだということを考えると、行政の方もそんなに無理せずに、俺たちにはできないから助けてというふうに言っていただけるような雰囲気も必要じゃないかな、そしてＧＡＤＭ等のしっかりとした支援が入るというところが重要じゃないかなと考えます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_020","order":20,"speaker":"脇雅昭","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/20","speech_text":"○脇雅昭君　ありがとうございました。\r\n　三人の御意見を参考にしながら、引き続き議論してまいりたいと思います。\r\n　少し早いですが、終わらせていただきます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_021","order":21,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/21","speech_text":"○小沢雅仁君　立憲民主党の小沢雅仁でございます。\r\n　まずは、大変お忙しい中、本日、参考人として御出席いただきました皆様に心から感謝と御礼申し上げます。本当にありがとうございました。\r\n　まず、私、最初に伺いたいのは、沼田参考人の資料にもありますけれど、防災庁は、単なる行政組織の再編ではなく、我が国の災害対策を実質的にリードする専門家集団を目指すべきというふうに記載がされております。\r\n　そこで、それぞれ資料にもいろいろ記載がされているんですが、三人の参考人の先生方から、それぞれの立場から、やっぱりこの防災庁、まさしく今スタートラインに立つということにこれもなっていくわけでありますけれど、本当にまず防災庁が立ち上がってまず最初にこれをやっていただきたいと、そしてこういうことにもっと防災庁に期待をしているところというところがあれば、それぞれのお立場から御所見をいただければ有り難いと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_022","order":22,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/22","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　私、大学の立場ということで、今行政を中心にいろんな研究をさせていただいています。防災庁に関しては、やはり研究をちゃんとやるということが大事だと思っています。\r\n　先ほど資料にも入れましたけれども、いろんな事例を学ぶというのももちろんそうなんですけれども、事例を学んで、そこから、じゃ、どういうふうにそれを制度にするのか、いろんなシステム開発をするのかというところを、しっかりといろんな研究を基にちゃんとそれを形作るということが大事だと思っています。\r\n　海外行くと、全てではないですけれども、いろんな学会とか大学とかで論文を発表したりというのも、いろんな自治体の方も積極的にやっています、まあ一部ですけど。仮に論文まで行かなくても、そういう場に来て一緒に議論をするとかということやっているんですね。\r\n　なので、是非、防災庁の職員は、実際現場でいろんな作業とか活動することに加えて、学術的ないろんな貢献で、物事を体系的にとか俯瞰的にとか長期的にとかという、いろんなそういう幅広い視点を持って専門性を高めてほしいと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_023","order":23,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/23","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　防災庁の設置初期フェーズにおける自分たちからの期待ということでございますけれども、先生からもございましたように、専門家の集団であってほしいというのはもう全く同意見でございます。\r\n　それから、加えて、専門家の集団であって、かつ地方の基礎自治体とのコミュニケーションがしっかりと図られる組織であっていただきたいと思っています。具体的に申し上げますと、防災庁の職員は、地方自治体へやっぱり勤務経験を有する必要が僕はあると思っています。こちらは、事後対応能力を高めるためだけではなくて、それぞれ全国の自治体が進めている防災対策について総合的な評価を専門家の目でやっていただきたい。\r\n　そして、これから始まる脆弱性の評価、こちらにつきましても、それぞれの市町村でばらばらにやるのではなくて、同じ課題が隣町にも隣の市にもあるわけですから、広域でそれをどう対応しようかとなりますと、それは自治体間の連携ももちろん必要ですが、それをコーディネートするのが僕は防災庁の仕事だと思っていまして、まずそこら辺から手を着けていただきたいと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_024","order":24,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/24","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　私は、防災庁に、何か防災庁ができたら何でもかんでもうまくいくといったような風潮が流れるのが一番怖いと思っていまして、防災庁でもできることとできないこととあると。だけれども、これから起こる災害に向かって国民と一緒に立ち向かっていこうと、一緒に考えよう、一緒にやっていこう、こういうメッセージがちゃんと国民に届く防災庁であっていただきたいな、やっていただきたいことのまず最初だなというのは思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_025","order":25,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/25","speech_text":"○小沢雅仁君　ありがとうございます。大変参考になりました。\r\n　やっぱり人材育成をしていくということが非常に大事だと私自身も思っておりますし、それぞれ参考人の先生方からありましたとおり、防災庁がいろんなノウハウをしっかりと蓄積をしていくということも非常に重要だと思います。\r\n　それで、これは栗田参考人の、この防災庁が推進すべき主な取組という二ページのところがありますけれど、この産官学民連携体制の強化というところですね。これは、こういったことも非常に重要だと思うんですが、やはり、いろんな皆さん、いろんな知識を持った皆さんが集まって、そしてその知見を共有しながら防災庁の取組をブラッシュアップさせていくということが極めて重要だと思います。それをやっぱり平時にどういうふうに積み上げていくかということが大事だと思いますけれど。\r\n　沼田参考人にお伺いしたいんですが、私はやっぱり、防災庁が設置されたら、そういう産官学民だけでなくて、いろんな知見を持った皆さんがやっぱり集まって、言うなれば、いわゆる省庁で審議会みたいなものはつくられているんですけれど、その審議会とはもうちょっと違う性格を持ったものも必要じゃないのかなとも思うんですね。やっぱりそういったものが極めて重要になってくると思いますが、沼田参考人に、先生のお考えをちょっとお伺いすれば有り難いなと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_026","order":26,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/26","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　ありがとうございます。\r\n　そうですね、私も、そういう場をつくるというのが、場をつくる、プラットフォームになるというのが防災庁の一つの役割だと思っています。で、ノウハウをそこでしっかりため込む、それを活用できる形まで持っていくということも大きな役割の一つだと思っています。\r\n　審議会とはまた違うそういった場ということでいくと、これまで内閣府防災でいろんな委員会やっていると思います。私の近いところでいうと、災害対策の対応の標準化委員会というのもあったと思うんですけれども、それも何か途中で終わっちゃったりしているんですよね。かつ、ノウハウでいうと、過去のいろんな検証委員会、過去のいろんな災害の、東日本大震災から昔の災害含めて、そういった過去の事例を学ぶという委員会もあるんですよね。それも終わっちゃっているんですね。なので、やはりそういった委員会という、まあ名称はまた別としても、そういう研究会みたいな委員会をしっかりと運営していく、そういう体制も防災庁ならできるのかなと思います。\r\n　かつ、それを発信していく。今、内閣府防災のホームページで委員会のいろんな活動とかというの、資料がわあっと出ていますけれども、例えばインドネシアの国家防災庁は、テレビで防災庁のチャンネルがあって、それでちゃんと発信しているんですね。もちろんニュースレターとか、いろいろ広報活動しています。なので、そういうふうにいろんな活動を一般の人にも分かりやすく発信する機能を持つということも大事かなと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_027","order":27,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/27","speech_text":"○小沢雅仁君　ありがとうございます。\r\n　まさしく、今先生おっしゃったとおりだというふうに思います。やっぱり、防災庁、ゴールがあるわけではないと思うんですね。常にもうスタートラインに立った気持ちで、やっぱり知見を吸収して本当に司令塔機能をしっかり発揮していただくことが重要だと思いますので、今の御意見、非常に参考になりました。\r\n　次に、大西参考人にお伺いをしたいんですが、先ほどもお話がございましたけれど、黒潮町津波防災教育プログラムということをお取組をされてきて、まさしくその中身は命の教育であるということで、この間、お取組に敬意を表したいというふうに思います。\r\n　この取組を始めて時間がたっているというふうに思います。先ほどお話があったとおり、子供さんたちがだんだん大きくなって、社会人になって、また親にもなっていくという中で、この教育が非常に生きてきているというふうに思いますが、先ほども話がありましたけれど、町民の意識の変化というか、その積極性というか、そういうところにどのような変化がやっぱり起きてきているのか、もうちょっと具体的にお話を伺えれば有り難いと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_028","order":28,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/28","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　住民意識の変化についてのお尋ねがございました。\r\n　配付させていただいております資料の一番最後のページを御覧ください。こちら、町内にお住まいの御高齢の女性の方が詠まれた句でございます。少し紹介させていただきます。\r\n　左側、「大津波」という題目で詠まれた句なんですけれども、こちらはいわゆる三十四・四メートルという数字が公表された直後に詠まれた歌でございまして、紹介させていただきますと、「大津波来たらば共に死んでやる今日も息が言う足萎え吾に」。おばあちゃん足が悪くて、でっかい津波がそんなあっという間に来たら、うわあ、わしはもう逃げれぬわいなみたいなことで、毎日悲観していると、同居している息子さんが、まあ心配するなと、一緒に死んだるからと言ったという句でございます。\r\n　その後、本格防災進め始めまして、二年後にその同じ方が詠まれたのが右の「避難訓練」という句でございまして、「この命落としはせぬと足萎えの我は行きたり避難訓練」。この句、二つの句を比較いただきますと、その当事者の方の御心情の変化というのはうかがい知れるのではないかなと思っています。\r\n　何より、やはり主体性が醸成されたことは、自分たち行政として、行政が行うべき防災を進めている立場からして、その住民の主体性が醸成されてきたということの実感を持っています。例えば、訓練一つ取りましても、既にもう各地区で自主的に訓練の企画もされますし、実施についてもそうです。\r\n　例えば、うちには地震、津波で総合防災訓練、夜間もやるんですけれども、避難訓練を、屋内避難訓練というのがあります。これ中学生が作ってくれたプログラムで、日本一短い距離の避難訓練と呼ばれています。ベッドから玄関まで。ベッドから出て、玄関出て、それから高いところの避難所にはなかなか体力的にも行くことができないんだけれども、玄関出て、その家の先まで出ていただいていると周りの方の共助で何とかするから、もうとにかくそこまでは出てくれということで、屋内での本当に数メートルの避難訓練を高齢者の方にもやっていただいております。\r\n　これらも全て、中学生が発案したことであったり、あるいはその各地区で実施される防災訓練の企画も各地区がやっているということで、当初ではなかったことが今実際に実装されまして自走を始めているということはもう明確でございまして、もう本当に行動変容、それから住民意識の変化もあったと言い切ってよろしいかと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_029","order":29,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/29","speech_text":"○小沢雅仁君　ありがとうございます。\r\n　そして、黒潮町には避難タワーでしょうか、が幾つかあるというふうに承知をしております。私も、上ったことはないんですが、近くまで行ったことがございます、ちょっと何年か前でありますけれど。\r\n　これ、やっぱり維持管理が物すごく掛かるんではないのかなというふうに推察をしております。当然、海沿いにあるので潮風が当たればさびてきたりとかするわけでありまして、一定程度足場を組んで、当然塗り直しとか、そういったことにかなり莫大なお金が掛かるというふうに思うんですが、その費用について何かお考えがあれば、お聞かせいただけたら有り難いと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_030","order":30,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/30","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　管理の費用についてのお尋ねでございます。\r\n　意見中でも御紹介させていただきましたように、かなりの防災インフラを県の強力な財政支援の下で進めてまいりました。当然のことながら、これ管理費用が発生してまいります。しかも、短期的に集中整備期間がございましたので、この改修期間、修繕期間というのも一定集中することが想定されます。向こう十年で恐らく三億程度の支出が必要ではないかと見込んでおりますが、なかなかこれに十分な財源、充当財源がないというのが現実でございます。\r\n　これは、ここからは僕の意見なんですけれども、例えば、自分たちはいわゆる二割自治ということで地方交付税に大きな財源を頼って運営をしている自治体でございます。その中に防災費という算定費目がございますが、例えば避難タワー一基塗り替えるのに七千万、それが定期的に、毎年ではございませんけれども、定期的にある、例えば避難道の管理をしなければならない、こういったことは、その防災費の算定をするときにそもそも想定がされていないものであろうと思います。したがいまして、しっかりとその防災インフラの維持については、僕は補助金とか交付金ではなくて、本来交付税で僕は措置するべきだと思っております。そちらにつきましても、できれば積極的に御議論をいただきたいと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_031","order":31,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/31","speech_text":"○小沢雅仁君　ありがとうございます。\r\n　もう時間が参りましたが、最後に栗田参考人、ちょっとお伺いしたいんですが、資料の九ページの災害中間支援組織ですね、私の地元である山梨県が設置されていないんですけれど、この設置されていないところの何かなかなか難しい理由などがあったら、ちょっと簡潔にお聞かせをいただけたら有り難いと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_032","order":32,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/32","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　そもそも中間支援組織というそのイメージがなかなか定着していなくて、ＮＰＯのジャンルの中には中間支援組織ってあるんです。でも、それとはイコールじゃなくて、いわゆる市民活動センターとかあるじゃないですか、ああいうのが災害中間支援組織なんですけど、災害に特化したことをやる災害中間支援組織ということをやっていただく県内のＮＰＯがなかなか見付からないとか、そういうやっぱり事情は都道府県ごとに異なると思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_033","order":33,"speaker":"小沢雅仁","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/33","speech_text":"○小沢雅仁君　ありがとうございました。\r\n　終わります。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_034","order":34,"speaker":"原田秀一","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/34","speech_text":"○原田秀一君　国民民主党・新緑風会の原田秀一です。\r\n　本日は、参考人の皆様からそれぞれ大変示唆に富む御意見をいただきまして、誠にありがとうございます。\r\n　今回の防災庁設置法案については、単なる看板の掛け替えにとどまらず、我が国が災害対応を本当に変えることができるのかが問われていると考えています。その観点から、まず沼田参考人にお伺いいたします。\r\n　参考人は、災害対応について体系化、標準化していくこと、そして適切な教育訓練を受けた実践人材を配置し役割を与えることの重要性をお話しされたと受け止めました。私は、政府の強調する防災庁の司令塔機能が各省庁の調整にとどまってしまうのではないかという懸念を持っております。\r\n　我が国は、基礎自治体が災害対応の第一次的な主体であって、過去の災害では未経験かつ過大な負荷が基礎自治体に掛かってきました。また、現場では、消防、警察、自衛隊、医療、福祉、ＮＰＯ、ボランティア、民間事業など多様な方々が現場に入るものの、それぞれの役割や連携、情報共有などが十分に整理されず、混乱を生じてきたと思います。\r\n　国難級の災害に対応するためには、災害対応を体系化し、標準化し、各主体の役割とプロトコルを整理して、平時から訓練やシミュレーションを重ねることが重要だと考えています。それは国の内部だけではなくて、自治体の担う部分や民間、ＮＰＯ、ボランティアの担う部分までを含めた部分でありまして、ここに指導力を発揮することこそが司令塔たる防災庁の重要任務の、最重要任務の一つであると考えております。\r\n　そこで、お伺いさせていただきます。\r\n　参考人は、司令塔たる防災庁が担うべき役割、機能をどのようにお考えでしょうか。先ほどの質問の観点からお伺いできればと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_035","order":35,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/35","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　司令塔としては、やはり人、物、金をしっかりと自分で判断して決断する、そのための現場での振る舞いというのが大事だと思っています。\r\n　特に、防災庁が力を発揮するのは大規模災害だと思いますけれども、現状では、避難所運営、住宅の住家被害認定調査、罹災証明書を出すものというのが、それぞれ自治体で人を集める、どんな大きな災害であっても基礎自治体で人を集めなきゃいけない。でも、それが、国が、もう全国から、避難所運営できる専門人材を抱えている、名簿を持っている、住家被害認定調査、罹災証明書を出せる、建物を見れる専門集団を防災庁が人を持っている、そういった方を全国から集めて適切に配置をできるということが防災庁の大きな役割の、司令塔としてはですね、意味合いがあるかなと思っています。\r\n　イタリアは、もう国がそういった専門人材を抱えて、市町村に被害の程度に応じてちゃんとバランスさせているんですね。なので、それが防災庁の一つの大きな役割ではないかなと思っています。\r\n　体系化とか標準化というのは最低限の僕は対応のラインだと思っているんですね。毎回建物調査するのに時間掛かっている、隣町同士で被害認定調査のやり方が違う、被害の程度の考え方が違う、隣近所に聞いたら、えっ、うちはこうだけどあなたの町は違うのみたいな近所同士でそこでまたミスコミュニケーションがある。そうではなくて、防災庁が全体の調査方針決める、対応の方針決める、それに従って人を集める、ちゃんと人をコントロールする。そこまでしっかりやるということが防災庁の役割だと思います。そのときに、業務しっかり知っている、専門性持っている、先ほど大西町長もおっしゃっていましたけれども、現場とコミュニケーションできる、そういった言語化できないような能力というのも事前に身に付けておくというのが大事だと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_036","order":36,"speaker":"原田秀一","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/36","speech_text":"○原田秀一君　貴重な御意見、ありがとうございます。\r\n　引き続き沼田参考人に、ＩＣＳについて伺います。\r\n　災害対応の標準化に当たり、プロトコルの共通化も非常におっしゃられたように重要なことだと考えています。米国では、ＩＣＳ、インシデントコマンドシステムという考えが定着して、現場のマネジメントを標準化して、各主体が共通のプロトコルで連携できる基盤が整っていると思います。\r\n　米国と日本では災害の対応の体系が違うので、米国のＩＣＳをそのまま導入できるわけではないとは考えます。しかし、多様な主体が入り交じる日本の災害の現場でも、非常に共通の指揮や調整でしたり共通の情報共有の仕組みというのの必要性は非常に大きいというふうに考えておりまして、沼田先生も先ほどの中でお話もあったかなというふうに思っております。\r\n　その中で、参考人は日本版のＩＣＳの必要性というのをどのようにお考えになっていますかというところが一つと、もう一つは、またマネジメントですとかプロトコルの標準化という点で我が国は特にどのような点に課題があると感じられているかというところの御意見をいただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_037","order":37,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/37","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　日本版ＩＣＳというのも必要だと思っています。これも、日本版ＩＣＳと言うと、ちょっと言い方をやっぱりちゃんと防災庁が独自のものを考えた方がいいと思います。日本版というものはやっぱりちょっと避けたい、日本独自の何かをつくり上げたいと思っています。\r\n　ＩＣＳというと、アメリカもそうなんですけれども、アジアへ行くと大体ＩＣＳ、うちの国はＩＣＳだというふうに言うんですよね。だから、アメリカだけではなくて、アジアとかほかの国でも今ＩＣＳという言葉を使っています。やっぱりそういう言葉がみんなで共通なものを使えるということは、ＩＣＳに従って対応できるというそういう準備があるんだよということのメッセージだと思っているんですね。\r\n　じゃ、日本版ＩＣＳがどうつくるのかというのと、じゃ、できた後何がいいのかというと、今、ボランティア団体とかいろんな方が応援に来られます。そのときに、私は何やったらいいんでしょうかということで、今私は四十七種類の業務という視点なんですけれども、じゃ、業務をどういう体制でやったらいいんでしょうかということだと思うんですね。そうすると、やることは決まっているんだけど、組織の中のどこの位置でどういう仕事をしたらいいんだろうということが、ＩＣＳのような考え方ができるとセットでできると思います。\r\n　現場に今いっぱいいろんな人が来ます。でも、それぞれ後ろに、神戸市、熊本市、何とか市というユニホームを着て、それぞれの組織で座っているんですよね。そうではなくて、私は避難所運営、私は何とか担当だったら、そこに座る。\r\n　イタリアがいろんな、イタリアが別にパーフェクトじゃないですけど、イタリアが、関心を持った、いいなと思ったのは、機能がもう決まっているんですよね。なので、私はこの担当でここに行きますということで決まっています。別に自分がどこの出身かは関係ないんですよね。\r\n　ということで、ＩＣＳみたいなそういう組織の決まりができると、いろんな応援がスムーズにできる。そうすると、地元の自治体の被災者でもある職員がやらなくてもいいものというのも整理できるわけです。\r\n　じゃ、そのプロトコルを作るときの課題、課題というのは何かというと、やはり今まではもう市町村がそれぞれ独自で頑張っていると。終わってから、ああ、もう大変だったというので、やっと復興のフェーズで少し町づくりというタイミングになる。そうするとまた余裕がなくなる。そのときに、じゃ、あのときの災害どうだったこうだったって検証するレビューというのがなかなかできない。だから、それを防災庁がしっかりとレビューをして、あのときの対応こうだったよねというのでしっかりレビューをするというところも防災庁の役割だと思っています。それを、じゃ、次のＩＣＳの改善にどうしたらいいかというふうに使うということかなと思っています。\r\n　なので、防災庁に期待するのは、やはりそういったレビューをしっかりやって、プロトコルの見直しを常に繰り返すということかなと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_038","order":38,"speaker":"原田秀一","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/38","speech_text":"○原田秀一君　ありがとうございます。\r\n　次に、大西参考人に伺います。\r\n　南海トラフ巨大地震の極めて厳しい被害想定を受けて、黒潮町では、参考人のリーダーシップの下、町民、職員一丸となった取組によって防災の先進地と言われているほどの成果を上げられていますことにまずは敬意を表します。\r\n　防災庁の設置法案では、国の司令塔機能の強化が掲げられています。しかし、実際の災害対応の現場を担うのは引き続き基礎自治体であります。今日、全国の多くの自治体が人口減少、職員不足、専門人材不足に直面しております。黒潮町のような取組を全国に広げていくには、自治体任せでは限界があるのではないのかというふうに考えております。\r\n　防災庁や地方の防災局に対して、災害対応における国と自治体の役割分担という観点からどのようなことを期待されますでしょうか。特に、黒潮町のような大規模災害が、大規模被害が想定される自治体では、事前防災から復旧復興まで、これまで、もっとですね、これまでよりもっと国が前面に出た支援が必要ではないかというふうに考えております。\r\n　そこで、現行の枠組みにとらわれず、防災庁に期待する役割がありましたら、是非お考えをお聞かせいただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_039","order":39,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/39","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　防災庁に対する期待でございますけれども、これまでるるございましたように、災害大国にある以上、防災としての司令塔の機能が強化されるというのは、これはもうあるべき姿でございまして、まずそこが第一でございます。\r\n　本来は、できるべきことは基礎自治体がやるべきだというのが僕の考えです。つまり、内製化を進めることによる経験値の蓄積だとか、そういったものをやっぱり自分たちも自分たちとして蓄積はしていかなければならない。ただし、確率論ではございませんが、黒潮町が何かの災害を受ける可能性というのは、もう恐らく大規模でありますと数十年単位、数十年に一度とか、あるいは土砂災、豪雨にしましても、毎年被害を受けるというようなレベルではございません。\r\n　しかしながら、全国各地ではそういう事象が山ほど起こっているわけでして、それがきちんと防災庁で集約がされ、その対応マニュアル等の整備のこのクオリティーが上がっていくということは、恐らく災害対応能力の抜本的な強化につながると思っていまして、そういったものがきちんと集約され、解析され、そしてそれがきちっと基礎自治体にフィードバックしてくるというのは一つ大きな期待をするところです。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_040","order":40,"speaker":"原田秀一","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/40","speech_text":"○原田秀一君　貴重な御意見ありがとうございました。\r\n　次に、栗田参考人にお伺いいたします。\r\n　時間がないので簡単に質問させていただきますが、ボランティアというのが、ますますこの時代、これからもですけれども、地方の消防団の方とかは非常に人数が減ってきている状況の中で、ボランティアの方が防災を手伝っていただく、そこがもう主要な戦力になっていくというのが非常に重大な、ますます重大になっているというところであるんですけれども、そのそういったボランティアの方とＮＰＯの方について、そこも防災庁が何らかの支援なり発災時の連携なりというところでやる必要があるのかと思っているんですが、そこで防災庁に期待される役割というところで、特にこういうところが必要だということがあれば御知見いただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_041","order":41,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/41","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　ありがとうございます。\r\n　まず、ボランティア、ボランティア精神をやっぱり国民全体で上げていかなきゃいけないというのがあって、私は、災害時にそういうボランティア活動を始めるということ、ボランティア活動を始める方はたくさんいらっしゃるので、何かボランティアというとちょっと垣根が高いというか、ちょっと飛び込んでいくには、だから、老人ホームに行ってみましょうとかそういう話にならないので、やっぱり災害現場というのはそういう少し気軽にみんな行きやすいというイメージを持って、そういうムードをどんどん広げていくべきだなと、そういうボランタリー精神の、それでもうそこを自分たちの理念を持ってしっかりとやっていこうというふうに組織化したのがＮＰＯ、ＮＧＯじゃないかなと、理念を持ってやっていこうと。\r\n　その中で、例えばそのボランティアを醸成していくということに対しても、例えばその災害現場で、例えば黒潮町さんがどこか土砂災害があったときには、黒潮町の例えば体育館が無事ならばそこをボランティアの宿泊施設に開放するとか、過去にはそういう自治体が協力してくれたところもあるし、それから高校生だと学校長の判断で休校に扱いできる、公欠扱いできるわけですよ。あるいは、大学もそうですけれども、若者がいるところに積極的にそうやって事例を出して、みんなで行こうというようなことを例えば防災庁がしっかりとそういうことができるんだよということを全国の学校とかに伝えたりするという、このコーディネーション、調整、こんなことがやっぱり必要なんじゃないかなというふうに思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_042","order":42,"speaker":"原田秀一","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/42","speech_text":"○原田秀一君　貴重な御意見ありがとうございました。また私もしっかり勉強して、これからの防災庁、しっかりと質疑もして支援していきたいというふうに思っておりますので、時間が参りましたので質問を終わります。\r\n　ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_043","order":43,"speaker":"佐々木雅文","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/43","speech_text":"○佐々木雅文君　公明党の佐々木雅文です。\r\n　本日は、参考人の先生方におかれましては、御多用のところにもかかわらず、また遠いところにもかかわらずお運びをいただきましたこと、また貴重なお話を頂戴いたしましたこと、心より御礼と感謝を申し上げます。\r\n　現在、議題となっていますこの防災庁設置法案でありますけれども、この防災庁は、大規模災害に対する事前防災を推進するということが大きな目的の一つとなっております。私も、この災害発生後に救えなかった命という言葉をなくしていくためにも事前防災に注力していくということが大変重要であると、このように考えております。\r\n　これまでも、国や各自治体の皆さん、また各団体、企業のお取組もございまして、この防災への知識であったり、またハザードマップなども一定程度普及してきたところかと思います。\r\n　他方で、家具などの転倒防止実施率であったりとか感震ブレーカーの設置率などの対策は、これも引き続き一〇〇％にしていかなければなりませんし、また津波も発災後十分で避難開始できるようにする、こうしたことが実現していけば、先ほどもお話ありましたが、直接死、死者数を大きく減らしていくことにつながっていくというふうに思います。\r\n　こうした防災、減災のための行動に実際に結び付かなければ現状は変えられないと思いますが、そのためにも行動変容を起こしていく必要があると思います。\r\n　それに加えて、正しい情報を提供することだけではなくて、具体的な介入を伴う仕組みをつくっていくということが意義があるものではないかというふうに思っております。例えば、地域住民の方と直接接する機会の多い民生委員の方であったり、地域包括支援センターや社協の皆さんなどの福祉職の方々を始めとした皆さんに、この災害直接死を防ぐための先ほどの具体的な方法を声掛けする人材を養成していくことであったりを通しまして、意識の醸成と行動変容の具体的な取組をするということが考えられるのではないかと思います。\r\n　先ほど、三名の参考人の先生方からは、この地域や人への具体的なアプローチを取り組まれているお話を伺わせていただきましたけれども、こうした行動変容に結び付く働きかけであったり、また人材の育成につきまして、改めてそれぞれ御知見を御教示いただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_044","order":44,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/44","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　その事前防災についてですけれども、私は、一番やっぱり防災庁ができて期待したいなというのは土地利用で、やはり、防災対策で事前に津波を守るために防潮堤を建設しましょうとか、さっきの津波避難タワーとか、ああいうものって寿命があるんですよね。コンクリートも、ちゃんとメンテナンスしても、まあもっても百年、百年もたないものも多いと思います。そのときに、やはり土地利用をどういうふうに進めるのかというのは大きなテーマだと思います。やはり、危ないところに住んでいて安全な場所に住むというのは、多分、日本人で普通に防災教育を少しでも勉強していたら、その解決策って多分知っていると思うんですね。でも、それをどう実現したらいいかが分からないし、そんな今住んでいるところを移転する、引っ越すって、なかなかそう簡単にはできない。事前防災のやっぱりポイントは、その土地利用をどうするかが私は一つの大きなポイントかなと思っています。\r\n　それと、やはり田舎行くと、高齢者、おじいちゃん、おばあちゃん、独り暮らししていたりとかというのがあります。やはり、そういうところに福祉の方とかが、もしですよ、家庭に訪問しているんであれば、そこで防災のことも一緒に点検をしてあげる。あの家具危ないねとか、何かあったときにここに連絡するんだよとかということを、少し防災のことを一緒に考えてあげるような、福祉とセットにしてあげるというのも日常的には大事かなと思います。\r\n　そしてあと、良き心、良心にということで考えると、ＳＤＧｓとか地球環境の問題というのは、私は環境に配慮してＣＯ２削減で地球に貢献したい、そのためにごみの分別するとか、ペットボトル集めるとか、ＳＤＧｓのバッジ付けるとかというのって、具体的にどんな自分の行動が効果があるか分からないんですよね。ただ、それって、私って地球に何か貢献しているんだという、あの地球の絵に自分の行動がリンクしているから行動に移せる。\r\n　でも、防災って別に、引っ越しました、耐震補強しました、備蓄しました、何とかしましたといっても、何に貢献しているのか分からない。あくまでも自分、自己的な満足で落とし込まれると思うんです。それを利他的にとか、社会にとか、地球にというところに結び付けてあげる何かＳＤＧｓのような仕掛けがあると、私が何か少し防災のことしたら地球に貢献しているんだという、そういう何か良き心、良心に訴えるようなことも防災庁が少し、具体的な制度的な介入ではないですけれども、そういう文化をつくるというのもあるかなとは思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_045","order":45,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/45","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　行動変容についての御質問がございました。\r\n　今まさに内閣府の方でこの行動変容、国民の主体性醸成あるいは行動変容をどう起こすのかという勉強会がございまして、そこに参加をさせていただいておりますが、結論から言いますと、大変難しい問題です。少し例を出させていただきますと、例えば、発生頻度の高い土砂災害であったり、逃げていれば助かったのに避難行動を取れていなかったばっかりに残念ながら命を落とされたというケースが度々報道でもございますように、避難行動をどう促すのかというのは大きなテーマです。\r\n　ただ、冷静に考えてみますと、例えば、自分はもう五十年以上、人生生きてきていまして、恐らく何千回という雨を経験してきていますが、そのうちただの一度も命の危険を感じたこともなければけがをしたことも、もっと極論を言いますと命を失ったこともないと。なので、雨の恐怖に対するリアリティーというのがどこまで持てるのか。つまり、そういうことを考えると、逃げなかったその主体に対して否定をする、つまり逃げなかったあなたが悪いということで一くくりにして結論付けをするのは少し僕は乱暴だと思っています。逃げないには逃げないなりの様々な理由があるわけで、これ多分に心理学とか行動学の分野だと思われますが、そういった逃げない理由を一個一個潰していく作業も片方では必要かと思います。\r\n　例えば、津波の避難行動のときに大きな問題になるケースが二つございます。\r\n　一つは、逃げるのかという問題ですね。よく言われる正常性のバイアスが掛かっていて、なかなか避難行動を開始するという決断が迅速にできない。そういったものが、通常、自分たちの精神作用として働いているわけで、それを振り切って逃げるということに、この避難という行動のいかに難しさがあるのかということがまず一点。\r\n　それからもう一つは、逃げられるのかです。例えば、夕食後、家族で夕食を取った後に、お父さんはソファーでテレビを見ながら、お母さんは家事をしながら、これ、今の時代だとこういう区別ちょっとまずいかも分かりませんが、お子さんはお子さんで子供部屋に帰られた。どおんと地震が来て、家、ぐしゃっとなって、さあ十分後に津波が来るから逃げなあかんというのを家族全員が分かっていても、お父さん、お母さんは子供の姿が見えないだけで絶対に避難行動を開始することはできません。\r\n　なので、そういったケースをしっかりと想定した上で、どうそれを事前に排除できるのか。そうなりますと、これ、命と向き合うということになります。この命と向き合うという作業が、防災の枠組みを飛び越えた命と向き合うという枠組みこそが、僕は行動変容を起こす一つの大きなきっかけになると思っています。\r\n　ただし、これは全体的に整理ができているわけではございませんで、なかなか難しい問題だと思っています。お答えになったかどうか分かりませんが。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_046","order":46,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/46","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　私は、今、黒潮町長言われたように、命というところがベースになるというふうに思っていて、それは皆さん同じだと思うんですけれども。\r\n　でも、その命を守るフェーズって二つあると思っていまして、一つは、事前防災によって防げる命。いわゆる阪神大震災とか今回の能登半島地震でも、多くの方が古い木造家屋の倒壊であったり、室内の安全対策であったり、東日本大震災、これから訪れる南海トラフもそうですが、溺死が九割超えた。こういうことで、事前に耐震化を図っていくとか事前にやっぱり避難訓練を徹底して早期避難をしないともう難しいというようなことが過去の災害の事例。ところが、そのもう一方の命というのは、熊本地震でも能登半島地震でも、その助かった命が後々避難生活によって耐えられなくなった方々が亡くなるという災害関連死の問題の二つがあると。\r\n　この二つをどう守るかということがやっぱりもっともっと国民に理解されて、そのために何が必要かということをしっかりと伝えていかなきゃいけないということが防災庁の役割として大きいと思っています。\r\n　もう一方で、その現場を私たちは見ているわけですから。で、そのボランティアも一災害に何千人、何万人と行っているはずなんです。その現場を見た者が、地元でそういった話をしっかりする。ただ、それは、僕たちこんなことで頑張ってきたよということだけではなくて、やっぱり先生方と協力しながら、それが、ちょっとエビデンスもきちっと取りながら、自分が見たことがそれが全部正解じゃありませんから、じゃあどうすればよかったのか、自分たちの地域で何をすればいいのかということの議論を沸き起こしていくような、そういう仕掛けづくりというのが今後必要なんじゃないかと。\r\n　だから、災害ボランティアというのは災害が起こった後の話だみたいなことを言われますけれども、いやいや、起こる前にも、貴重なやっぱり現場を見ている人材として、そこの活用みたいなところを是非防災庁と一緒に考えていきたいということを思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_047","order":47,"speaker":"佐々木雅文","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/47","speech_text":"○佐々木雅文君　ありがとうございます。皆様方より大変示唆に富むお話を頂戴し、ありがとうございます。\r\n　重ねて、この防災庁は、発災時の対応から復旧復興まで一貫した災害対応の司令塔となるということも目的にしているところであります。\r\n　大西参考人にお伺いをできればと思うんですけれども、今の災害対策基本法ですと、基本的な復旧復興は、先ほどもお話にあった基礎自治体の皆様が担われるわけですけれども、他方で、防災庁としてもこの減災・防災、また復旧復興というところまでしっかり伴走する体制もつくっていかなければならないのではないかというふうに思うんですが、そういう観点でこの防災庁に求めるものというものがあれば御教示いただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_048","order":48,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/48","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　主にその事後対応のことについてのお尋ねであったかと思いますが。\r\n　まず、被災地、主に東北ですけれども、東北の被災地の首長さんに十数年前に何人もお会いして、いろいろお伺いさせていただきますと、やはり事後対応、特に復旧とか復興フェーズになりますと、全て法律事項でございますから、ふだん自分たちが触れることのないような法律、あるいはふだん触れるような法律でもその特例運用ですね、こういったものの解釈がどこまでできるかというのは、残念ながら、大都市ではあるかもしれませんが、私たちのような一万人程度の町ではそういったナレッジ、知識の蓄積というのはございません。したがいまして、そういう解釈ができる人材がそばにいていただくことというのは大変重要でございまして、これは漏れなくもう被災地の首長の皆さん全てが言われます。\r\n　それからもう一つ、事前にやはりそういうトレーニングをやっぱりしておく必要があります。自分たちの力量不足をここで公表するようなもので大変恥ずかしいですけれども、そのトレーニングをする必要がございます。そのトレーニングを講じていただける主体として防災庁にリーダーシップを発揮いただきたい、専門家集団としてきちっと基礎自治体のトレーニングにも携わっていただきたい、これも当然言われていることでございますので、しっかりと進めていただけると思っています。\r\n　それから、質問中御指摘がございました、災害対策基本法の中では、やはり自治体のその責務といいますか、僕は少しちょっと過剰じゃないかなというのが印象でございます。黒潮町に住んでいる方々は、当然のことながら黒潮町民ですが、同様に高知県民であって、日本国民でございます。どこが主体性を持つのかというのは役割分担の話であって、責任論であるべきではないと僕は思っています。したがいまして、平時のコミュニケーションでどう防災力を向上していくのか、そのコーディネート役を防災庁にしっかりと担っていただきたいというのが意見でございます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_049","order":49,"speaker":"佐々木雅文","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/49","speech_text":"○佐々木雅文君　ありがとうございます。\r\n　最後に、沼田参考人にお伺いをできればと思います。\r\n　先ほど、提案の九のところにも、デザインというところのお話をいただきました。冒頭の御発言のところでも、自分の行動がどういうふうに結び付いているのかが、結び付いていくことが大切であるというお話もいただきましたけれども、このデザイン、防災のデザインという部分も含めて、分かりやすく皆さんに知っていただくことということが、視認性もそうですし、それがどういう行動に結び付いているのかということが分かるということがどういうふうに、済みません、ちょっと抽象的な御質問になってあれなんですけれども、国民の認識に伝わっていくようになるのかという観点で御教示をいただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_050","order":50,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/50","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　そのデザインというので、まずは僕は、子供のことを考えると、格好いいとか、防災庁の職員になりたいなとか、うちの大学生の学生も防災庁入りたいとかという人もいるんです、先生どうにかならないのとかと言われて、でもまあ、この前、説明会あるよとかというので。やっぱり、そういう憧れで防災庁に入りたいとかという子供が増えてくれたらいいなと思います。\r\n　一方で、地域の人も、防災庁の職員が来たと、そうすると、何か防災を、何か彼ら頑張っているし、私たちもやろうというふうに、何か見た目で引っ張るというその格好よさというのがあるかなと思います。そのときに、格好いい服着ているとか、そういうのももちろん大事だと思っています、いろんなロゴとかいろんなデザイン的なところですね。そういうもの、いろんなものを統一化する、かつ、地方自治体の、基礎自治体の職員にも同じようなデザインで格好いい服着てもらうとか、そういうことで自治体の職員のいろんなモチベーションとか防災に関わるという姿勢も防災庁が変えてもらえるといいかなと思います。\r\n　あと、防災の看板ってもういっぱいあるんですね、外行くと。避難所の看板があったり、津波ここまで来たとか、いろんなものが、石碑があったり、いろんなものがあります。なので、そういった日本にあるいろんな看板とか物理的な資産も含めて、そういったいろんなことで分かりやすくデザインをするということが今後大事かなと思います。\r\n　個人的にそういうバッジを付けるとか、それ私も貢献している、ＳＤＧｓのカラフルなあのバッジを付けるだけで何かに貢献しているんだという、そういう利他的なところをしっかりとみんなに持ってもらうというのも僕も大事かなと思うので、ＳＤＧｓのバッジに代わるような何か防災バッジを作るという話ではないんですけれども、でも、そういう文化をつくってみんなが関わるという、そういう、何というんでしょうね、カルチャーをつくるというのも大事かなと思います。\r\n　済みません、何か回答が。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_051","order":51,"speaker":"佐々木雅文","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/51","speech_text":"○佐々木雅文君　ありがとうございました。以上で終わります。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_052","order":52,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/52","speech_text":"○嘉田由紀子君　日本維新の会の嘉田由紀子です。ありがとうございます。\r\n　お三方それぞれに、見事な御経験の下でお話しくださいまして、感謝申し上げます。\r\n　まず、沼田様から、この地方の講演と、それから海外まで含めて、それから、これももう読み込んでしまいました。見事です。それぞれ一ページに学問分野が全部に凝縮しているような、そんな感じがいたします。\r\n　それで、今日は時間も余りないので、私は大学に関係しておりまして、東京大学でこれだけのセンター化している、例えば国立ですと、京都大学の防災研究所も随分と蓄積があります。あるいは、名古屋大学にも防災研究センターがありますし、それから東北大学ですと地震の津波、それから最近は、例えば流域治水なんというのは熊本県立大学が集中化しているんですね。\r\n　日本維新の会は今、大学改革を提案しているんですが、人口減少時代にどういうふうに、単に大学を減らすのではなくて質的に転換しようと、特に地方で、言わばそれぞれの中核になる知の拠点、その知の拠点に防災は一つの大きな柱になるのではないかと思っておりまして、まず沼田様にその大学連携という何かアイデアをこの防災庁設置とともにお出ししていただけないかしらということの質問をお願いします。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_053","order":53,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/53","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　大学はまさに、東大も総長が知の拠点というふうにおっしゃっていますし、実は私の今トレーニングセンターも、今の東大の藤井総長が研究所の所長だったときに、藤井総長にこういうのをつくりたいというふうに言ったら、藤井総長がいいんじゃないと言ってくれて、実は後押しをもらっているところです。\r\n　国内にいろんな大学で、京大、名古屋、東北、熊本、北海道、いろんなところで防災のことってやっぱりやっているんですね。最近も三重大が公務員の、三重県内の職員の研修というので三重大がやったりもしています。なので、こういった大学がちゃんと今連携しているというと、そんなこともないので、しっかりと連携してお互いの強みを生かすということができる、そういった場をこの防災庁をきっかけに、大学をもっと連携するということが本当に大事だと思っています。\r\n　学術的に貢献で、国力を高める上で学術的な貢献ということも政府言われていると思うので、論文の、ちょっと別の話になっちゃうかもしれないですけれども、ちゃんと論文を出すという、そういったことができるといいかなと思っています。\r\n　海外との関係でいくと、やはり日本のこれだけの防災の知見は、海外の研究者から見てもかなり魅力的なんですね。最近は、ニュージーランドの数学のＡＩの研究者がうちと連携したい、この前もドイツの方が三人連続で、ドイツの防災の研究者が来られたりします。なので、海外から見てもやっぱり魅力的なので、それをちゃんと生かさない手はないだろうというふうに思っています。\r\n　アメリカで、資料に入れているんですけれども、アメリカだと、三十四ページにあるんですけれども、実は大学を中心にコンソーシアムをつくっていて、危機管理庁のＦＥＭＡが大学に、これは研究ではなくて教育の予算を大学に出しています。なので、今、防災大学校をつくろうという視点だとは思いますけれども、もちろんアメリカにもＦＥＭＡのそういう研修所はありつつも、大学にちゃんとＦＥＭＡは予算を出しています。僕が行ったテキサスは年間百億円出しているんですね。百億円国の予算、百億円自分たちでもうけて、トータル二百億円で、彼ら防災の研修だけで運営しているんです。ハワイ大学はそんなに多くはないんですけど、当時で五億円というふうにおっしゃっています。それでも五億円防災の研修で国から入るって、すごい予算なんですね。\r\n　なので、是非、防災庁にお願いできるのであれば、いろんな研修を、これだけの大学のリソースがあるので、プラットフォーム化して、しっかり各大学に予算を、教育の予算を付けていただいて、そこで地域の人が勉強をする、横をつなげるという、そういう拠点になるような活動を防災庁にお願いできればと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_054","order":54,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/54","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　大学は、それこそ地質学、地理学、歴史も、その上に工学があったりして、大変多面的な知の蓄積がありますから、それぞれの地域で何が起きた、何かが起きたときには一斉に、言わば実学の方向さえ持っていたら有効に貢献していただけると思うんですね。またこのことは次の質問のときに提案させていただきます。ありがとうございます。\r\n　黒潮町の皆様の担当者、職員が全てそれぞれの地区別に担当になってということの仕組みとか、大西町長さんのやられたことはさすがだなと思いました。\r\n　それで、やっぱり心が決まらないと動かないと、いざというときに避難というのはできませんので、その辺りで、私たち、国と都道府県と自治体をつなぐふるさと防災職員というのを今回防災庁の中に提案したんですけど、具体的にどういう役割になるのか。\r\n　しかも、そのふるさと防災職員はこの間伺ったら三年の任期付職員だというので、ちょっとがっかりしているんですけど、その辺、ふるさと防災職員さんという役がそれぞれ防災庁にあり、高知県の担当者はいますと。そして、いざ発災のときには、その人たちが集中しながら横つなぎができるというような役割をしていただけると思うんですけれども、大西町長さんの方で、そのふるさと防災職員という防災庁の、常時、高知やあるいは地域に関わっていただける職員さんに期待とか役割、何かございますでしょうか。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_055","order":55,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/55","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　ふるさと防災職員のお尋ねございました。\r\n　少し関連すると思いますので、前段の答弁で、専門家集団である防災庁の職員は、できれば基礎自治体での勤務経験を持つべきだと発言をさせていただきました。それは一か月とか二か月という話ではなくて、少なくとも一年ぐらいは、その防災庁在籍期間中に一度は基礎自治体に行って基礎自治体で業務をする、これは通常業務を含めてです。そういった、何といいますか、人事の交流といいますか、そういったものは非常に効果が僕は高いと思っています。\r\n　このふるさと防災職員も同様の考え方であろうかと思います。まず、知っていること。もう単純に地名がイメージできるというだけでも、瞬時の判断のそのスピード感というのは全然違います。したがいまして、僕たちも大変期待をするところです。\r\n　ただ、現在の防災庁設置当初の職員数の想定でありますと、さすがに千七百自治体全てと交流人事をというのはなかなか、そういう規模感にはなってございませんで、これからそこは少し検討課題だとは思いますが、このふるさと防災職員と併せて防災庁の専門家の交流人事、基礎自治体との交流人事、こういったことで地域とのコミュニケーション、あるいは、地区でもう実際に何が起こっているのかということを机上だけではなくてしっかりと把握するためのトレーニング、ＯＪＴとしての場を基礎自治体として、基礎自治体をＯＪＴの場として使っていただきたいと、そのように思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_056","order":56,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/56","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　今まで、実は防災は、私は知事時代に結構、もう五年でも十年でも、専門家を養成しようとして人事をかなり固定しながらやってきたんですけど、国はそれこそ、農水省、国交省の出向で二年交代ぐらいだったんですけど、今回防災庁ができると、そこをもっと国の方もより固定的に専門化すると思うんですね。\r\n　そのときに、自治体との連携というので、まさに今、大西町長さん言っていただいたそういう意見を私どもも防災庁に上げますので、自治体の側から是非上げていただけたらと思います。よろしくお願いします。\r\n　それから、栗田委員、ありがとうございました。\r\n　四十七都道府県のボランティアのセンターが滋賀県になかったので、あらっと思ったんですけど、実態としては結構、危機管理の部局を中心に動いているんですけど、今後、それこそボランティアセンターのようなところでどうやったらいいか少し教えていただいて、そして、そのふるさと防災職員の役割なども含めて御示唆をいただけたらと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_057","order":57,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/57","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　ありがとうございます。\r\n　都道府県によって、やっぱり温度差があったり、それから災害の経験だとか、文化も歴史も違いますから、それぞれの都道府県に合ったこの災害中間支援組織の設置というのをそれぞれに今お考えいただいているというような状況だというふうに理解しております。\r\n　滋賀県もかなり頑張っていただいていることは事実ですので、ここに今、たまたま表が入っていないだけで、いずれはしっかりとその認識をしていただいているというふうには認識をしております。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_058","order":58,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/58","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　そのふるさと防災職員のような新しい職種が防災庁の中にできたとして、ボランティアの中枢の皆さんとどういうつながりをつくっていったらいいでしょうか。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_059","order":59,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/59","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　忘れておりました、済みません。\r\n　まず、この災害中間支援組織と行政と社会福祉協議会が行う災害ボランティアセンターとの、私たちが言っている三者連携のところを、まず、そのふるさと職員の方々にはまずは御理解いただかないといけないんじゃないかなと。多分御存じないかもしれませんし、こういう動きで私たちは考えていますよということに御理解いただいて、それを、防災庁がいいのか防災局がいいのか分からないところもありますけれども、やっぱり国全体としては、防災庁がしっかりとこの連携体制をやっていくために、そのハブとなっていただくような、仲介となっていただくような人材として大変期待をしております。\r\n　これまでの災害において、災害中間支援組織と都道府県と、割とうまくいったなというふうに思う過去の災害を思い浮かべてみると、やっぱり県庁の中にキーパーソンがいらっしゃるんですよね。その方が全部つないでいただくわけですよ。でも、その方に聞いても分からない場合には、例えば建築系の方々をお連れいただいたり、それから環境系の方を連れてきていただいたり、私たちのこの三者連携の場にその担当の方を呼んでいただいて詳しく御説明いただいたり、そういうことができる、まさにその県庁の中でのコーディネーションいただく方がいたからうまくいったなというのがございますので、そういう人材もふるさとの方には期待をしたいなというふうには考えています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_060","order":60,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/60","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　これ、全ての分野、キーパーソンというのは、行政はどちらかというと石橋をたたいてたたいて壊して渡らないという職員が多いんですが、この防災やあるいは危機管理というのは、石橋がなくても、木の橋でも、自分で橋造って渡るんだというような職員が欲しいんですね。\r\n　そういう意味で、そろそろ時間ですけれども、皆さんが防災庁に期待する一言、キーワード、栗田様から一言ずつお願いできますか。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_061","order":61,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/61","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　腹くくっていただくということだと思います。（発言する者あり）"},{"speech_id":"122115384X00720260619_062","order":62,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/62","speech_text":"○委員長（下野六太君）　こちらで。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_063","order":63,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/63","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　これ栗田参考人の前述の御発言とかぶるんですけれども、やはり防災庁ができるということに物すごくメッセージを出していただいて、国民、広く国民が、あっ、これで我が国の防災は大きく動くんだ、防災機能の向上が図られるんだと思っていただけることが僕は何より肝要だと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_064","order":64,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/64","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　思っていただく、そのときに、何かキーワードないですか、売り言葉みたいな。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_065","order":65,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/65","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　腹くくりました、防災庁で。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_066","order":66,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/66","speech_text":"○嘉田由紀子君　ありがとうございます。\r\n　どうでしょうか、最後にまとめのようなところでお願いできますか。東京大学を背負っていただいて、沼田参考人、いかが。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_067","order":67,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/67","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　東京大学を背負って言う言葉ではないかもしれないんですけれども、もうバリューですね、付加価値を生む。それはもうお金をしっかりやっぱり付けるというところが大事だと思っています。付けるところには付ける。\r\n　ボランティアの話が今日幾つかありましたけれども、無償のボランティアではなくて、やはり活動したらしっかりとお金を付ける。別に賃金を払うというわけではないかもしれないですけれども、活動したらそれだけ貢献したということで、最後、確定申告、年末調整で税金を免除するとか、そういうふうにお金をうまく活用するということが防災庁の役割でもあると思いますので、言葉としてはバリューという形で、少しふわっとして済みません、よろしくお願いします。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_068","order":68,"speaker":"嘉田由紀子","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/68","speech_text":"○嘉田由紀子君　もう時間が迫りました。あと二十秒しかないんですが、腹をくくって、メッセージを高めて、そしてバリューという大変大事なキーワードをいただきました。\r\n　これで終わります。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_069","order":69,"speaker":"杉本純子","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/69","speech_text":"○杉本純子君　ありがとうございます。参政党、杉本純子です。\r\n　本日は、お忙しい中お越しいただきました参考人の皆様に心よりお礼申し上げます。そして、貴重なお話をありがとうございます。\r\n　世界有数の災害大国である日本において、この防災庁の創設は、国民の命を本当に守らなければならない、この防災立国の実現に向けて極めて重要な司令塔の組織の確立でなくてはならないと思っております。\r\n　新生される防災庁が本当に機能する実効性の高い組織となるためには、様々な、今日お越しいただいた皆様のような意見を取り入れていくことが本当に大切だと考えています。特に、複数の省庁にやはりまたがっている、この複数の省庁との意見、そして各地方とも連携を取らなければならない。地震や津波、火災、土砂崩れ、建物崩壊、道路寸断などなど、そして、こういったことがもしかしたら一度に起こるかもしれない、そういった中で、こんな大混乱の中で首長さんに至っては指示を出さなければならないという、本当に非常に大変なことだと思っています。\r\n　いかに被害を少なく、多くの方の命を、一人でも多くの方の命を救えるのかが最も重要だという観点から質問させていただきます。\r\n　まず、三人の参考人の方からお聞きします。\r\n　各省庁との連携や、やっぱりこの権限の切り分けをどう行っていくのか。ワンストップ窓口と言ってはいるんですけれども、様々担当が違う中、迅速な判断が求められるのに、本当にこのワンストップが可能なのかどうか。それをもし本当にやれるようにしようと思うならば、どんなところを改善する、又は考えていかなければならないのか。今ならまだ制度を考える上で可能だとする対策などももしありましたら、お聞かせいただけたらと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_070","order":70,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/70","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　被害を少なく、命を守る防災立国ということだと思うんですけれども、その司令塔、事前と事後で多分また話は違うかなと思います。\r\n　特に、事前に関して、その被害を少なくする。もし過去の災害で亡くなった方にインタビューできて、あなたは災害で死んでしまいましたと、防災立国を目指す日本で何が大事ですかともしインタビューできたら彼らが何と言うかということを想像したときに、やはり命を守るような政策をちゃんとやってほしいという、そういうことをもちろん言うと思います。具体的にというと、耐震補強であるとか、あと土地利用であるとか、あと福祉、いろんな分野でもう総合的にちゃんとやってほしいと。\r\n　それを防災庁が省庁の垣根を関係なくしっかりと、今、既にいろいろやっているのはやっているんだと思います、それを後押しする、プッシュをして、しっかりと防災庁がその後押しをするということも一つの役割ですし、逆に、もっと引き上げるというふうにリーダーシップを図るということが大事だと思っています。ちょっと話が抽象的で済みません。\r\n　事後的なところでいくと、そのワンストップが被災者支援のワンストップのもし意味でおっしゃっているんだとすると、これも防災庁がしっかりと被災地の現場でリーダーシップを発揮して、いろんな省庁のいろんな事業ありますので、そこをちゃんと窓口として機能するということは僕は十分できると思います。\r\n　逆に、現場行くと、国の職員いろいろいらっしゃるんですね。で、市町村に対して、じゃ、国がいろいろ今意見を言って、もっとこうしよう、ああしようと言えるかというと、そんなこともないんですよね。そこに防災庁の職員が行って国の全体の取りまとめをする、市町村の間に入って、しっかりと市町村と支援を強力に一緒にやるということが多分できるようになると思います。\r\n　それは、今回、尊重権みたいなものあると思うんですけれども、でも、そういうことが、防災庁ができるだけで、僕はその権限を、しっかり切り分けられたものを生かす、ワンストップとして機能するということは十分できるんじゃないかなと思っています。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_071","order":71,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/71","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　まず、その指令ということになりますと、その指令の範囲がどこまで及ぶのかということがとにかく重要だと思います。\r\n　こちら、僕、意見中でも少し触れさせていただきました。その勧告権、この勧告権の範囲が一体どこまでであるのか、これが大変重要かと思われます。例えば、この勧告権あるいは総合調整権がないとしますと、恐らく内閣府防災の一定の強化というところで終わってしまいがちになるのではないかと大変危惧をしています。したがいまして、総合調整権限とその勧告権及び指令をどこまでの範囲、運用を掛けていくのかということだと思います。\r\n　リスク評価がこれから始まります。リスク評価が始まったときに、そのリスクをどこまでの範囲で評価するのか。例えば、今は内閣府防災で所管している直接的な所管業務の範囲内でとどめるのであれば、それほど他府省庁との調整ということは難を生まないのかなと。しかしながら、僕たちが求めているのはそういうところではなくて、もう少し広範なリスク評価をいただき、しっかりとした調整の上で勧告を他府省庁にもしっかりと下ろしていただくこと。\r\n　意見の中で、高規格道路の整備について少し触れました。整備主体である国土交通省の方も、当然のことながら、防災という視点を持って様々な評価をしていただいた上で整備箇所を決定し予算付けをしていくと、こういうことになっております。\r\n　そういった中で、例えば更にその防災という視点に更に重きを置け、あるいは、今までの整備のスケジュールではなく、もう少し整備の促進を図れということでございましたら、もしそこまで勧告権が及ぶと想定しての話ですけれども、そうなりますと、当然のことながら、通常の予算にオンされた純増の予算がないとそれは当然機能はしないわけでございまして、したがいまして、自分たちが本当に危惧するというか、期待するというか、心配しているところは、どう前に防災を進めていこうかというときに、事前防災は投資です、絶対にお金が掛かります。そこにひるまず、しっかりとした防災庁から指令が出て、それに他府省庁が、ああ、そうやそうやということで、しっかりとやっていくためにきちんと予算の確保がされていく、防災予算の確保がされていくということが大変重要かと思います。\r\n　したがいまして、この勧告権、そして指令の範囲をどこまで想定するのかということを早急にお詰めいただいた方がよろしいかと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_072","order":72,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/72","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　私は一月二日に石川県庁に入りました、能登半島地震のときですね。ＪＶＯＡＤと石川県とは協定結んでいましたので、その辺はスムーズに受け入れていただいたというふうには理解しておりますが、民間は民間で一月一日からもう入ったＮＰＯもありましたので。\r\n　ＪＶＯＡＤとしては、その一月三日、四日かけて、衛星携帯電話と電源バッテリーを積んで、私は車で珠洲まで二往復しました。いつもならば二時間ぐらい行けるところが、三倍、四倍時間が掛かりました。渋滞していたんです。その渋滞の車列をつくったのは、私が見たのは自衛隊、消防、警察の車両です。人命救助で、それぞれが入られる理由は分かります。だけど、一本道で、緊急車両がそのまたサイレンを鳴らした緊急車両を追い抜いていくという現場です。\r\n　これは、次のやっぱり災害のときには、これ防災庁がきちっと調整をして、人命救助の部隊と温かい食事を作る部隊と、それから道路啓開する部隊と、しっかりと役割分担をして現場に入るという調整がないと、これはずうっとやっぱり渋滞が続くんじゃないかなというふうに感じますので、そこは、勧告権があるならば、そこをしっかりと生かしていただいて対応いただくのが防災庁の意義だというふうに私は思っております。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_073","order":73,"speaker":"杉本純子","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/73","speech_text":"○杉本純子君　ありがとうございます。貴重な意見をありがとうございます。\r\n　また、先ほどから何度も防災教育の大切さも出ていて、本当に知っていると知らないでは全然違うということが改めて分かるんですけれども、私自身、名古屋なので、かつて東海豪雨を経験して、本当にやっぱり自分が住んでいる町でもどこが実際低いのかもすら分からないんですよね。\r\n　あの日、夜、私自転車で帰ったんですけれども、なぜあの日自転車で帰ったのかというのは、やっぱり知らなかったから帰ったという、途中からやっぱりもう胸ぐらいまで水があって、とても自転車なんか乗れる状況じゃないんですけれども、やっぱりそういうことも分からないし、いつもなら十五分で帰れる道のりがやっぱり一時間掛かってしまう。でも、車でもやっぱり、皆さんそんなに車が駄目になるということが分からないので、皆さん車で逃げようとして、結局、車が動かなくなって、もう車がぷかぷか浮いている状態で余計それが大変なことになってしまっているということがあってですね。\r\n　やっぱり、知っている、知らないをどうやって国民に教育していくか。子供たちというのはやっぱり学校で教えることができるんですけど、実際にやっぱり大変なのって大人の教育、あとは親の教育が大変だと思っていて、そういった面で教育をどうやって徹底させていくか。人ってやっぱりどうしても忘れてしまうので、何か大きな災害があったときは皆さん気を付けるんですけど、またすぐに忘れてしまう。そういったことを徹底していくのにこの防災庁と絡めて、また、あと地方のやっぱりそこそこの土地のことを、あとは新しく引っ越してきた人だとか、あと外国人だとか、そういう人たちにもどう徹底させていくのかというところを、また改めて三人の方にお聞きしたいと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_074","order":74,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/74","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　子供の教育に関しては学習指導要領というのがあると思うんですけれども、よく言われるのは、防災を義務教育の中にしっかり入れてとかというのがよく大学のその研究者の中でも言われるんですね。本当にそれって、じゃ、実際何をどこまで教えているんだろうかという、僕ら自身もよく分かっていないというのがあります。\r\n　なので、防災庁ができたら、その学習指導要領の中に本当に防災教育ってどういうものが入っているんだろうかと、それをちゃんと知っているべきものというのが何があるのか、かつ、全国一律ではなくて、その地域のやっぱり地域性というのがあると思うんですね。なので、それもしっかりと、一律にするものは一律、でも地域でちゃんと特殊性を持って地形、地質を学ぶべきものはその地域にちゃんと委ねるということを、先ほどのふるさと防災職員とか防災庁の職員が平時の業務として学校に行ってちゃんと防災教育をするということをルーチンにするということもあるかなと思います。\r\n　大人とか親とか外国人への教育は、もう僕も大人で今更なんですけれども、今の子供が大人になるということを考えたときに、今の子供にしっかりそういう教育をすれば大人になったときにもそれが継続されるということもあるかなと思います。\r\n　外国人に関しての教育というのはなかなか難しいと思うので、これは、それこそ外務省とどういうふうに連携するのかというのも防災庁の役割だと思うんです。日本に入国するときに最低限これを知っておいて、何かあったときには、ここにあなたの名前が登録されているから、それで安否確認できるから自分の国にいる家族に連携ができるんですよという、そういう安否確認システムみたいなものを本当に整備するかどうかというのもあるかなと思います。\r\n　済みません、大人の教育はもう、済みません、ちょっとスキップさせていただいて、僕らのこういうトレーニングセンターとかいっぱいやっていますので、もうそういう教育の機会をいっぱいつくるということかなと思います。\r\n　ありがとうございます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_075","order":75,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/75","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　人材の教育についてのお尋ねであったかと思います。\r\n　沼田先生おっしゃられるとおりでして、大人、いわゆる自分たちがイメージする大人という、そうですね、ここが最も難しいと思います。子供たちは純粋な気持ちのままで、ある一定の年齢からスタートいたしますとそのまま吸収していくわけで、ある意味、それがスタンダードということになろうかと思います。ただし、大人の場合はそれを、行動変容を起こさせなければならない、態度変容を起こさせなければならない。元々あったものを変えるという作業ですので、非常に難しい。\r\n　ただし、子供への防災教育というのは子供だけにとどまりません。この子供たちが受けて、防災教育で、しかも座学だけでなくフィールドワークで地域に出ていきますと、やっぱり小中学生が一生懸命防災の活動をやっていると腹を立てる地域の住民の皆様はいないわけでして、それが地域の防災を動かす力になります。\r\n　初めて防災教育を導入しようとした契機は、とにかく浸水区域にある小中学生の命を何とか守らなあかんということで防災教育を導入しましたが、数年たってみて少し地域の防災を振り返ったときに、ある意味、子供たちが主導して地域の防災を動かしているというそういう背景を見ますと、果たして防災教育というのは本当に子供たちの命を守っていたのか、あるいは子供たちに自分たちの命を守っていただくような人材になっていただくためのプロセスだったのかみたいな、そういったもう非常に複雑な背景がございます。\r\n　したがいまして、防災教育は、これも繰り返しになりますが、単純に防災の範囲内で収まるべきものではございませんで、しっかりと命と向き合ったり、他者への理解を深めることであったり、こういったことがしっかりとセットされた、そして、沼田先生からあったように、地域色がそこにしっかりと入っている、自分の教科書としてそれがきちんとすとんと落ちて読むことができる、そういったことが実際に先生から教育をいただける、こういったことが非常に肝要かと思います。\r\n　大人のところは、大人に直接アプローチをして行動変容を起こさそうとするというのは、恐らくまだ学界の方でも解を持っていないのではないかと思います。これから追求はしていかなければならないと思いますが、行動変容が起こらない大人でも、子供たちがその大人を動かすことはできます。したがって、防災教育というのはもう非常に重要です。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_076","order":76,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/76","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　私はもう五十か所以上の災害現場に携わってきたというのを申し上げましたが、その被災地から被災地責任という言葉が生まれています。それは、被災した者として次の災害のためにきちっと伝えていかなきゃいけない、教訓をきちっと伝えていく責任があるんだというような言葉です。そういう中で学校指導要領を幾ら変えても、知らない人が教えるわけですよ。やっぱり被災した人たち、それからそこに携わった人たちがリアル感を持って伝えていくということはすごく大事だと思っています。\r\n　なので、防災庁は伝承ということをしっかりとつなぎ止めていただく。それは、あの東日本大震災の学びは今度南海トラフ地震に生かされるべきだというふうに、今一生懸命、東日本大震災でも伝承活動をやっている人たちがいます。それは、大人だけじゃなくて、高校生も大学生もいます。その現地の高校生が、例えば黒潮町の高校生に直接働きかけるようなことをして、こういうことが繰り返されないように一緒に考えようみたいな、やっぱり伝承がしっかりと生きるような教育を、プログラムを作っていくような、そんな防災庁の役割もあるんじゃないかなとは思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_077","order":77,"speaker":"杉本純子","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/77","speech_text":"○杉本純子君　ありがとうございます。\r\n　まだまだ聞きたいことたくさんあるんですが、時間になってしまったので、ここで今日は終わりたいと思います。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_078","order":78,"speaker":"仁比聡平","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/78","speech_text":"○仁比聡平君　日本共産党の仁比聡平でございます。本当にありがとうございます。\r\n　私からは、栗田参考人からまずお尋ねしたいと思うんですけれども、珠洲の災害ボランティアセンターの御紹介があって、私も昨年夏にお訪ねさせていただいたときに、ＮＰＯ、ＮＧＯの皆さんと社協の皆さん、そして市でコーディネートの大切な役割を果たしている県の皆さんがそろって様々な被災者のニーズを御紹介いただいたという姿に大変感銘を受けました。こうした取組が本当にどの自治体でも、どの被災地でも広がっていくならなというふうにも思ったんですが。\r\n　ちょっとそこでお尋ねしたいのは、奥能登の実情として、例えば、障害があって車椅子生活の御家族が車中泊を三か月もせざるを得なかったとか、仮設住宅に当たったんだけれども、壁が薄くて、声を上げてしまうと隣に迷惑を掛けるんじゃないかということで入れなかったとか、福祉のニーズというのは様々なことがあったと思います。そうしたニーズをＮＰＯの皆さん現場でつかんでいかれたと思うんですけれども、これを行政に共有して問題を解決していくというところでどんな課題があったか、御紹介いただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_079","order":79,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/79","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　ありがとうございます。\r\n　先ほども申し上げたとおり、地元の社会福祉協議会が地元の住民のニーズを一番やっぱり拾ってこれる重要な組織でありますから、珠洲市においてもその社会福祉協議会を中心として、珠洲市の場合は前年の五月五日にも地震がありましたので、顔の見えるＮＰＯもたくさん入って、そして市とも連携しながら対応された、こういう姿をこれから私たちは目指していこうと。それは輪島でも穴水でも能登町でもある程度やったということがございますので、これは今までの災害ですと、ＮＰＯと社協、これはあったんですけれども、そこに行政が加わるという仕組みをやっぱり重要視しなきゃいけないというのが三者連携なので、ここは都道府県域であったり市町村域であったり、やっぱりその社協におんぶにだっこじゃなくて、ちゃんと行政も関わるという姿勢を行政には深めていただきたいなという、その認識の途上にあるというふうに思っています。だから、そのことについては、今後もそうした三者連携が充実するように私たちも働きかけをしていきたいというふうに思っております。\r\n　一方で、そこに上がってくる福祉ニーズが、本当にそうした状況の中で上がってくるものと、声の上げられない、そもそも、そういうニーズと二つあると思っています。声が上がってくるニーズはもちろん対応します。だけど、声が上がらないニーズに関しては、それは、聞いてこないとそのまま放置されるということになります。\r\n　そういう意味では、石川県は今回、厚労省の被災高齢者等把握事業という事業を、ＪＶＯＡＤが代わりに受託するんですけれども、そこを使って、たしか四千人の支援員が一万五千世帯の家を訪問して、安否確認を始め様々な支援のニーズをお聞きしたということもございました。\r\n　なので、こうやってしっかりと隅々まで人が出向いて、お困り事はありませんかということを聞いてこないといけない方々もたくさんいるというのは事実なんで、そこは今後もしっかりとやっていく必要があるんじゃないかなということは思います。\r\n　一方で、私たちも考えているんだけれども、なかなか見えてこないと、本当のニーズが。車中泊で三か月、障害者の方が三か月だったというのは後から聞いて分かるんですけれども、その方々は声上がってこないんで、その車中泊の方々をどうやって見ればいいかだとか、先ほど御指摘のあった、仮設の壁が薄くて本当は困っているんだみたいな声をやっぱりどうやって聞くかというのは、行政と社協とＮＰＯと、やっぱりこの三者の連携で、聞こえてこないとするならばそれは聞こえてきた方がいいんで、そこは連携を強化して、誰かはそれに気付くという体制を強化していくしかないのかなというふうには感じています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_080","order":80,"speaker":"仁比聡平","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/80","speech_text":"○仁比聡平君　そうした取組を本当にやり尽くしてこそ災害関連死をなくしていくという取組になっていくんだと思うんですが、ちょっと時間の関係で、大西町長にお尋ねしたいと思うんですけれども、改めて今日お話伺って、住民の主体性が発揮される、中学生のアイデアで動くという取組に本当に感銘を受けているんですが。\r\n　資料の十ページに、世帯別津波避難行動記入シートを御紹介をしていただいています。これを使って一〇〇％共有していくという取組を、到達をつくってこられたわけですけど、始めたときは一〇〇％というのが期待できたわけでもないんだと思うんですよね。実際動き始めていく中で、先ほどの全職員の体制なども力になって、私、黒潮町お訪ねしたときに、自助、近助、共助、公助という、その近助という町長のお言葉にも、あっ、なるほどなというふうに思ったんですけれども、この住民の主体性が発揮されていくという経験についてもう少し御紹介いただければと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_081","order":81,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/81","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　主体性が発揮されたケースで自分が認識しているものを少し御紹介させていただきます。\r\n　これ、多分に人材育成と少し重複するところがあろうかと思いますが、例えば、黒潮町には六十二の地区がございまして、浸水区域は三十九地区です。その三十九地区それぞれが津波避難訓練をやっているんですけれども、当然、日々の防災活動には濃淡がございます。黒潮町の中にもやっぱり特筆すべき防災のリーダーさんとかが何人もおられるわけですけれども、少しその方たちを自分なりに分析をしようとしたことがございます。\r\n　少し、大変失礼な話かも分かりませんけれども、本日この席に自分も含めてお集まりいただいている先生方というのは、今の防災議論を始め、ある意味、一部サラリーをいただきながらなりわいとして防災をやっています。これは私も含めてです。しかしながら、地区の防災リーダーさんというのはこれサラリーは全く発生しないわけで、しかも、長年にわたり、例えば十年も十五年もずっと防災リーダーを熱心に続けてこられている人材がございます。\r\n　そういった方たちを少しつぶさに見てみますと、どう考えてもこうとしか考えられないということが幾つかございます。そのうち一つは、自分の命のためにやっているのではないということです。これ、大人の、大人とカテゴライズされるところの主体性でありますとか、そういった教育をどう施していくのかという、非常に困難ですという答弁を、お答えをさせていただきました。\r\n　内閣府で今勉強会を重ねているんですけれども、どう考えても、自分の命のために防災ってできるんだろうか、自分の命にそこまでリアリティーが持てるのだろうか、あるいは継続性はそれで担保できるんだろうかと考えますと、ちょっと自分は無理なんじゃないかと思います。\r\n　私の町で一生懸命活動いただいている防災リーダーさんというのは、他者の命のために一生懸命頑張っておられます。これ、東京大学の片田先生のお言葉をお借りしますと、二人称防災というそうです。自分の命にはリアリティーを持てないけれども、自分の大切にしている方、例えば自分の子供であるとか自分のお父さん、お母さん、もう何十年もかわいがってきていただいた隣のおじいちゃん、おばあちゃん、こういった自分の大切な範囲の中におられる方の命についてはリアリティーが持てる。恐らく、自分の町で活動されている防災リーダーさんというのは、そういった他者の命にリアリティーを感じながら他者のために活動されている。なので、誰かのためにというのは一つ防災を進める上で大きなキーワードです。\r\n　これ、ややもすると、自分の命にしっかりとリアリティーを持って自分の命と向き合ってという作業は、防災を進めていく以上、どうしても必要なんですけれども、それが全てではないという認識も併せて自分たちは持つ必要があろうかと思っていますし、これは社会、黒潮町という小さい社会ですけれども、そこで顕在化してきた一つのケースでございます。\r\n　それからもう一つ、こちらは人材といいますか行動変容、お配りいたしました資料のうち、八ページを御覧いただければと思います。\r\n　これ大変失礼な資料で、県内三十四自治体の比較表でございます。高知県には三十四自治体がございます。これ何を示しているかといいますと、下段、右に向かっていくのは耐震化の補助金の額です。それから、縦軸は実施件数でございまして、これ黒潮町の人口を一とした場合に、例えば高知市さんはもう三十倍以上いるんですけれども、それを平場で比較できるように人口調整をして、黒潮町と同様の平場の比較ができるようにしています。\r\n　これ黒潮町のところを見ていただくとお分かりいただけるかと思いますが、補助金額というのは決して高い方にはございません。しかしながら、実施件数、実施率というのは非常に高位に位置していて、ポジション的にはこれイレギュラーでございます。\r\n　これ、なぜこういうことが起きるのか。耐震だけを一生懸命進めてきたわけではございません。むしろ、うちの町では、耐震を進めるに当たっては非常に慎重に配慮をしています。隣、私の家は耐震をしました、二軒隣も耐震をしました、でも私の家はどうしても事情があって耐震をすることができない、そういったケースもあります、どうしても。そういった方々が過度に耐震をしていないことに対して悲観的になったり責任感を感じたりすることのないように、どちらかというと進めている、進めながらも、一生懸命そういうところでは慎重さを持ちながら進めてきたんですけれども、ポジション的にはイレギュラーということになっています。\r\n　これ、なぜこういうことになるかと自分なりに解析しますと、やはり防災全体に対する理解だと思います。耐震だけを進めていこうとすると、耐震そのもののその利益といいますか、コスパだけを考えて、ああじゃないか、こうじゃないかという話になるんですけれども、この耐震、黒潮町で年間百件以上進んでいる耐震は、恐らく自分の命を守るために自分の家の耐震化を進めていく、これはもう恐らく七割、八割の方だと思いますが、それ以外にも、例えばその隣、家の隣に走っている避難道を、自分の家が壊れて閉塞すると、ここの避難行動に難を持っているおじいちゃん、おばあちゃん、避難歩行速度の遅いおじいちゃん、おばあちゃんが避難道まで、避難所までたどり着けないんじゃないかみたいなマインドも併せて持ち合わせているからこそ、こういう結果が出ると思っています。\r\n　こういったように、先生に御指摘いただきましたように、黒潮町、ちっちゃい町ですけれども、それを社会として捉えた場合、行動変容が起こったいろんな実績といいますか、見える、顕在化してきている部分というのがございまして、時間の都合上、全てを御紹介する時間はございませんけれども、そういった実際に行動変容の姿が見える、顕在化している事例というのは多々ございます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_082","order":82,"speaker":"仁比聡平","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/82","speech_text":"○仁比聡平君　ありがとうございました。\r\n　この八枚目の資料、つまり、最近十年間の平均耐震実績と補助額を県内三十四自治体で比較をしたときに、黒潮町はぬきんでて進んでいるという、この経験もお尋ねしようと思っていたら、お話しいただけてとてもよかったです。\r\n　本当は黒潮町長にもう一問、冒頭おっしゃった弱部分析の関係で、不足のリソース、救急医療という観点だったと思いますけれども、これが、指摘はされるけれども、平時からの配慮をしていくコストを一体どうするかと、ここが大問題と。私も、この取組に、政府の取組について、上から目線で号令掛けるだけじゃ駄目じゃないかという指摘を聞いたことがあるんです、別のところから。\r\n　その点について、もしよかったら、弱部分析の結果、どれぐらいの費用が必要かというのは試算はもうされましたか。どんな規模のお金が必要なんでしょう。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_083","order":83,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/83","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　それでは、内閣府に実施いただきました弱部分析について、限られたカテゴリーでございますけれども、どおんと被災して、Ｌ２クラスでどおんと被災をしたときに重傷者がどのぐらい出て、それで、例えば搬送を要する、その搬送も、共助の搬送、つまり消防団とか自治防災組織とかの民間あるいは半公共的な車両を使った搬送と、それからもう医療行為を伴いながら搬送しなければならないケース、こういったものがございまして、それぞれにどの程度、統計学的に人数が出るのかということをはじき出してやった弱部分析がございます。\r\n　結論から申し上げますと、現状ですと、搬送を要する方は千人程度、けがを負う方は千人程度発生するだろうということになってございまして、そのうち大部分の方を搬送する必要があるということになってございます。\r\n　これを黒潮町のリソースでやりますと、あっ、正確に申しますと、発災すると、現状で発災すると千四十人の方が負傷されて、そのうち災害拠点の病院、救護病院に搬送しなければならない方、これは救急車と救急車外、両方足し合わせますと三百四十人程度が出るだろうと。これを黒潮町の救急車だけで、救急車が必要だとされる人数を、黒潮町に配備されている、たった二台しかないんですけれども、その救急車だけで搬送しようとすると少し足りませんということになってございますが、全ての費用をここで分析ができているわけではございません。\r\n　これも役割分担だと思います。搬送者が多くてリソースで対応できないのであれば、不足するリソースをカバーするのと同様に、その搬送しなければならない対象者をそもそも減らす努力をしていく、つまり事前防災です。その事前防災について自分たちは一生懸命やりますが、それでもどうしても出てしまうその対象者についてのリソース不足というのは国が積極的に解決をすべきところだと思っていまして、それを地方の責務と言われると少し、財政状況を考えたときに、自分たちとしては満点の対応は取りかねるということにならざるを得ないというのは現実でございます。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_084","order":84,"speaker":"仁比聡平","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/84","speech_text":"○仁比聡平君　時間が来てしまいまして、沼田先生、申し訳ありません。こうしたリスクと土地利用規制なども含めてお尋ねしたいと思っておりましたが。\r\n　本当にありがとうございました。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_085","order":85,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/85","speech_text":"○天畠大輔君　代読します。\r\n　れいわ新選組の天畠大輔です。\r\n　お忙しい中、参考人の方々には、本日は御出席をいただきまして感謝申し上げます。ありがとうございます。\r\n　本日は、防災庁設置法の法案そのものとは少し離れて、誰一人取り残さないことや、そのための当事者参画を考える観点から、インクルーシブ防災に関連する質問をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。\r\n　まず初めに、沼田参考人に伺います。\r\n　政府の災害対策では、常に自助、共助、公助という言葉が頻繁に出てきます。本来の自助は平時の備えを中心としたものと思いますが、一般的には、自助という言葉が避難行動における自己責任という考え方に結び付くことも少なくありません。誤解を恐れずに言えば、これは自力で防災対策や避難行動ができる健常者を前提とした多数派の理論にも思えます。しかし、現実の社会には、どれだけ平時から備えをしていても構造的に自助が不可能な高齢者や障害当事者などの要配慮者が確実に存在し、そうした人たちは災害関連死のリスクも高いことが知られています。\r\n　一方で、沼田参考人が副センター長を務めておられる災害対策トレーニングセンターは、公助、共助、自助の枠組みや組織を超え、相互に補完し合う災害対策に向けた研究を進めるという一文があります。\r\n　率直に伺います。公助を先にしているのはなぜでしょうか。あわせて、現在の自助、共助、公助という言葉の順番についてどのようにお考えかも含めて、御意見をお伺いできますか。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_086","order":86,"speaker":"沼田宗純","speaker_position":"東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター副センター長・准教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/86","speech_text":"○参考人（沼田宗純君）　御質問ありがとうございます。\r\n　まず、自助、共助、公助という言葉の順番についてです。\r\n　これまで自助が先に来ていて、まさにおっしゃるとおり、対策ができる人は自分でやりましょうと、仮に災害があって命を失ってしまったら、それは結果的に、別に行政のせいでもないし、自己責任だよねというのが多分根底にあるんだと思います。家が壊れたら、それは自分で耐震補強をするというのが今の国の考え方だと思います。その代わり、家が壊れても、さすがに生活の当面の補助は必要だよねというので、生活再建支援金なんかがあるんだと思います。\r\n　ただ、これが本当に自助という意味で、耐震化率今九割で、もう少しで一〇〇％になるというような、そんな試算もあると思います。じゃ、耐震化ができていない残りの一〇％って、本当にそれってどういう人なのかというのも多分大事だと思うんですね。九〇％だからいいんだではなくて、九〇％は、できる人がやっている、一〇％は、やりたくてもできない人がいる。やはり、そこを、ちゃんと一〇％を防災庁がしっかりと支えて、本当にできない人に手を差し伸べる、できるまで一緒に寄り添うという、そういう姿勢も防災庁は大事だと思います。\r\n　公助、共助、自助という順番を、仮に公助を先にするという考え方も僕はあると思います。やはり、人一人の命を救うあるいは命を守ろうというときに、自分だけでどうにかなる話ではないと思います。なので、そこは、防災庁ができて、逆に言葉は、今、自助、共助、公助ではなくて、公助、共助、自助というふうに順番を変えるということもありかなと思っています。防災庁ができて、これから行政も防災にしっかり取り組んでいくと、その代わり、皆さんもできることをしっかりやっていこうということで、まさに防災庁が前面に、最初に言葉を公助、共助、自助というふうに変えることによって、今までできていなかった人も防災に関心を持つという、そういうきっかけにもなるかなと思います。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_087","order":87,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/87","speech_text":"○委員長（下野六太君）　天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_088","order":88,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/88","speech_text":"○天畠大輔君　ありがとうございます。代読お願いします。\r\n　同じくインクルーシブ防災の観点での人材活用について、次は大西参考人にお伺いできればと思います。\r\n　黒潮町では、住民に避難を諦めさせないという強い決意の下、全職員を地域に分散配置する職員の地区担当制をしき、住民一人一人の生活に寄り添った避難カルテを作成するなど、日々の日常の暮らしに防災を組み込む先進的な町づくりを進めてこられたと思います。そうした事前防災の計画を立てる現場に障害のある当事者などが直接関わるようなインクルーシブ防災を取り込むことが要支援者の命を守ることにどのような変化や効果をもたらすと考えられるでしょうか。\r\n　また、例えば防災庁が、今後、人材活用を進める中で、そうした当事者を職員として組織内部に迎えることで視点が多様化し、要配慮者などへの対応の取組が進むという効果は期待できないものでしょうか。御意見をお願いいたします。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_089","order":89,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/89","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　それでは、まず二点お尋ねがあったかと存じます。\r\n　まず、障害をお持ちの方が御参画いただいて、様々な防災計画を組んだり、あるいは避難訓練に参画いただいたり、あるいはその後の振り返りをしたりということは、実際に黒潮町ではもう既に行ってございまして、非常に大切な取組です。\r\n　といいますのも、やはり質問中御指摘いただきましたように、どちらかといいますと、ベースになるのは健常者であるということが恐らく無意識下にあって、それで組み上げられてきて、障害をお持ちの方とか高齢者の方とか要介護認定の高い方とかというのは少しそれから外れたところに存在しているというような感覚をややもすると自分たちは持ちがちです。しかしながら、もう発災とか災害というのは、どういう状態の方なのかということを選んで発災するわけではございませんで、もう被災者というのはみんなでございますから、それはみんなで計画立てなあかんよねというのは、もう取るべき姿でございます。\r\n　変化をもたらすというのは、もう既に黒潮町ではそういうことになってございますので、新たに導入される自治体でどういう変化がもたらされるのかというのは、少し言及できる立場にはないかと思います。\r\n　それからもう一つ、防災庁の職員にも直接ということでございました。\r\n　これも、先ほどの黒潮町の様々な防災会議や地域調整会議や、あるいは避難訓練、その後の振り返りに御参画いただいているように、多様な視点を持つというのは絶対に必要でございまして、これはもう必須です。ただ、その多様な視点を持つ手法というのが、実際に防災庁の職員として迎え入れることなのか、あるいは外部の多様な視点、多様な意見をヒアリング、そして集約化する仕組みの方が重要なのか。恐らくこれはどちらかではなくてどちらも重要だというテーマではなかろうかと思いますが、実際にどの程度の集約しなければならない情報が欲しいのかというのは、本来でございますと、日々のコミュニケーションで自分たちは把握をしておかなければならないところです。\r\n　今更というのは絶対遅いはずでございまして、単に防災庁の職員というよりも、もう日々のコミュニケーションがどうそのボリュームが確保されるのかということの方が僕は物すごく重要じゃないかなと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_090","order":90,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/90","speech_text":"○委員長（下野六太君）　天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_091","order":91,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/91","speech_text":"○天畠大輔君　黒潮町において、当事者参画を進める中で課題や改善策について、もう少し詳しく教えてください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_092","order":92,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/92","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　申し訳ございません、少しちょっと聞き取れないところがございまして。申し訳ございません。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_093","order":93,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/93","speech_text":"○天畠大輔君　黒潮町において、当事者参画を進める中で課題や改善策について、もう少し詳しく教えてください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_094","order":94,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/94","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　当事者感というのは、自分たちは我が事感という表現をしますが、そのような趣旨でよろしかったでしょうか。\r\n　まず、自分たちは、意見中にも申し上げましたが、正しい知識とか経験を持って防災に臨んだわけではなくて、いろんなところで失敗もありますし、いろんなところでミスもありますし、もしかしたらやらなかったことがよかったようなこともあろうかと思います。しかしながら、そういったもうちっちゃい、何といいますか、マイナスのファクターをもう圧倒的ボリュームで押し潰してきたというのが恐らく自分たちのスタイルだったんではないかと思います。\r\n　みんなでやるとかということになると、やっぱり参画される方の我が事感、当事者感というのは絶対に増します。そして、前段でも答弁をさせていただきましたように、自分の命にリアリティーが持てなくても、地域のためとか地域のおじいちゃんのためとか、あるいは地域の子供のためとかというマインドで御参画をいただいている方というのは、自然のうちにその当事者感というのは養われていくはずでございまして、とにかくやっぱりボリュームもめちゃくちゃ大事ですし、もっと言いますと、みんなでやるということがめちゃくちゃ大事です。\r\n　共通言語を持ちながら日常会話に防災のことがいろいろ出てくる、あるいは企画立案、そういったことにみんなで参画してみんなでつくり上げていくということは、当事者感を醸成することに非常に有効に働いたと思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_095","order":95,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/95","speech_text":"○委員長（下野六太君）　天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_096","order":96,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/96","speech_text":"○天畠大輔君　障害者や高齢者の当事者参画という意味で質問いたしました。もう一度お答え、お願いいたします。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_097","order":97,"speaker":"大西勝也","speaker_position":"高知県黒潮町長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/97","speech_text":"○参考人（大西勝也君）　ありがとうございます。\r\n　少し全体のことから。最初に自助、共助、公助のお話がございました。\r\n　どうしても、そのお方の身体的特性とかあるいは精神的特性とか、そういったものによりまして、自助の割合ですとか共助の割合ですとか公助の割合というのが、そのニーズが変わってまいります。ただ、この自助、共助、公助というのは、恐らく順位、優先順位ではなくて、正確な表現をいたしますと、自助も共助も公助もということでございます。\r\n　それから、高齢者の方、あるいは障害をお持ちの方、こういった方の当事者感というのは、実はもしかすると自分たちよりもはるかに当事者感は高いのではないかと思っています。\r\n　それはつまり、例えば身体的な障害をお持ちの方は健常者の方に比べて避難歩行速度がやっぱりゆっくりめなわけでございまして、同時に用意ドンで逃げましても、やはりその障害、身体的な障害をお持ちの方の方が少し難を生じるということになりますから、そういうことをもう御自身は深く理解されていますので、もしかすると当事者感というのは実際にそういった方々の方が非常に高いのではないかと思います。\r\n　これはワークショップやってみますとよく分かるんですけれども、田舎の特性ももちろん併せてあるんでしょうけれども、非常に高齢者の方が多くて、それでワークショップで発言される方もやはり高齢者の方が非常に多いです。それも本当にせっぱ詰まったような質問をいただいていまして、当事者感というのは恐らく自分は本当に大丈夫かなと日々思っている方の方が高いのではないかと、そのように思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_098","order":98,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/98","speech_text":"○天畠大輔君　代読します。\r\n　重ねて、インクルーシブ防災に関連して、障害者の人材活用についてお伺いします。\r\n　栗田参考人にお伺いします。\r\n　栗田参考人はこれまでも官民連携の必要性、重要性を訴えてこられました。能登半島地震の経験を踏まえ、現状のやり方では将来の大規模災害に対応できない可能性があるとも指摘し、官民の本気の連携の必要性を強調しています。\r\n　ところで、官民連携の中で、障害者を支援の対象としてだけでなく防災対策を担う人材として積極的に活用していくようなインクルーシブ防災の観点からの人材活用を考えた場合、当事者参画のメリットについてどのようにお考えでしょうか。また、防災庁は、そうした要配慮者や障害者などの当事者をどのように参画させ、その専門性や経験を生かすべきだとお考えでしょうか。御意見を伺えますか。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_099","order":99,"speaker":"栗田暢之","speaker_position":"特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク代表理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/99","speech_text":"○参考人（栗田暢之君）　非常に難しい課題をいただいたわけですけれども、私は本気の連携がいかに実践されるかということが非常に重要だと思っていまして、障害者でもレベルが全然やっぱり、重度、軽度、異なるわけですから、さっきの自助、共助、公助の話じゃありませんが、公助がしっかりとすぐに医療なり福祉につながないといけない方もいらっしゃるでしょうし、それから、一緒に支援活動を私たちとしている障害者もいますから、車椅子の方であったり、だから、それはその人のやっぱり特性に応じた連携の仕方があるんじゃないかなと。\r\n　要するに、本当に、自助、共助、公助の中で支援が必要な人たちが誰なのか、私たちと一緒に支援に合流いただける方は誰なのか、結局、一人一人がしっかりとその意思を理解をされて、一緒に活動できる仲間がどんどん増えていけばいいなというふうには思っています。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_100","order":100,"speaker":"天畠大輔","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/100","speech_text":"○天畠大輔君　ありがとうございました。質疑を終わります。"},{"speech_id":"122115384X00720260619_101","order":101,"speaker":"下野六太","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115384X00720260619/101","speech_text":"○委員長（下野六太君）　以上をもちまして参考人に対する質疑は終了いたしました。\r\n　参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。\r\n　参考人の皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただきまして、誠にありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。（拍手）\r\n　本日はこれにて散会いたします。\r\n　　　午後四時十二分散会"}],"bills":null,"source":{"label":"国会会議録検索システム","url":"https://kokkai.ndl.go.jp/"},"disclaimer":"本アプリは非公式です。発言内容の確認は国会会議録検索システムの一次資料を参照してください。"}
