{"issue_id":"122115382X00620260703","house":"参議院","meeting":"沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会","issue":"第6号","date":"2026-07-03","session":221,"speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703","speeches":[{"speech_id":"122115382X00620260703_001","order":1,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/1","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　ただいまから沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会を開会いたします。\r\n　委員の異動について御報告いたします。\r\n　昨日までに、上野ほたるさん、かまやち敏君、長谷川英晴君、井上義行君及び本田顕子さんが委員を辞任され、その補欠として青島健太君、江島潔君、鈴木宗男君、朝日健太郎君及び鈴木大地君が選任されました。\r\n　　　　─────────────"},{"speech_id":"122115382X00620260703_002","order":2,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/2","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。\r\n　沖縄・北方問題及び地方の活性化等に関しての総合的な対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に、宜野湾市長佐喜眞淳君、沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授・沖縄国際大学理事前泊博盛君及び大東文化大学法学部政治学科教授川名晋史君を参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。\r\n　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕"},{"speech_id":"122115382X00620260703_003","order":3,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/3","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　御異議ないと認め、さよう決定いたします。\r\n　　　　─────────────"},{"speech_id":"122115382X00620260703_004","order":4,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/4","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　沖縄・北方問題及び地方の活性化等に関しての総合的な対策樹立に関する調査のうち、在沖縄米軍基地問題及び沖縄振興に関する件を議題とし、参考人の皆様から御意見を伺います。\r\n　この際、参考人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。\r\n　本日は、御多忙のところ御出席をいただき、誠にありがとうございます。\r\n　皆様方から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。\r\n　次に、議事の進め方について申し上げます。\r\n　まず、佐喜眞参考人、前泊参考人、川名参考人の順にお一人十五分以内で御意見をお述べいただき、その後、委員の質疑にお答えいただきたいと存じます。\r\n　また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度、委員長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきください。\r\n　なお、御発言は着席のままで結構でございます。\r\n　それでは、まず佐喜眞参考人からお願いいたします。佐喜眞参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_005","order":5,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/5","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　皆さん、こんにちは。普天間飛行場が所在する宜野湾市から参りました市長の佐喜眞淳でございます。\r\n　本日は貴重な機会を賜り、心より感謝を申し上げたいと思います。\r\n　さて、今年は普天間飛行場全面返還合意から三十年という非常に重要な節目であることを踏まえまして、主に、普天間飛行場の主な経緯及び早期閉鎖、返還などの視点、跡地利用の観点、本市への新たな支援の観点、以上の三つの観点から意見を述べさせていただきたいと思います。\r\n　まず、一点目の普天間飛行場の主な経緯及び早期閉鎖、返還などの観点でございます。\r\n　御案内のように、平成八年四月十二日、当時の橋本内閣総理大臣とモンデール駐日米国大使の共同記者会見において、今後、五年ないし七年以内に、十分な代替施設が完成をし運用可能になった後、普天間飛行場を返還するとの発表がなされました。町の中心に位置する普天間飛行場の全面返還合意は、沖縄県の基地負担軽減の象徴であり、宜野湾市民のみならず沖縄県民が心から喜んだところでもございます。\r\n　全面返還合意は、沖縄県内の代替施設への移設という条件付でもございました。平成九年十二月、当時の比嘉鉄也名護市長が、私は移設を容認する、普天間の苦しみに応えたい、その代わり私は腹を切る、遺言書は、北部、県北部やんばるの末広がりの発展だとして、海上ヘリ基地受入れを表明をし、その後、任期途中で市長職を辞職されました。また、比嘉市長の後継として当選された岸本建男名護市長におかれましては、平成十一年十二月に移設受入れのための条件を示し、受入れを表明をされました。\r\n　基地負担は国民が平等に負担するべきでありますが、全国で普天間飛行場の移設先を受け入れる市町村がない中、受入れを決断していただいたのは名護市民、名護市民だけでございます。比嘉市長を始め、岸本市長に対しまして、深く敬意と感謝を申し上げたいと思います。\r\n　普天間飛行場の返還には代替施設が必要であるという条件は日米両政府の合意のため、私どもの選択肢はございません。三十年がたった現在においてもこの条件は変わらず、破棄する、否定することは、イコール固定化につながることだと考えております。\r\n　これまで幾度となく示された普天間飛行場の返還期日はいずれも実現が至らず、そのたびに市民は落胆と失望を繰り返しており、返還合意から三十年が経過した今なお、返還期日も示されておりません。これは、先行きが見えないという意味で市民にとって大きな不安であり、二十年、三十年と時がたちますが、四十年目はもう考えたくないというのが市民の切実な思いであります。\r\n　この三十年もの間には、返還の実現を夢見ながら亡くなられ、あるいは未来を、明るい未来を享受することもかなわなかった多くの市民がおられます。特に、一昨年、普天間飛行場問題解決のために政府要請途中に亡くなられた松川正則市長の思いというものを私どもは忘れてはならないと思います。そういう意味においても、いまだに返還が実現されないことは非常に残念であり、極めて遺憾であります。\r\n　普天間飛行場返還問題に係る宜野湾市民の民意につきましては、普天間飛行場の危険性除去について他に方策がなければ辺野古移設を容認せざるを得ないとして挑んだ、亡くなられた松川正則前市長が再選した令和四年の宜野湾市長選挙や、令和六年の私の市長選挙を含め、近年の宜野湾市長選挙の結果でも示されているように、移設反対を唱えた相手候補に勝利したことは、市民が現実的な判断を下したものと考えております。\r\n　普天間飛行場を一日も早く返還してほしい、固定化は絶対避けなければならないというのが、それが市民の強い願いであると同時に、十万人余の市民の生命と財産を預かる宜野湾市長としての責務であると考えております。\r\n　ここまでも、改めて普天間飛行場返還に関するこれまでの主な経過について御説明をいたしましたけれども、事前に配付してございます資料を御参考ください。\r\n　まず、今申し上げたように、平成八年四月には、共同記者会において、五年ないし七年以内に、十分な施設が完成した後に普天間飛行場を返還すると。あるいは、平成十六年八月には、米軍ヘリが沖縄国際大学へと墜落事故がございました。さらには、二〇一四年という返還期日も延期をされ、平成二十一年七月には、鳩山民主党、当時の、代表が沖縄市で行われた党公認候補の応援演説の際に、普天間飛行場移設に関し、最低でも県外と発言。そして、それを踏まえながら、平成二十二年五月には、鳩山総理、当時、が就任後初めて沖縄に訪問した際に、最低でも県外との撤回を表明してございます。言い換えれば、辺野古に回帰したということでございます。\r\n　さらには、平成二十七年十一月に、政府が、沖縄県知事による普天間飛行場代替施設に関する埋立承認取消しを求めて訴訟が開始をされました。その訴訟の中身として、令和五年九月には、政府と沖縄県との普天間飛行場代替移設建設に関する一連の訴訟が終結をし、最高裁の判決が是正ということで県の上告を却下いたします。県の敗訴が確定をいたしました。\r\n　以来、広く今日まで、普天間飛行場の問題が常に大きな市民の関心事ではございますが、この三十年もの間、市民は、昼夜を問わず発生する航空機騒音被害に加え、米軍ヘリの沖縄国際大学への墜落事故や普天間第二小学校への窓落下事故が発生し、幸いにも学生や住民、子供たちへの人的被害がなかったものの、航空機事故の危険性にさらされ続けられるとともに、ＰＦＯＳを含む泡消火剤の漏出事故など、過重な基地負担を強いられ続けているのが今の宜野湾市でございます。\r\n　さらには、昨年度は、外来機であるジェット戦闘機の離発着が四百八十八回にも上がるなど、騒音被害が悪化をし、市民から基地被害に関する苦情を受け付ける基地被害一一〇番が、過去三年の平均値が大体三百件ではございますけれども、三倍以上の千百三十四件もの切実な声が寄せられているなど、市民の我慢は限界を超えております。\r\n　一方で、令和六年一月十日より普天間飛行場代替施設建設の埋立ての工事が再開をされ、政府の説明では、提供手続完了まで同日から起算して十年を要し、部隊の移転などのプロセスを考慮した上で返還時期が決まるとのことでございます。代替施設の提供手続完了まで現時点で十年を切っているものと考えておりますが、具体的な返還時期については未定であります。このままでは、全面返還合意から四十年を経過しても、普天間飛行場が本市の中心にあり続けることとなります。\r\n　その結果として、この間、慢性的な交通渋滞や市街地の分断、非効率的な公共施設の設置など、本市は計画的な町づくりを行うことができず、約十万人の市民の生活は不便を強いられ続けることを踏まえれば、日米両政府は一日も早い普天間飛行場の全面返還に向けた取組をより一層進めていくべきだと考えております。\r\n　また、視点を世界に広げてみますと、沖縄県は日本とアジアとの結節点であり、広大な普天間飛行場の跡地利用は今後の日本経済を牽引する可能性を秘めております。こうした観点からも、返還までの道筋を早期に決め、世界に誇れる沖縄を象徴する跡地利用に向けた取組を加速していく必要があると考えております。\r\n　本年は普天間飛行場全面返還合意から三十年の節目の年でございます。同飛行場の一日も早い閉鎖、返還及び速やかな運用停止の実現に向け、実現並びに返還期日の早期確定を日米両政府に強く意思表示することを重要と考えており、宜野湾市民及び市内の各種団体が連携をして、宜野湾市が一丸となったチーム宜野湾を結成をし、日米両政府に対して共同要請行動を行う予定でございます。\r\n　具体的には、今月二十六日日曜日に宜野湾市内で、「「もう待てない！全面返還合意から三十年！」普天間飛行場の早期閉鎖・返還を求める「チーム宜野湾」結成式及び共同要請行動出発式」を開催をいたします。二十八日には県内、沖縄県を含め県内各機関に対して、また、三十日から三十一日にかけては東京都内で日米両政府に対して共同で要請を行う予定でございます。\r\n　返還合意の原点は、町のど真ん中に位置し、世界で最も危険な飛行場と言われている普天間飛行場の危険性及び基地負担軽減であり、普天間飛行場の固定化は絶対あってはなりません。過ぎ去った三十年を取り戻すことはできませんが、過重な基地負担を強いられ続けている今現在の市民の負担軽減のため、また明るい、また未来ある跡地利用というバトンを次の世代へとつなぐためにも、チーム宜野湾の取組を進めてまいりたいと考えております。\r\n　次に、跡地利用の観点についてでございますが、政府におかれましては、普天間飛行場跡地利用に関してこれまでも格別の御理解と御支援を賜っております。本市ではこれまで、公共用地の先行取得事業の取組や、政府、沖縄県などと連携をし、世界に誇れる沖縄を象徴する跡地利用計画策定に向けた検討を進めております。令和九年度には全体計画の取りまとめを予定しております。\r\n　基地跡地利用の先行モデル地区として取組を進めている本市の西普天間住宅地区の実績として、返還から十年で、沖縄健康医療拠点の開所という形でその一部の町開きを行うことができましたことが、普天間飛行場跡地は同地区の約十倍の面積であり、支障除去も含め、跡地開発には相当の時間を要することが想定をされております。\r\n　広大な普天間飛行場の跡地利用は今後の日本の経済を牽引する可能性を秘めており、この観点からも、普天間飛行場の早期返還に向けて御尽力を賜りますようお願いをさせていただきたいと思います。\r\n　最後に、三点目の本市への新たな支援の観点についてでございますが、これまで、政府におかれましては、普天間飛行場東側の約四ヘクタールの返還によって実現した市道宜野湾十一号の整備を始め、基地跡地利用の先行モデルとして西普天間住宅地区における琉球大学医学部及び大学病院の移設や沖縄健康医療拠点の形成の町づくりなど、様々な形で本市への御支援をいただいているところであり、心より感謝を申し上げたいと思います。\r\n　しかし、本市の中央部に所在する、存在する普天間飛行場は返還合意後も三十年運用が継続され、今後、少なくても返還までの約十年間の間、騒音被害や事故の危険性などの基地負担を受け続け、計画的な町づくりもできず、生活の不便や我慢を強いられていることは市民にとって極めて深刻な問題であります。\r\n　さらに、返還後も跡地利用が可能になるまで相当の時間を要することを踏まえれば、政府には、着実に市民の負担を軽減するよう、本市への新たな支援をお願いしたいところでもございます。\r\n　最後になりますが、意見陳述はこれで終了いたしますが、委員の皆様方におかれましては、本日述べさせていただきました内容を踏まえて、今後とも普天間飛行場問題について国会で忌憚なく議論をいただくとともに、一日も早く閉鎖、返還ができるよう皆様方のお力添えを賜りますよう、宜野湾市を代表して最後にお願いして、私の挨拶とさせていただきます。\r\n　以上でございます。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_006","order":6,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/6","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　ありがとうございました。\r\n　次に、前泊参考人にお願いいたします。前泊参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_007","order":7,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/7","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　今日は沖縄国際大学から二人の理事が登壇をしておりますけれども、毎日普天間基地を見ていると、この基地が返るということをまともに考える人はいないと思います。\r\n　皆さん、普天間基地を見たことある方、あるいは最近行った方は何人ぐらいいらっしゃいますか。実際に見てみて、それが返ってくると思う方がどれだけいるかということを改めて問い直したいと思います。\r\n　今日、レジュメの方に少し入れさせていただきましたけれども、我々、学生と一緒に、この海兵隊の幹部の皆さんともディスカッションをしています。毎年、三回、四回と重ねていますけれども、彼らに聞いても、辺野古ができても普天間は返さないよと平気で言いますね。これはもちろん、軍人ですから、政治家の皆さんにこういうことを言うと首が危なくなるので言いませんけれども、本音ベースで聞いていくと、この普天間を返すばかはいないという話をしてきます。\r\n　これだけそろっているんですね。今日、レジュメに入れましたけれども、滑走路だけではなく、誘導路、着陸帯、駐機場、駐車場、プール、航空機用のガソリンタンク、照明装置や貯油施設、こういった司令部の施設も含めて、どんどん強化されていることはあっても、これが返らないということはまず、返すということはまずないだろうという、そういう発言が出てきます。\r\n　私もこれまた確認をしたいところでありますけれども、工事関係者からは、この普天間基地の下には核シェルターもあるんだという話も聞きました。そういうことも確認をした上で、あそこは実は石灰岩の岩の上にあるんですけれども、下は百本ぐらい鍾乳洞があるんですね。中には鍾乳洞を超えるような大きなホールもあります。\r\n　こういったものが返された後は観光施設にもなるのではないかという議論もされてきていますけれども、実際に、返された後の議論はするけれども、返すまでの話ですね。私も沖縄国際大学に来て十五年になりますけれども、渋滞がひどいんですね。これは五十八号線、そして三三〇というこの国道を挟んで、この三キロ余りの距離をこの普天間基地が邪魔して交通を遮断しているんですよ。\r\n　そうであればということで、十五年前にも提案をしましたが、せめて、返ってくる、返ってきた後も渋滞解消にもなるのでトンネルを二つ掘れという話をしました。これは伊丹でもそうですし、広島空港も、ほかの、岡山空港でもそうですけれども、飛行場の下に、滑走路の下にトンネルがないということはないんですね。交通を遮断しているんであれば、せめて、そういう日常的なまずこの困難すら解消しないで、返還の話ばかりしているという。\r\n　私も三十年この問題に関わってきましたけれども、もう司令官たちも、実は、もう三十年前、まさに新兵の頃にこの話が出て、今司令官クラスになっているんですね。そして、その普天間基地を見たときに、これを返して、あの役に立たない辺野古を何のために造っているんだという話になっています。三十年掛かってもう時代は変わっていると。我々はドローンやミサイルで戦争する時代に、あの基地を造って何の役に立つのかということをストレートに言ってきます。そして、そのことについては、何と言っているかというと、これは日本の建設業界の利権の問題に変わっているだけで、我々にとって必要なものかどうかという議論が全くなされていないという話を聞きます。\r\n　そういったことを考えると、皆さんの中で、本当に軍事的に辺野古の新しい基地がどれだけ抑止力に効果を発揮するのかということを証明できる人がいるのかどうか、その辺りはしっかりと議論をしてほしいと思います。\r\n　これは、ある総理経験者にも、それから防衛大臣経験者たちにも、何人とも議論しました。最終的にこれが幾ら掛かるかという話ですね。三千六百億で計画されたものが、その後九千三百まで上がって、それでもまだ四〇％の建設、進捗ということになると、恐らく沖縄県が試算しているとおり、二兆五千億掛かるのではないかという話になっています。\r\n　これは政治学的にはアウトですけれども、私、経済学もやっていますけれども、経済学的にはこれはオーケーです。これは、千二百メートルぐらいの滑走路二本、この程度の飛行場に二兆円も掛けてくれるこれだけの公共事業は全国探してもないと思います。金に糸目は付けない、幾らでも使っていいというような工事を進めようとしていると。\r\n　私も国交省の委員をしました。ＢバイＣというものがあります。ベネフィットとコストを考えた上で、これが果たしてその額に見合うものかどうか。防衛大臣たちとも議論しましたけれども、これだけの二兆円のお金があれば何ができるかと。空母打撃群が四チームつくれるのではないかと、固定的なこの小さな基地を造る議論よりも、そこをなぜ議論しないかということも議論しています。\r\n　私、もちろん憲法を守る側にいますけれども、護憲であればこういう発言はできませんけれども、むしろ防衛力という議論であれば、辺野古ごときの議論で三十年も使っている場合ではないと思いますね。そういうことをしっかりと議論をしていただいて、沖縄でなければ解決できない、辺野古でなければ解決できないという発想の転換ができない政治家たちしかいないこの時代には期待をしないということであります。我々は、次の世代に、知恵ある世代にこの問題を先送りしていいのかどうかという、そういうところまで議論をしていただければというふうに思っています。\r\n　今日は、数字の上では非常に厳しい話になりますけど、辺野古の基地は時代遅れだという話ですね。三十年前の古い移転計画、これを更に遡って一九六〇年代に、アメリカの海兵隊と海軍が辺野古に新しい基地を造る計画を持っていました。これ、歴代防衛局長になる方には、この計画ぐらい見たのかという話をします。資料に付けてありますけれども、三ページの方に、これは、海兵隊が一九六六年、六七年に海軍も作っている計画であります。三ページです。この中では、しっかりと浅瀬に三千メートル級滑走路二本を計画をしていました。ベトナム戦争のさなかということでこの計画は頓挫していますけれども、この計画ぐらい踏まえて新しい計画を作ればよかったんですが、このときには今の深みにはまるような軟弱地盤は外しています。そこにはまったために何兆円も掛かるような計画になっているということを、どれだけの議員の皆さんが押さえているのかということですね。\r\n　そういったことも踏まえた上で、もう一つ、普天間基地をこの十五年間、私の研究室の窓からずっと見てきました。毎年のように工事が進み、今、辺野古を超える進捗状況じゃないかと思うぐらい新しい施設がどんどんでき上がっています。滑走路はかさ上げ工事が終わり、滑走路の中間には戦闘機用のストッパーまで造っている。それから、新しい司令部施設は、二、三年掛けて、それこそ四十億、五十億を掛けて更新が進んでいます。屋根はどんどん防水工事が進み、このお金、思いやり予算で出しているのか、それともアメリカ軍が直接出しているのか。アメリカ軍が出しているとするならば、この基地を十年で返すということはあり得ないと思います。どれだけのお金を掛けて普天間基地を整備をされているのか。辺野古の進捗よりもはるかに進む形で普天間の強化が進んでいることに対して、どれだけ視察をして、皆さん御覧になって、今この議論に関わろうとしているのかというところをしっかりと押さえてほしいというふうに思っています。\r\n　それから、この辺野古の問題ですけれども、辺野古基地については、今まさに三千六百から九千三百、そして沖縄県の試算では二兆五千億です。これだけのお金を掛けて造るだけの余力がもう日本にあるのかどうか、そのことについてもしっかりと議論をいただければと思っています。\r\n　これについては、もう自民党の幹部の皆さんも含めて、この問題は既に軍事の問題でなく利権の問題であるという発言までいただいています。この利権が動いてしまった段階で、これを止めるとどうなるかということを私も半ば恫喝のように言われました。これを止めると、沖縄の皆さん、死人が出ますよ、どれだけの工事が生活を支えているか御存じなんですかということを言われたりもします。そういうことを言われて、実際にあのダンプカーでたくさんの土砂を運んでいます。今、ダンプカーの運転手の中に若い女性の方もいます。こうやって、生活をそこに依存して支えるような形をつくられてしまった段階で、これを止めるということがどれだけリスクを負うかという。そして、それに代わる新しい公共事業を、代替の、代わりにそういうものをつくってあげない限り、この工事は止められないという話をしています。\r\n　反対運動だけで止まるものではないということを押さえた上で、皆さんが本当にこの辺野古の基地が止まるというのであれば、代わる施設をどこかで造って、そして、その利権をしっかりとサポートしてあげる、その必要もあるのではないかというふうに思っています。\r\n　この動きについては、辺野古の動きもそうですけど、辺野古弾薬庫の建設、これは既に終わっています。既に古くなった弾薬庫を、新しい施設を造っている。これは海兵隊の施設の中で、報告書の中で、計画書の中で出ていますけれども、十三の弾薬庫を取り壊して、十二の新たな弾薬庫と武器の組立て区画を造るという話がこの中でも出ています。実際にもう整備が終わっています。これ、一時期、地元紙がドローンで撮影をしたんですけれども、その段階で、造っている形がこれ核弾薬庫ではないのかという疑惑も指摘をされました。ところが、その後は埋められてしまいましたけれども、埋まって見えない状況ですけれども、こういう報道をされると、ドローン規制法というので飛べなくして見えなくしてしまうという、そんな状況が行われているんですね。\r\n　それから、辺野古の横に、キャンプ・ハンセン、シュワブ、陸上の方には新たな施設がどんどん造られているんですよ。むしろ、この間、普天間問題に、あるいは辺野古問題に縛られている間に、沖縄の基地はどんどん強化されている。これは話が違うということになってきます。\r\n　それから、そもそもが、二ページの方に入れましたけれども、普天間は世界一危険な基地というふうに誰が決めたのかと。この議論については何回かこの参議院の委員会でも議論しました。蓮舫さんがいたときでしたけれども、この数を実際に確認をしたのかと。今、危険性除去には辺野古が唯一だと言っていますけれども、これまで、昨年までに九百四十六件の米軍機事故が起こっています。その中で普天間基地で起こっているのは十九件ですね。これが世界一です。もう一つ、嘉手納基地は六百五十五件も起こっているんですね。三十倍も事故が起こっている嘉手納基地はなぜ一番になれないのかと、蓮舫さんに、二番じゃ駄目ですかという話をそのときに皮肉を込めて発言をしました。\r\n　こういった数字に基づいて世界一危険だというのであれば、その証拠を示してくれと、これが、我々学生たちに伝える大事な、証拠を示してこそ初めて世界一危険だというふうに言えるのではないかと。ラムズフェルド国防長官が上から見て世界一危険だと言ったから、それで世界一の名をほしいままにしていると、そういうことでいいのかと。\r\n　本当に危険を除去するのであれば、嘉手納をどけてください。嘉手納をどける力もないのに、普天間ごときで三十年も議論をしている我が国の政治に対して、期待感が薄れて、学生のほとんどが関心を持っていません、既に。普天間が動かない最大の理由は、地元の関心がなくなったんですよ。三十年も期待して動かせないこの政治に誰が期待しますか。そういうことを覚悟を決めて動く政治家がいないというところが、この国の残念なところだというふうに思っています。それをしっかりと変えていただければと思います。\r\n　そしてもう一つ、沖縄国際大学です。ヘリが落ちました。落ちたときに何が起こったか。二〇〇四年の話を皆さん覚えていますか。あのときに、地位協定上、そこを封鎖されて、事故調査もできないような状況です。消す段階では宜野湾の警察、消防署に期待をして、そこにやらせておいて、終わった後は自分たちが制圧をして調査もさせない。それで、その段階で、これ二ページに入れました、何をしていたかというと、ヘリの部品に含まれている放射性物質を含むそれを一生懸命探しているんですよ。\r\n　この写真を皮肉を込めてこれ司令官たちとの勉強会のときにも示しました。なぜアメリカ軍は沖縄を守ってやっているのに嫌われるのかと言われたので、こういうことをするからですと。黄色い防護服を着ている兵士は何を探しているか。放射性物質のあの部品を探しているんですね。横にいる袖をまくし上げている兵士たちは何なんだと、特別に放射性物質に強い体質を持っているのかという皮肉を込めて発言をしました。\r\n　こういうことがなぜまかり通るのか、我々学生たちの命を守るということがなぜ優先されないのかという、この国の政治は何を優先してこの基地問題を議論しているかというところを改めて問いたいというふうに思っています。\r\n　こういうことをしっかりと押さえた上で、それから、中谷さんも、元防衛大臣も発言をしていますけれども、分散しようと思えば九州でも分散できるが、抵抗が多くてできないと、理解してくれる自治体があれば移転できるという発言をしています。同じようなことを、民主党の最後の防衛大臣になった森本敏さんも同じような発言をしています。ＭＡＧＴＦが機能すれば沖縄でなくてもよいという、そういう発言をする政治家もいました。こういう人たちが今どれだけいるのかと。\r\n　この国の政治の中で、本気度で、この普天間を除去するという力を持っている政治家がいれば、名のりを上げてほしいというふうに思います。アメリカと議論して、しっかりとそれを除去できるだけの政治家がいれば、この問題について三十年も引っ張ったりはしないと思います。残念ですが、アメリカと交渉できる政治家がいないというところが、この問題の最大の弱点ではないかというふうに思っています。\r\n　それから、沖縄の侵攻の関係でいうと、いつも出てくるのが、沖縄がまさに太平洋の要石を、役割を果たされたりしてきていますけれども、沖縄は、実はもう米軍も沖縄から撤収をするという、そんな論文までも出しています。これ三ページに入れましたけれども、アメリカの海兵隊の幹部が、中国がまず戦争するときは沖縄を標的にしますと、家族が多く住む嘉手納基地や家族住宅が、初期段階で格好の標的となる滑走路や司令部施設と不快なほど近い、第一列島線に家族を同行すべきではないという、そんな話をしています。\r\n　今日も朝一の飛行機に乗ってきたんですけれども、アメリカ軍の家族連れがたくさん乗っていました。そして、キャンプ・キンザー、家族住宅はもぬけの殻、ようやく少しずつ戻ってきているようですけど、小学校は廃校になります。つまり撤退が始まっているのではないかという、そういうこともあります。その数についても公表されなくなっているんですよね。米軍が何人沖縄にいるのかも分からない、そして家族がどれだけいるかも分からない形で今その議論をしているというところです。そして、アメリカ軍は勝手にいつの間にか家族を逃がしているという、我々にとっては非常に懸念材料です、こういったものが。\r\n　それからもう一つ、報道では、日米が核使用想定でシナリオまで作っている、その上で米軍に核の脅しを要求しているという共同通信の報道もあります。核時代に沖縄でミサイル防衛の話をしていること自体が非常識です。そして、中国は今、核戦力をどんどん強化しています。毎年百発ずつ増やし、そして今、三十二発か三十四発ですか、実戦配備をしているというところも踏まえて、こういった周辺の状況も踏まえてしっかりとした議論をいただきたいというふうに思います。\r\n　また引き続き、この議論を深めていただければと思います。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_008","order":8,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/8","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　ありがとうございました。\r\n　次に、川名参考人にお願いいたします。川名参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_009","order":9,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/9","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　川名でございます。\r\n　アメリカの海外基地政策について研究している研究者でございます。本日は、お招きいただきまして、ありがとうございます。\r\n　私の方からは、アメリカの海外基地政策における在沖米軍基地の位置付けと、それから普天間返還が進まない理由、そして今後の課題についてお話をする予定でおりますけれども、前泊参考人の陳述と一部重なるところがありますので、時間も限られておりますので、一部割愛しながら、お手元の事前に配付させていただいたレジュメに沿ってお話しさせていただきたいと思います。\r\n　私の話のポイントは、先に申し上げておきますと、アメリカはこれまでも、これ世界中でもそうですけれども日本で特に、日本本土でですね、彼らの基地を日本に返還してきているわけでありますが、共通する重要な特徴として、彼らは不利益変更は認めないと、これは徹底しているわけであります。\r\n　したがいまして、今の普天間返還に関しても、普天間の現有機能を十分に代替することと、これが最初から条件なわけであります。じゃ、我々は、この十分な明細といいますか、具体的な中身についてどこまで理解しているだろうかと、見落としはないだろうかと、この三十年目に改めてその点について確認する必要があるだろうというのが私の今回の話の趣旨でございます。\r\n　その前に、一番最初に、少し俯瞰的に、この普天間基地というのはアメリカの海兵隊の基地でございます。アメリカの海兵隊がどこにどれだけ基地を持っていて、その中で沖縄、日本がどういう位置付けにあるのかというところからまずは確認してまいりたいと思います。\r\n　最新のアメリカの国防総省のデータによりますと、アメリカの海外基地は世界に、四十五か国に散らばっております。計五百四十九あるということになっていますが、これは少なく見積もってだというふうに私としては考えております。研究者によってはその倍の数を示す者もおりますので、あくまでも参考値だというふうに思います。いずれにしましても、世界の二二％の国がアメリカの海外基地を受け入れているという世界が今日であります。\r\n　大事なのは、この軍種別というところですけれども、陸軍が最多で、海、空と続きます。海兵隊というのは、世界に三十しか基地がないと。彼らはぐるぐるぐるぐるいろんなところを回って歩いていますので、常設の基地というのがそれほど重要ではないというのが理由ですけれども、彼らは三十の基地を持っていますが、このうち七割が、ごめんなさい、沖縄の、ちなみに沖縄の米軍基地面積の七割、これを占めているのが海兵隊です。それを踏まえてですけれども、海兵隊は世界に三十基地を持っていますけれども、そのうち二十六が日本にあります。その大部分が沖縄です。日本以外には韓国ですね。浦項というところがある、韓国の韓国海軍の基地がありますけれども、そこに一部海兵隊がいるぐらいで、基本的には日本、沖縄にいるということなわけであります。\r\n　そういう意味において、海兵隊にとってその沖縄の基地というのは非常に手放し難いと、貴重なものであるということで、例えば一九六〇年代には、一旦、国防総省は沖縄の海兵隊をほとんど全てアメリカ本国に撤退するという計画を立案したこともありましたが、海兵隊あるいは海軍省の徹底的な抵抗に遭いまして、これ頓挫するわけであります。それは、海兵隊にとっては、繰り返しますが、沖縄におけるこの基地というのが彼らにとっての非常に重要な戦略的な資産であり、また、政治的には既得権にもなっているということで、その他の軍種に比べると、その海兵隊の基地というのは非常に粘着性が高いんだということを押さえておく必要があると思います。\r\n　それから、二番目です。普天間返還が進まない理由と今後の課題と。\r\n　括弧一につきましては割愛いたします。\r\n　先ほど、冒頭申し上げました、十分な代替施設とは一体何を意味するのかということです。この十分な代替施設というのは、一九九六年のＳＡＣＯの中間発表のときから一貫してアメリカが言っていることなんですけれども、我々は、これを辺野古に新たな滑走路を建設することをもって十分だというふうに早とちりしてきたところがあるのではないかということであります。\r\n　この十分な代替施設が意味するものの中で、この三十年、我々が十分に認識してこなかった二つの論点を今からお話しいたします。\r\n　一つが、国連軍の問題です。\r\n　国連軍は余り日本社会でこれ議論されてこなかったものですので、議員の皆様方も必ずしも十分に御理解なさっていないところもあるかもしれません。これ簡単に申しますと、朝鮮戦争、一九五〇年の六月に生じた朝鮮戦争の際に結成されたアメリカの有志連合軍のことです。正規の国連軍のつくり方は国連憲章にそのレシピが明示されていますけれども、そのレシピどおりにつくれなかったので、即席で国連軍風のものをこのときつくりました。このときの根拠になった安保理決議、総会決議はまだ失効していません。したがって、これを有効だというふうにアメリカ側は考えていますので、この国連軍あるいは韓国にある国連軍司令部、日本にある国連軍の後方司令部は、今なお有効性を持っております。この国連軍、このときつくられた国連軍の基地が日本に七か所あり、普天間基地はその国連軍の基地の一つになります。\r\n　ですから、我々は、普天間基地の問題をアメリカ軍基地としてフレーミングして、その限りにおいて検討してきたわけでありますが、この国連軍というフレームあるいは補助線を引くと、全く違う形が、意味が見えてくるということになります。\r\n　さて、この国連軍の問題というのは、まさに十分な代替施設が意味するものの筆頭要件です。なぜそのように断言するかといいますと、一九九六年の三月です。日米で普天間返還に合意し、それを発表するのはその翌月の九六年四月です。その直前のことです。アメリカ側で、このＳＡＣＯ、普天間返還、アメリカはリロケーションといいますので、返還ではなくて移設という言い方をしますが、いずれにしても、アメリカのチームを率いていたのはカート・キャンベルさんです。当時、国防省の国防次官補代理ですね。彼が作成した文書の中に、アメリカが普天間をリロケーションするのであれば、かくかくしかじかの条件を満たさなければいけないということがあります。その最初に出てくるのが、普天間は国連軍の基地なので、したがって、代替施設は当然ながら国連軍の機能を充足させなければいけないというものでありました。これはもう一次資料で出てきております。\r\n　それからもう一つは、普天間というのは嘉手納とセットで使われています。別々の軍種が使っていますが、元々は空軍が使っていました。嘉手納基地の補助飛行場として普天間というのがあったんですが、空軍が六〇年代に手放したので、海兵隊が後を引き継ぎました。ということで、空軍と海兵隊が使っていますけれども、相補的です。例えば、嘉手納に降りられなくなったら普天間に降ります、横にありますからね。逆もしかりです。普天間に降りられなくなったら嘉手納に降ります。これダイバートという表現です。ダイバートフィールドといいますけれども、緊急時に降りる飛行場のことをダイバートフィールドといいますが、これが海兵隊にとっては非常に重要な機能で、じゃ、普天間をどこかに移すとなったら、嘉手納に降りようとしていた航空機、軍用機が仮に降りられなくなったときにどこに逃がすのかと。当然、降りられるダイバートフィールドが必要であるということで、アレスティングギアが付いた長い滑走路が必要だということが、九六年の三月の段階からアメリカは想定していたことです。\r\n　非常に重要なこの二点が、日本国内では十分に認識されて議論されてこなかったというふうに私は考えております。\r\n　普天間基地は、沖縄が施政権返還された一九七二年の五月十五日以降、一貫して国連軍の基地です。当然ながら、普天間基地が返還されて、仮に辺野古に新基地が完成した暁には、当然ですけれども、普天間が持っている現有機能がそのままそちらに行きますから、辺野古の新基地は国連軍の基地に指定される必要があるんだろうというふうに思います。\r\n　国連軍というのは過去のものであると、過去の遺物であって、もはや関係ないのではないかというふうにお考えの方もたくさんおられますが、そうではありません。特に、二〇一八年以降、北朝鮮の瀬取りですね、瀬取りを警戒監視するために、この国連軍のフレームワークでもって、本土でも当然横須賀が使われていますけれども、沖縄では嘉手納とか普天間とか、あるいはホワイト・ビーチ、これ国連軍の基地ですけれども、ここが使われて、東シナ海とか台湾海峡に国連軍の枠組みで彼らは活動を行っています。ですから、フランス軍であるとかイギリス軍であるとかオーストラリア軍なんかが普天間や嘉手納に入ってこれているのはなぜかというと、国連軍のフレームワークがあるからです。そうでないと、彼らはどうして、日本の自衛隊の基地ならまだしもですよ、米軍基地を彼らが使えるんですか。その根拠は国連軍の地位協定にあります。\r\n　さて、この国連軍の問題、後で御質問があれば更にお答えいたします。\r\n　二番目、長い滑走路の方です。\r\n　こちらが今日急速に沖縄において論点化していると私は思っています。この長い滑走路は、先んじて私が考えている飛行場を申し上げますが、これは那覇空港だというふうに言って差し支えないと思います。つまり、那覇空港を米軍ないし国連軍に使用させるかどうかというのが大事な論点に浮上しているというふうに私は考えております。\r\n　さて、これもそんな話は聞いていないということではなくて、アメリカは最初から、これ実は三十年前からこのことは言っているんだろうと思います。我々は、このＳＡＣＯの中間報告とか最終報告とか、あるいはロードマップとか統合計画とか、いろいろな節目節目で重要な日米合意取り交わされています。それに関する合意の文書も出てきています。\r\n　通常は日本語に訳されたものを読むわけですけれども、英語のものと突き合わせてみると、少し不自然なところがございます。それが、英語には出てくるコンティンジェンシーという言葉です。コンティンジェンシー、それは何かというと、コンティンジェンシーというのは、どういうわけか日本語では緊急時と訳されています。しかし、これは正確に訳すと有事です。コンティンジェンシーというのは、軍事的には有事のことを意味します。緊急時というのはエマージェンシーです。米側はしっかりエマージェンシーとコンティンジェンシー両方の概念を文書に書いていますが、日本側の文書はなぜか緊急時の一語でくくられています。つまり、コンティンジェンシーが意味するところの有事の意味が消失しているということです。\r\n　したがって、我々はこの普天間の、普天間、辺野古に移します。辺野古は千二百メートルの滑走路、オーバーラン六百メートルで、計千八百メートルです。この短い滑走路では実行できないような国連軍のファンクションあるいは米軍のファンクションをどこかでこれ穴埋めしなきゃいけないわけですけれども、そのために民間の飛行場が想定されていますが、これがいわゆる那覇空港です。那覇空港は二本の滑走路があって、それぞれ二千七百メートルと三千メートルです。これはまさに、嘉手納に降りられなくなった軍用機がダイバートフィールドとしてそちらに降りられる十分な長さを持った滑走路、飛行場ということになります。\r\n　さらに、アレスティングギアという聞き慣れない言葉もアメリカ側は最初から出しています。アレスティングギアというのは、戦闘機が何かの整備不良、機体不良で、例えば胴体着陸しなければいけないような形で飛行場に突っ込んでくるときに、機体にフックがありまして、それを、地上の滑走路に付いている鉄のワイヤがあるんですけれども、それにぐっと引っかけて、そして制動して止まるものなんですけれども、これは戦闘機を運用する滑走路には絶対に必要なんです。これがないと彼らは降りられません、危なくて。アレスティングワイヤ、那覇空港に設置されています。ですから、那覇空港以外にないです。\r\n　例えば、伊江島とかあるじゃないかという話が、下地島空港なんかも長い滑走路あるのでよく名前が出てきますけれども、アレスティングギアありません。支援施設もありません。仮に突っ込んできたときに、そこで整備したり修理したりするためには、そこに修理の施設も必要なんです。そうしないとそこに半年も一年も機体をずっと置きっ放しにしなければいけなくなるので、そのようなロジ施設を含めてしっかりと支援施設がなければ、彼らはそれを代替施設というふうにはみなさないということであります。\r\n　ということでありますので、これは私のこの参考資料のところに、「「長い滑走路」のミッシング・リンク」という、「世界」の論考に書いています。これはウィキリークスの文章なんかも出てきていますので、かなりの確度でアメリカは当初から那覇空港を使用するつもりであった、そして日本側も恐らくそのことについては一部の人々は認識していたのではないかということを示唆する文書とともに紹介しておりますので、御関心のある方はそちらを御覧いただければというふうに思っております。\r\n　あと一分で終わります。\r\n　仮に那覇空港を国連軍が使うということになりますと、──では、ここまでといたします。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_010","order":10,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/10","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　ありがとうございました。\r\n　以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。\r\n　これより参考人に対する質疑を行います。\r\n　なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。\r\n　質疑のある方は順次御発言を願います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_011","order":11,"speaker":"今井絵理子","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/11","speech_text":"○今井絵理子君　自由民主党の今井絵理子です。\r\n　本年は普天間飛行場の移設に関する日米合意から三十年の節目に当たりまして、このような参考人の皆様から大変貴重な御意見を賜りましたことに、まず心から感謝を申し上げたいと思っております。\r\n　この三十年の間、我が国を取り巻く安全保障環境、そして日米両国を取り巻く情勢というのは大きく変化をしております。しかし一方で、世界一危険と称される普天間飛行場は今もなお宜野湾市の中心部に存在し、市民の皆様、沖縄県民の皆様は騒音や事故への不安と隣り合わせの生活を強いられていると市長もおっしゃっておりました。\r\n　私は、沖縄出身の国会議員として、そして与党の一員として、日本の安全保障政策を前に進める責任と沖縄の過重な基地負担に真正面から向き合う責任、その双方を担っていると感じております。そして、自民党は特に、誰よりもこの問題にきちんと向き合いながら、その解決に力を尽くす責任を担っている政党でもございます。安全保障を語るときに沖縄の痛みというものを置き去りにしてはならないと、この思いを胸に、しっかりと現実で一歩でも動かしていきたいと思っております。\r\n　稲嶺県政そして仲井眞県政、また、比嘉名護市長、岸本名護市長を始め、沖縄の先人たちがその時々の厳しい状況の中において大きな決断を重ねてこられました。その歴史に改めて敬意を表するとともに、私たちは、これ以上沖縄県内の分断というものを深めるのではなくて、普天間飛行場の一日も早い危険性除去と目に見える基地負担軽減を実現していかなければならないと感じております。私自身も、その取組をきちんと日米両政府に強く求めていきたいと思っています。\r\n　その観点から、まず佐喜眞参考人にお伺いします。\r\n　市長はこれまで、この普天間飛行場の固定化を絶対に避けて一日も早い危険性除去を実現するために、国に強く求めてこられました。返還までの過渡期にある今、市民の命と暮らしを守るために国が直ちに取り組むべき具体的な負担軽減策は何だとお考えであるか。そしてもう一つ、市長が主張されてこられました代替施設建設の進捗に応じた段階的移駐についてどのようなスキームを想定されているのか、その上で国との意思疎通というものはどの程度進んでおられるのか、そしてその実現可能性というものをどのようにお考えであるか、お聞かせください。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_012","order":12,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/12","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　今井先生、ありがとうございます。\r\n　まさに、負担軽減というのは極めて重要なことだと思います。\r\n　今私が陳述の中でも申し上げましたとおり、ジェット戦闘機が昼夜問わず今飛来するようなこととなっています。昨年から比較すると三倍近くというお話をさせていただきましたけれども、まず一番できるということからすると、騒音問題を解決してもらいたいというのがございます。\r\n　本来であれば、使用協定の中におきましては十時から、夜十時から飛んではならないということでございますので、それを厳格に守るということも一つのアイデアだと思いますし、それを政府としてしっかりと、米側と調整というか、やっていただきたいと思います。基本的には、やはりそういうルールがあるんですから、しっかりと負担軽減のために騒音問題を真剣に捉えながらやっていただきたいと。\r\n　我々としては、現場サイドから言えば、普天間飛行場の司令官などを含めて地元での話合いの中で、例えば小学校の卒業式とか入園式、あるいはそういうようなイベントがあるたびに、情報を提供しながら、その時間帯やその日には飛ばないように配慮していただけるようなお話もしておりますけれども、基本的には、やはり外来機というのは普天間所属機ではございませんので、そういう意味では、国も含めてしっかりと協議を重ねてやっていただきたいと思います。\r\n　あと、具体的なやはり経験からすると、先ほど申し上げたように、町のど真ん中にある普天間飛行場というのは常に分断がされております。北と南、あるいは東と西、そういう意味では、交通体系というものが極めて貧弱というか厳しい状況でございますから、国の支援を受けながら交通をどういかにスムーズにできるかという交通渋滞の緩和とか、あるいは、町づくりができない状況の中でしっかりと町づくりを支援するための、例えば公共施設でも分断的に配置をしなきゃいけない、設置をしなきゃいけないときに、どうしても予算が掛かってしまいます。その予算の中での支援というのも私は必要ではないかと思います。\r\n　このように、地元ができることは地元の中でしっかりと協議を重ねながらやりますけれども、比較的、国の力とか、あるいは国同士がしっかりと協議を重ねながら負担軽減に努めていくためには、地元との協議というのも極めて重要だと思いますから、国におきましては、地元宜野湾市との協議の中で地元が望むようなことをしっかりと確認しながら、米国側に訴えていただきたいと思います。\r\n　あと、段階的な移駐ではございますけど、これ、私どもとして政府に求めてはおりますけれども、ここもまた国と国との協議になりますから、今現在におきましては、明確な回答としてはございません。\r\n　ただ、その間、ＫＣ１３０という空中給油機が岩国に先行移駐をしていただいたりとか、あるいは訓練移転、訓練の場所を変更するとか、そういうようなことは国としてやっておりますけれども、それを頻度を多くするということが重要ではないかと思います。宜野湾市の町のど真ん中で訓練をすることなく、離れたところでやるということを含めながら、是非、そういう目に見える形での対策を行っていただきたいと思いますし、残念ながら、段階的な移駐に関しては今現在明確な回答はございません。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_013","order":13,"speaker":"今井絵理子","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/13","speech_text":"○今井絵理子君　ありがとうございました。\r\n　もう一問、佐喜眞参考人に聞きたいのが、今、前泊先生が、参考人が、いや、返還は実現をしないんじゃないか、しないと厳しくおっしゃっておりました。\r\n　これを受けて、市長は、返還を実現すると、今の話を聞いてどのような感想を得たのか、返還されないことなんてあったらもうどうされるのかなという、国としてのこれ危機感も今私は感じたんですけれども、その辺り、どのような感想を抱きましたか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_014","order":14,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/14","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　前泊参考人がおっしゃられたことについて、私自身がそれをコメントする立場にはございませんけど、ただ、今日まで日米両政府が沖縄の基地負担軽減としての、その時代背景も含めて、やはり日米安保というものがより発展的にしっかりと強固にするためには、一九九六年の普天間返還合意というものが、そのつながりで返還合意をされました。以来、この条件というものは決して変わっていないと思います、様々小さいものは変わったかもしれませんけれども。\r\n　ただ、私どもとして申し上げたいのは、国と国との約束でございますから、国が責任を持ってやると。それを望んでいるのは宜野湾市民であり、県民であると。よもやこれが固定化であってはならないということを、やはり、国だけではなくて、先生方も含めて考えるべきだと思います。\r\n　我々は十万市民、私は十万市民の生命や財産を預かっている市長ではございますけれども、万が一返還されず固定化になるということは、これはもう大変なことになると。日米安保どころではないと。日本の安全保障の問題からすると、根幹から私はやっぱり揺らいでしまうということからすると、国会の中でしっかりと議論を重ねながら、三十年をたったこの時間軸というものをもっと真剣に捉えながら、いかに早く返還できるかということを与野党問わず考えていただきながら普天間飛行場の返還というのを実現していただきたいと。\r\n　様々なお話が出ましたけれども、我々は専門的なことは知りませんけれども、大切なのは、三十年という時間は戻ってまいりません。あと十年も掛かってはならないと思います。よって、できる限り、先生方のお力も含めながら、原点を忘れず、そこに望んでいる市民がいる、県民がいるということを踏まえながら、この問題に解決、そして市民を解放していただきたいと思います。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_015","order":15,"speaker":"今井絵理子","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/15","speech_text":"○今井絵理子君　ありがとうございました。\r\n　次に、前泊参考人にお聞きします。\r\n　先ほど、辺野古が完成した後には全面返還必ず実現するものではないんじゃないかというすごく厳しい御指摘をいただきました。政府の想定と大きな乖離があると思いました。\r\n　外交での約束、その国と国との約束というものが簡単にほごにされるものなのかどうか、そこら辺の考えというのを前泊参考人にお聞きしたいです。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_016","order":16,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/16","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　そういう変更をするために政権の選択があり、それから大統領が替わったりしています。選択が変わる、時代が変わる、その時代の対応をするために政治家たちの新しい発想を入れていくというのがありますね。\r\n　そういう意味では、三十年も昔の話を今頃まで引っ張っていることがおかしいということを米軍からも言われているわけですね。であれば、じゃ、新しい返還、あるいはそれを実現するための形をどう交渉していくかというのは大事だと思いますね。\r\n　今、辺野古の問題について言えば、完成をしたら返ってくるというふうなところで、工事がこれだけ進んできた段階で、長い滑走路がないと駄目だというような話が出てきたりするんですね。それから、国連軍の対応がということで、できない理由がどんどん出てくるんですよ。こういったものに対して、即座にこれは約束と違うということを言える政治家がどれだけいるかというのがあるんですね。\r\n　これは、日米安保についても総理経験者がストレートに前に発言をしていますけれども、日米安保があるからといって日本を自動的にアメリカが守るとはもう思わない方がいいという発言までしていますね。そういう意味では、日米安保そのものが変質をしている、あるいはもう時代に対応していない部分をどう変えていくかということも、日米関係の中で新しいステージをつくって、新しい交渉の場をつくって交渉していかなければならないと思っています。\r\n　私、この問題も含めて、軍事的なものを、兵力を強化することではなくて、ヨーロッパはＥＵをつくることによって、経済連携を強めることによって、フランスや、ドイツやイギリスやフランスですね、世界史の中で戦争の歴史を刻んできたあの国は、どこも対立をしないようになりました。同じ経済圏だからですね。そういう意味では、アジアの中において、ＥＵと同じようにＡＵ、アジアユニオンでもつくってみてはどうかという、こういった提案もしています。つまり、アジアにおいて、アジア人の手によってアジア人の血は一滴たりとも流さないという、血の誓いぐらいを結べるような政治家がこの日本になぜ誕生しないんだろうかという、そういう疑問もあります。\r\n　子供たちには、兵力を高めて、殴り合いのけんかを最後の解決手段として教えるのか、それとも話合いで解決をすることをしっかりと教えていくのか。そういったところからすると、しっかりとこのステージが変わったことを見定めて、新しい提案をそれぞれが持ち合うべき、そんな時期に来ているような気がします。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_017","order":17,"speaker":"今井絵理子","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/17","speech_text":"○今井絵理子君　ありがとうございました。\r\n　時間も来ていますので、最後に川名参考人にお伺いしたいと思います。\r\n　東アジアの安全保障環境がやっぱり厳しさを増す中、日米同盟と沖縄のこの基地が果たす役割は極めて重要です。しかし、その重要性を理由に沖縄に過重な負担というものを背負わせるということは私はもう許されないのではないのかなと思っております。\r\n　トランプ政権下の米国の基地政策の変化であるとか、そして今後の海外基地運用の見通し等を踏まえて、米国にとって沖縄の戦略的重要性というものは今どのように評価をされているものでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_018","order":18,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/18","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　重要な御質問ありがとうございます。\r\n　アメリカの大統領が替わると海外基地政策含めてそれなりに見直しが進むというのはこれまでも繰り返されてきたところだと思いますけれども、これは兵力と基地というのを分けて考えなければいけないと思っています。上物としての兵力というのは割と柔軟に増えたり減ったりします。例えば、ドイツなんかで今、トランプ政権がやろうとしているのも上物の兵力だと思います。\r\n　一方で、基地というのは彼らにとっての権利であって、今は要らなくてもまた将来的に必要が生じるかもしれないということで、権利は取っておくというようなことをやります。ですから、日本の場合も、これ沖縄もそうです。特に、先ほど申し上げたように、海兵隊は沖縄に既得権を持っていますので、彼らからすれば、例えば上に乗っかっている兵力は増減あると思いますけれども、その基地ということでいいますと、彼らは沖縄にしか基本的には持っていませんので、この権利を手放すということについてはかなり慎重な判断がなされるだろうというふうに思います。\r\n　したがいまして、仮に返還ということになったり、あるいは削減ということになったとしても、恐らくアメリカ側が考えているのは自衛隊との共同使用だと思います。つまり、自衛隊が代わりに使用し、いざとなれば海兵隊が戻ってきて使うと。このようなやり方というのは七〇年代から一貫して日本本土でも取られているやり方です。例えば厚木とか、あるいは福岡空港、あれは板付基地でしたけれども、あれも日本に返ってきていますけれども、滑走路の部分は自衛隊と共同使用という形に実はなっていますので、そのような、この返還とか削減といってもやり方はバリエーションがありますので、その辺りも我々は注視していく必要があるだろうと思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_019","order":19,"speaker":"今井絵理子","speaker_position":"","speaker_group":"自由民主党・無所属の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/19","speech_text":"○今井絵理子君　ありがとうございます。\r\n　改めて参考人の皆様に感謝を申し上げまして、沖縄の皆さんがやっぱり将来に明るい展望を持てるような沖縄の実現に向けて、普天間飛行場の一日も早い返還、そして宜野湾市民、沖縄県民が安心して暮らせる、そういった実現に向けて、私も努力してまいります。\r\n　本日はありがとうございました。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_020","order":20,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/20","speech_text":"○徳永エリ君　立憲民主党の徳永エリでございます。\r\n　今日は、佐喜眞参考人、前泊参考人、川名参考人、三名の参考人に御出席をいただきまして、貴重な御意見を賜りましたこと、まずは心から感謝を申し上げたいと思います。\r\n　正直インパクトが強過ぎて、もう自分が聞こうと思っていたことが薄っぺら過ぎて聞けなくなりましたので、ぶっつけでいろいろ聞かせていただきたいと思うんですけれども、佐喜眞参考人には、立憲民主党沖縄協議会がございまして、毎年のように沖縄に行って、県連の仲間たちといろいろ現場を視察させていただいて、国防や基地の問題だけではなくて、離島の問題、二次離島の問題、あるいは一次産業の問題、医療や介護の問題、いろんな課題の解決のために取組をさせていただいているんですけれども、その中でも、やっぱり長いことずっと協議をしてきたのは、この米軍普天間基地の一日も早い全面返還、そしてこの辺野古の新基地建設の問題、このことをずうっと議論してまいりました。\r\n　しかし、先ほど前泊参考人の方から、普天間基地返還は困難だと、不可能だろうというお話がございましたので、だとしたら、一体今まで議論してきたことは何だったんだろうということになるわけですね。今、国会の中でも、この辺野古の基地建設に関しましては、与野党も、そして野党の中でも対立、分断をしているという状況でありまして、いつまでその辺野古ごときの議論に時間を使っているんだ、何年やっているんだというお話がございましたけれども。\r\n　まず、前泊参考人にお伺いしたいと思いますが、客観的にこの国会での我々のこれまでの議論をお聞きになっていてどのように感じてこられたのかということ、先ほども少しお話がありますけれども、具体的にお聞きしたいということと、それと、我々はこれから国会の中で、野党の立場で政府に対して何を求めていったらいいのか。これまでは、例えば辺野古に関しても、いつ完成するのか分からない、総工費もなかなか再試算をしてくれない、そして、辺野古が完成したとしても、果たして米軍が使ってくれるのかどうかも分からないし、米軍普天間基地が返還されるのかどうかも分からないと、この辺のレベルで議論をしてきたわけですけれども、そのレベルではないということが今日改めて分かりました。そこでお伺いしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_021","order":21,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/21","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　現実離れしたＰ県という、沖縄もよく言われたりしますけれども、プランだけの、ドゥーのない政治をいつまで続けるんだというのがありますね。\r\n　普天間を見ている限り、新しい施設がどんどんできているにもかかわらず、そこが返るというふうなことを考えるのであれば、新しい施設の提供あるいは施設の建設を止めるというのは当たり前のことですね。しかし、それを誰もせずに、むしろ思いやり予算でこのお金を出している部分もあるのではないかと思います。実際に、これまでの普天間の新しい施設の建設状況を踏まえて、どれだけアメリカが本気で思って普天間を返そうとしているのかというところを確認をまずしてほしいと思います。\r\n　それから、この軍事政策についてはアメリカ側のやっぱり意向が非常に強いので、日本はそれをサポートするような体制をこれまで戦後は取ってきています。もう敗戦国の悲哀を感じる沖縄でありますけれども、そういう意味では、アメリカの例えばヘリテージ、あるいはランド、あるいはＣＳＩＳという戦略を考えている方たちに我々沖縄からお金を出してもいいのではないかと思ったんですが、普天間を除去する方法についてアメリカのシンクタンクに頼んだ方がよいのではないかと思います。\r\n　これは、エイリアンを、まあちょっと例え悪いんですが、エイリアンを体内から出すときに、無理やり引きずろうとすると、強い酸を出して宿主を殺します。しかし、エイリアンが自分で出ていこうというときには宿主も残っていますね、大事に。まあちょっと例え悪いんですが。\r\n　そういう意味では、アメリカ側が、沖縄のことも考えながら、日本の政治も考えながら普天間を返す方法はどういう方法があるかということをアメリカ側にまず聞いてほしいと思いますね。その上で、仕切り直しをした上で、普天間を返す方法をアメリカの軍事シンクタンクにまず聞いてほしいと思います。それを踏まえた上で国会での議論をしてほしいと思います。敗戦国日本ができるのはその程度です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_022","order":22,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/22","speech_text":"○徳永エリ君　ありがとうございます。\r\n　佐喜眞参考人にお伺いしたいと思いますけれども、その米軍普天間基地の中に新しい施設が造られているというお話がございました。これは恐らく市長もお気付きだと思います。この問題については、国に対して、あるいは米軍に対して、いずれ閉鎖をして返還をしてもらおうということを求めているわけでありますから、なぜその新しい施設を造るんだと、こういうことに対して抗議をするとか、国に対して抗議をすることを要求するとか、そういうことはされたことがありますでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_023","order":23,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/23","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　今年で三十年ということでございますので、その間、当然、建物や道路、滑走路なども当然のことながら老朽化するというのもあると思います。仮に滑走路の老朽化の中で凸凹ができた場合に、万が一事故が起こった場合は、それは当然のことながら大惨事になりますので、最低限の補修やそういうものは必要だと私自身は認識をしております。\r\n　ただし、ＳＡＣＯ合意というのは、基地内移設、例えば普天間の機能を移させる、例えばキャンプ・キンザーでも、それは基地内移設なんですけれども、その基地内移設の新たな施設を造るというのはこれ日米間で合意をされていると思いますので、その辺りについては私はコメントを差し控えますけれども、いずれにしても、私どもとして三十年待って、例えば今基地内にいろんな建物ができているといったとしても、これは将来的には、当然のことながら、国がしっかりと支障除去も含めていろいろとやり遂げるだろうと私自身は思っておりますし、そういう意味では、最低限のことは国同士でしっかりと話合いの中でやっていると思いますので、そのことについては、抗議は私自身はやったことがございません。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_024","order":24,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/24","speech_text":"○徳永エリ君　ありがとうございます。分かりました。\r\n　それから、川名参考人にお伺いしたいと思いますけれども、先ほど普天間移設の筆頭要件と、ここで、国連軍の基地、これに指定される必要があるんだということをおっしゃいました。もう少し詳細を教えていただけると有り難いと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_025","order":25,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/25","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　繰り返しになりますが、一九九六年の四月に、日米はこの普天間返還について発表するわけですけれども、その直前の三月の段階でアメリカ側の交渉チームが大詰めの検討をやっていた、そのときのアメリカの資料というのが公開されています。\r\n　それによりますと、カート・キャンベル国防次官補代理の恐らく文書だと思いますけれども、彼が用意した文書だと思いますけれども、その最初のところに、この私がお配りした資料の一ページ目の中ほどにそれを引用しておきましたけれども、読み上げます。普天間海兵隊飛行場が持つ軍事的機能と能力を移転するのであれば、仮に移転するのであれば、朝鮮有事、これが先ほど申し上げたコンティンジェンシーという言葉が使われていますが、コリアン・コンティンジェンシーにおいて反撃の拠点となる航空施設として利用可能なもう一つの国連軍基地、ユナイテッド・ネーションズ・ベースという言葉が使われますが、がアメリカの海兵隊及び国連軍の参加国に提供されなければならないというふうにまずこれが挙げられているということであります。\r\n　ですから、辺野古の新基地も当然国連軍基地に指定する必要があるでしょうし、もし仮に辺野古の新基地の滑走路が短くて国連軍の参加国が使うには不十分だということになれば、またもう一本別の滑走路ですね、例えば那覇空港も、これもまた国連軍基地に指定する等の措置が必要になり得るというのは、これを根拠にした推論になります。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_026","order":26,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/26","speech_text":"○徳永エリ君　このことに関して、知っている方もいらっしゃるかもしれませんけれども、私は沖縄協議会の中でずっといろいろと、もう何年も議論してきましたけれども、このことを今日初めて聞かせていただきました。このことはどれだけの人が知っているんでしょうか。皆さん、御存じですか。\r\n　先生、この点に関してはどのようにお考えでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_027","order":27,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/27","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　ほとんど知られておりません。\r\n　ただ、アメリカ側は、今年の、先日も、五月だったと思いますけれども、沖縄のアメリカ海兵隊の司令官、ウォルフォードさん、今交代しましたが、彼も、長い滑走路問題に言及する際に国連軍という言葉使っています、国連という言葉使っています。しかし、メディアの側も我々社会の側もそれをキャッチできていないですね、それが意味することを我々認識していないので。しかし、アメリカはその言葉を使っています。我々の側に受皿が用意されていないだけだと思います。\r\n　ウォルフォードさんというのは、前任は韓国の国連軍の計画作戦部長か何かでしたので、彼は国連軍の重要性を最もよく分かっている人物。その方が沖縄に駐留していた司令官だったわけなので、当然彼はそれを示唆するんですよね。ですから、我々の側にその用意がないということだと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_028","order":28,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/28","speech_text":"○徳永エリ君　このことに関しては、是非、防衛省とか外務省と、また我々協議会の中で議論してみたいというふうに思っております。大変参考になりました。ありがとうございました。\r\n　それから、経済の話に移りたいんですが、前泊参考人にお伺いしたいというふうに思います。\r\n　沖縄の国に対する納税額なんですけれども、これが二〇二四年、過去最高になりましたよね。しかし、沖縄振興予算が毎年どんどん減らされていっているという状況になっております。沖縄関係予算、二〇二四年には二千六百七十八億円ですから、納税額は五千二百八十五億円ということで、約二倍になっているんですよね。\r\n　沖縄関係予算は、その各省庁にまたがる予算を内閣府がまとめて予算付けする一括計上制度など、ほかの府県にないことなので、沖縄が優遇されているとか、その基地負担の見返りだとか、いまだにそういうことを言う方がいらっしゃるんですけれども、決してそうではないと。沖縄経済が基地に依存しているわけではないんだということがこの数字から多分分かるんだというふうに思います。実際には、県内の経済の好調を背景に税収増ということでありますが、これが、沖縄県が私は国に貢献しているという意味だと思うんですね。\r\n　しかし、経済は良くなっているかもしれないけれども、相変わらず県民所得は全国のもう最低水準ということですし、あと子供の貧困率、これも、今三人に一人ですか、二九・九％ですよね。それから非正規で働いている人が多いとか、いろんな課題を抱えているわけでありまして、これだけ国に税収を納めているわけですから、やっぱりそれなりに国からしっかり支援をしていただいて、沖縄の多くの課題を解決する、そういった取組をやっぱり国がしっかりしていただきたいというふうに思うんですけれども、国からのこの関係予算に関して、前泊参考人、どのようにお考えでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_029","order":29,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/29","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　一応経済学部長ですので、経済の話をさせていただきますけれども。\r\n　復帰後、沖縄が米軍統治から日本になって、その際に、自立経済という言葉が沖縄に落とされました。政府に依存しないで自分たちで生きていく力を身に付けるという、そういう意味では自立経済。あるいは、その格差是正ということで、本土の平均と沖縄がどうも乖離しているというようなことで、所得についても伸び悩んでいる部分あります。\r\n　全国最低のまま、なぜ沖縄は五十四年間も放置されているのかという、その議論についても是非改めて議論させてほしいと思いますけれども。\r\n　復帰時に、沖縄の基地依存度というのが一五・五％というのがありました。財政依存度が二三・五％です。合わせると三九％。この財政依存と基地依存をどうクリアするかというのが課題になってきたわけですけれども、直近の数字で、令和四年の数字を見ると、基地依存度は六・四％まで落ちていますけれども、財政依存度は四三％に上がっています。これはどういうことかという、四九％、三九が四九、自立経済に逆行しているんですね。これ自立するための制度がつくられていないのではないかというのがありました。\r\n　これは、復帰前後の今調査研究していますけれども、復帰のときに石油の四大石油メジャーが沖縄に入ろうとしたんですが、これについては当時の通産省が駄目だということで、入ってきても輸入制限加えますよというようなことではじきました。アルコアというアメリカのアルミ産業が入ろうとしたんですね。これ、数千人の雇用が実現できるんじゃないかと期待されたんですが、日本国内のアルミ産業の反対によって通産省がこれを止めています。\r\n　もう一つ、実は知られていませんでしたけれども、そのときの通産省の担当係長が細田さんという方でした。彼にインタビューを、彼が担当だというのでインタビューをしていただきました。その際に、あの企業、なぜ沖縄に入れなかったんだと、沖縄が自立するチャンスだっただろうと言ったら、いや、あのテキサス・インスツルメントの話かということで新しいのが出てきました。これ、半導体企業です。これも沖縄に入ろうとしたのを実は彼はノーと言ったんですね。なぜかと。大の虫を生かすために小の虫が犠牲になるのは当たり前だという発言をしています。こういう発言を聞いて、非常にじくじたる思いを抱きました。\r\n　沖縄は何なんだというようなことですね。沖縄だけが発展するような政策はこの国ではもしかしたら阻止されているのかという。例えば、これは、大田県政時代にも全県ＦＴＺの構想があったり、あるいはカボタージュの規制の撤廃、八十八の規制撤廃を打ち出しましたけど、ことごとく役所からできないという返事をいただきました。ところが、小泉内閣になったら、これを全国にばらまいて規制緩和特区を展開をしています。\r\n　そういう意味では、一国二制度ではなく、一国多制度でこの国の地域の活性化を図る、その中で沖縄も発展をしていくということを再度提起をしていく必要があるのではないかというふうに思っています。\r\n　基地が不経済ということはもう皆さんも御存じだと思います。普天間基地一ヘクタール当たりのあの稼ぎ、百二十億を割ると、一ヘクタール当たり二千万円ぐらいです。ところが、フェンスの外側の宜野湾市のこの民間地域の一ヘクタール当たりは一億四千万の稼ぎを出しています。そういう意味では、基地がいかに不経済かというところでは、今後十年あるいは十二年、この逸失利益は一兆円を超えてくる。普天間にとっては非常に財政的にも大きな損失になっているというところを議論のもう一つの焦点にしてほしいというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_030","order":30,"speaker":"徳永エリ","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/30","speech_text":"○徳永エリ君　もう終わりますが、沖縄県が十二年ぶりに米軍基地返還後の跡地利用に関する経済効果調査を行うということです。恐らく、相当大きな経済効果があるという数字が示されると思います。だからこそ、やはりその基地の返還というのは急がなければいけないし、返還ができないとしたらどうすればいいのかということは、真剣にフェーズを変えて考えていかなければいけないのかなということを今日のお話を聞いて思いました。またしっかり取り組んでまいりますので、今後とも御指導よろしくお願い申し上げます。\r\n　ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_031","order":31,"speaker":"浜口誠","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/31","speech_text":"○浜口誠君　国民民主党・新緑風会の浜口誠です。\r\n　今日は三人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。大変、率直かつストレートな御提言もたくさんありまして、大変刺さるお話も多かったかなというふうに思っております。本当にありがとうございます。\r\n　まず、前泊参考人に、先ほどのお話の中で、アメリカと交渉できる政治家がいないじゃないかというお話もありました。一方で、これまで基地の返還、普天間だけではないと思いますが、日本政府としても米国政府と向き合ってきたというふうに思っております。その中で、まだまだアメリカとの交渉を含めて十分ではないというのが前泊参考人の受け止めだというふうに感じておりますが、歴代の政権を振り返ったときに、参考人としてどのような評価をされているのか。この政権の立ち位置、それがこれからの日本にとって必要なのではないかというような視点があるんであれば、是非、どこまで遡るかというのはもう参考人にお任せしますが、歴代の政権振り返って、やはりこういう姿勢でいくべきだという御示唆があれば、是非この場で御開陳いただきたいなと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_032","order":32,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/32","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　どこまで遡るかというところでは、例えば日米安保を結んだ吉田茂さん、彼は安保に対しても非常に最初は消極的だった。しかし、講和条約を結ばなきゃいけないということで、講和の準備ができたということでアメリカに行った。そうしたら、そのときにその場で安保条約を渡されて、これを一緒に結べと、そうでなければ講和なしだよと脅されたという話も聞いています。その際に、講和については一緒に行ったメンバーが全てサインをしていますけれども、安保については私一人でいいと、ほかは傷つくことになるからいいということで、まさに英文をその場で手渡されて、その翻訳すらも十分にできないままサインをさせられた日米安保条約、こういった負の歴史があったようです。\r\n　しかし、それを覚悟を持って受け入れて、そしてその後改定まで動いていくという日本政治の流れがあったと思います。そういう意味では、自分がしょうということを覚悟を持って吉田茂氏が発言をし、そして自分だけが署名したというところでは、全ての責任をしょうという覚悟を持った政治家がいたのかなと思います。\r\n　それから、普天間返還に関しては、私も個人的にもいろいろ問題、意見交換をしました橋本龍太郎さんという方がいます。彼は、何度か近くの料亭でもお話を、踏み込んで話をしたことがありますけれども、彼は、沖縄のこの怒りを鎮めるためにＳＡＣＯ合意というものを実現をしていきます。その際に、十一施設の返還、これを当時の大田知事に伝えてきますけれども、普天間を返せるというのは非常に誇らしく、そして直接電話で知事に伝えています。ところが、裏側では、実は彼は非常に逡巡していたと。普天間を返すというのはもう無理じゃないか、あるいは返さない方がいいのではないかというふうに考えていたようですが、沖縄の県民の怒りを見て、この怒りが私の背中を押してくれたという話をしていました。\r\n　クリントン大統領と会ったときに、最初にこの普天間の話を出そうと覚悟を持って行ったようですけれども、言えずにこの会談が終わろうとしたときに、不満そうな顔をしているクリントン大統領から何か言い忘れていないかと言われて、普天間を返してほしいという話をしたということを御本人から聞きました。そして、それは、沖縄県が出していた基地返還アクションプログラムというのがありました。九五年に策定されましたけれども、二〇一五年までに嘉手納を含む全基地撤廃計画です。その計画の中でオール・オア・ナッシングになるよりは、十一施設を返還をする、ガス抜きをする、そのためにもこのＳＡＣＯ合意が必要だったという話をしました。もう一つは、二〇一五年までに全廃をするというこの計画に対して、沖縄即時全面返還だけを要求してきたのに、二〇一五年までは基地を置いてくれるという、そういう計画として私は受け入れたという話をしていました。\r\n　政治家としていろんな受け止め方をして自分を納得させて、そしてこの交渉に臨んでいくという姿、そういうものを見せてもらいました。\r\n　ＳＡＣＯ合意というのはこの一回で終わっています。なぜＳＡＣＯ２、ＳＡＣＯ３が出てこないのか、それをできるような政治家がもう既にいないという証拠。それが私の冒頭から申し上げている、この橋本さんの意思を継ぐような、あるいは戦後レジームからの脱却とおっしゃっていた安倍首相がいました。安倍さんは戦後レジームを、何をもって戦後レジーム、枠組みと言っているのか、日米安保なのか、地位協定なのか、あるいは対米依存なのか分かりませんが、こういったものから抜け出そうということを表明をしている政治家もいたということを我々はしっかりと覚えています。\r\n　そういう意味では、そういうことが言えるような政治家が今改めて誕生してほしいと思っています。他国の大統領に抱き付く話ではなく、そこに問題を提起できるような総理を輩出をしてほしいというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_033","order":33,"speaker":"浜口誠","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/33","speech_text":"○浜口誠君　ありがとうございます。\r\n　本当に率直な御意見をいただいたなというふうに思っております。ありがとうございます。\r\n　一方で、前泊参考人の資料の中には地位協定を阻む八つの壁ということで記載されていますが、その一番手に、やっぱり国民やメディアの無関心という点が指摘をされています。五ページのところに無視、無関心の壁ということで書かれていますが、この国民の無視、無関心、大きな課題だと思っています。前泊参考人として、どうやればこの壁を乗り越えられるのか、参考人のお立場で、これをもっとやるべきなんだという御意見があったら是非お聞かせをいただきたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_034","order":34,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/34","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　質問ありがとうございます。\r\n　これ、横に旗国法原理と領域主権論というのを二つ並べました。これは、旗国法原理というのは、アメリカ人にはアメリカの法しか適用できない、アメリカ軍にはアメリカの法が適用されるという、そういう読み方ができると思いますけれども、旗の国の原理ですね。これに対して、その国においてはその国の法に従うという領域主権論というのがあります。これは、郷に入っては郷に従うという。\r\n　これ、誰が書いているかというと、アメリカ軍の実は軍事マニュアルの中にも、あるいは国務省のその地位協定調査報告書の中にも、もう旗国法原理は古い、もう既に領域主権論の時代なんだと、そうでなければ同盟関係が危うくなるということを指摘しているんですね。これ、沖縄県の調査でも明らかになっています。\r\n　そういう意味では、いつまでこの旗国法原理、アメリカ人にはアメリカの法、あるいは、アメリカ軍を日本の法で裁いたり、あるいは規制したりすることがなぜできないのかという、こういった問題をやはり敗戦国としてまだ引きずっているのかどうか、国民全体が。例えば、具体的な事例として爆音訴訟があります。爆音訴訟では、受忍限度を超えている爆音だということを裁判所は認めています。ところが、その解決策としては、賠償金を払ってあげるという、そういう話ではないですよということを原告側は訴えているんですね。ところが、それに対しては、第三者行為論、アメリカ軍に対して我々は司法を及ぼすことはできないという。そこでできるのは賠償金を払うだけです、賠償金です。\r\n　これは、いじめがひどいからと訴えたら、ああ、それひどいねと、受忍限度を超えていると、じゃ、賠償金取ってあげるよと。いやいや、そうじゃなくて、いじめを止めてほしいんですと。無理です、有力者の子供ですから止められませんという、こういう状況は法治国家とは言わないんですね。これは、問題を放置する放置国家だと何度も言ってきました。この国はいつまで放置国家を続けるのか。そろそろ法律でしっかりと治める国になってはどうかという話をしています。\r\n　具体的なこの事例でいうと、北方領土問題でも同じように、安倍さん、一生懸命頑張ってレジェンドをつくりそうなときに、二島返還をまず実現しようとしたときに、この地位協定第二条、これ機密文書の中に出てきますけれども、返すというか、北方領土を返すときに、事前に、この北方領土、返された北方領土に基地を置かないという約束は安保上できないということを書いてあるんですね、ただし書に。このことをプーチン大統領から指摘をされました。返された後に基地を置くようなところを返還をするわけないだろうということで頓挫をしています。日本の外交権すらも地位協定ごときで縛られてしまっているというのがあります。\r\n　こういった事例、もう挙げると切りがないんですが、そういったところをしっかりと国民に伝えることによって国民が関心を持つ。爆音訴訟一つ抑えることができない、離発着を制限することもできない、騒音防止協定すら結ぶことができていない場所もあるということを伝えて、この国の、今、東京も含めて、あの横田ラプコン、管制権すら、首都圏の一都六県の管制権を他国軍隊に握られていること自体がこの国にとって本当にいいことなのかどうかということも含めて、国民に知らせてほしいというふうに思います。その辺りの議論を是非国会で踏み込んでやっていただければ、国民も目が覚めるのではないかというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_035","order":35,"speaker":"浜口誠","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/35","speech_text":"○浜口誠君　ありがとうございました。\r\n　では、続きまして、佐喜眞参考人の方にお伺いしたいと思います。\r\n　跡地利用のところで先行モデルとしていろいろ取り組まれて、先ほどのお話の中には、沖縄健康医療拠点としての改修が行われたということがお話ありましたけれども、今後、この跡地利用に対して、市長というお立場でどのような先行モデルとして取り組まれていこうというお考えがあるのか、その点についてお伺いできればと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_036","order":36,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/36","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　ありがとうございます。\r\n　医療拠点、いわゆる沖縄健康医療拠点というのは、普天間ではなくて、西普天間住宅地区での琉球大学の医学部、そして同病院が開院、開学したということでございますし、今、宜野湾市と浦添市と那覇市、並びに経済界が今やっているのが、ゲートウェイ二〇五〇というようなゲートウェイプロジェクツというのがございます。それは、それぞれの地域にある米軍施設が返還されることを見越して、その返還跡地をいかに個性を出しながら有益的につなげていくかということをテーマに今進んでいるところでもございます。さらには、那覇空港の拡張あるいは拡充を含めてですが、そういう中で、今、三市と経済界が取り組んでいるのが二〇五〇のプロジェクトでございますし、また、私どもとして、今、国や県、宜野湾市の中で、先ほども陳述の中でお話ししましたけれども、令和九年度を目途に全体計画の取りまとめを行っているところでございます。\r\n　ただ、やっぱり、跡地利用というのはかなりの時間が必要でございます。先ほど西普天間住宅地区の話をいたしましたけれども、返還されて十年ぐらいたって初めて医療拠点が開院しましたので、それの十倍近くある普天間飛行場というのは、滑走路や建物などを含めて支障除去をしながらも、地権者の補償などを含めてやらなきゃいけない。\r\n　中でも、やっぱり計画的にやるためには予算というものもございますので、そういうところはやはり国の方でもしっかりと考えながら支援をしていただきたいと思いますし、時間と予算というものの中で我々として心配するところもございますので、是非、先生方におかれましても、跡地利用というのは次の世代へとしっかりと我々がバトンタッチをしなきゃいけない大切な財産でありますので、私どもが今考えるよりも、次の世代が、まさに沖縄が日本と世界をつなげるような跡地利用としての青写真というものを描いていただきたいと思いますけれども、今申し上げたように、跡地の利用についてはゲートウェイ二〇五〇プロジェクツというものが多分骨太方針にも入ると思いますので、そういう意味では非常に期待をしたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_037","order":37,"speaker":"浜口誠","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/37","speech_text":"○浜口誠君　ありがとうございます。しっかり我々の立場で応援できるところは応援をしてまいりたいなと思います。\r\n　では、最後、川名参考人にお伺いしたいと思います。\r\n　先ほどのお話の中に、海兵隊の海外基地の三十あるうちの二十六が沖縄にあるというお話ありましたが、海兵隊としてなぜそこまで沖縄を重要視しているのか、その重要視している理由、背景がありましたらお聞かせいただきたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_038","order":38,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/38","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　歴史的、今ということではなくて、かつて海兵隊、沖縄の海兵隊が、国防総省の国防長官府の、非常に、要はその意思決定ラインの上の方で沖縄から撤収すべきであると、こういう計画が立案されていたときに、彼らがどのような理由で沖縄からの撤退に反対したのか、それについて御紹介をいたします。\r\n　一つは、地理の問題がやはりございます。\r\n　沖縄の地理的位置が、インド洋にも近く、朝鮮半島にも近く、そして台湾海峡にも近いということで、まず位置にかなり優位性を持っているというのが彼らの考え方です。これは疑いようのない事実だと思います。\r\n　しかしながら、この点について留意が必要なのは、これは軍の論理だということで、一方で、国防総省は、朝鮮半島には遠過ぎると、グアムから行ったって大して変わらないんだということで、沖縄の海兵隊は不要であると、こういう立場を取っていたし、沖縄海兵隊全体をアメリカに戻すということを彼らは考えていたので、アメリカというふうに一口に言ったときに、軍の考え方と、それから国防総省の中のいわゆるスーツ組ですね、背広組では随分考え方が違うので、そこについては我々は気を付けなければいけないと思います。\r\n　もう一つは、使い勝手の問題です。\r\n　これはもう間違いなく、沖縄における海兵隊のキャンプ・バトラーという、全体のことをいいますけれども、これが、いわゆる滑走路があって、そして司令部があって、そしてロジ機能、これが近いところに、要は手の届くところに全部そろっているという意味において非常に使い勝手がいいと、これもまた間違いないと思います。\r\n　しかし、これは、徐々に徐々に彼らが近場に必要なものを置くようになってきた。歴史的に考えれば、最初からそうだったわけではなくて、例えば普天間飛行場というのは元々空軍の基地で、空軍は要らなくなったということで海兵隊が引き継いだと先ほど申し上げました。そのような形で、飛行場のような重要な軍事拠点が一個ぼんと置かれると、それに吸着するようにその他の様々な機能が近くに寄ってくるんですね。この半世紀の日本における海兵隊の歴史というのは、まさに彼らが必要とする機能を沖縄に吸収していく、近づけていく、そういう過程でもありました。\r\n　ですから、今日、海兵隊にとって極めて使い勝手のいい基地、機能的にも使い勝手がいいし、また法的にも日米地位協定で排他的な管理権が彼らに与えられていますので、そういう意味での自由度も非常に大きいと。したがいまして、海兵隊からすると、世界的に数がただでさえ少ない、で、使い勝手がいいということで、沖縄は重要であるというふうに考えるのは極めて自然なことだと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_039","order":39,"speaker":"浜口誠","speaker_position":"","speaker_group":"国民民主党・新緑風会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/39","speech_text":"○浜口誠君　ありがとうございました。\r\n　引き続き、しっかり我々も取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_040","order":40,"speaker":"窪田哲也","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/40","speech_text":"○窪田哲也君　公明党の窪田哲也です。今日はありがとうございます。\r\n　三人の参考人の皆様からは、非常に重いお話を伺いました。\r\n　私も議員になる前は公明新聞の記者を長くやっておりまして、二十代で初めて沖縄に赴任をしまして、橋本・モンデール会談のあの日のことも鮮明に覚えておりますし、少女暴行事件のあの宜野湾での集会八万五千人、あの日のこともよく覚えております。それから、二〇〇四年のヘリの墜落のあの日、私はたまたま浜比嘉島にいたんですね。比嘉良彦県政策参与と一緒でした。もし今、普天間飛行場に米軍機が墜落するようなことがあれば日米安保条約は大変なことになるという、そういう話をされたその瞬間にヘリが墜落していたんで、すぐ私、向かいました。米軍が、米兵がヘリの残骸を、ローターというんですかね、羽を持って幼稚園の近くを歩いている姿も鮮明に覚えておりますし、その事故の日のことをとてもよく覚えております。\r\n　三十年たっても普天間が動かないということは、沖縄に関わってきた一人として、そしてまた、今この席に座っている者として、とても重い宿題を背負ったまま生きているんだなということを今日改めて実感をした次第であります。\r\n　最初に、前泊参考人に伺いたいと思います。\r\n　もちろん今この状況の中で、学生の皆さんのお話もされました。もう諦めのことになりつつある。もうこの普天間があるのが当たり前で、そういう感覚に陥るのではないかなというふうに感じますけれども、これから、私ども本気でもう一段ギアを上げて、我々政治家が先頭に立って、改めて日米交渉というもののありようを問いながらこの問題を進めていかなきゃならないと思っています。\r\n　一つ、先ほど、米軍シンクタンクに考えさせるというのも一つだということをおっしゃいました。ＳＡＣＯ２、ＳＡＣＯ３、そうしたものをつくり出していく、そういう構想力も必要だと思います。\r\n　具体的に、これから一日も早い普天間の返還を目指していく上で、具体的な提案がございましたらお聞かせいただきたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_041","order":41,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/41","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　これ、ＳＡＣＯ合意そのものの十一施設の返還促進ということで、それをまずできるところからどんどん進めていくというのがあります。\r\n　私も、キャンプ・キンザー、例えば、キンザーは補給基地なので、比較的今補給場所はもう嘉手納の中にも倉庫群を造っていますので、返せるところを先に返していくというのはとても大事ですね。十一施設の返還が、ちゃんとＳＡＣＯ合意が進捗しているということを見せることがとても大事だと思います。\r\n　それから、普天間については、先ほどもちょっと触れましたけれども、もう返された後、跡利用のためにも必要だというところで、三三〇と五十八号の間のトンネルぐらいは掘ってくれということを言っています。\r\n　そういうことで、あっ、返すつもりでちゃんと跡利用は始まっているんだということを次の世代にメッセージとして送ることが大事ですね。これは何を言っても、アメリカに言っても変わらないよという思いは物すごく国民の間にも広がっています。\r\n　特に、トランプ大統領が誕生して、あのアメリカの議会ですら操縦できないような大統領の存在をどうするかと、こういう人を、じゃ、日本の政治家が動かせるのかという話になると、残念ながら期待感がないというところがありますね。\r\n　そういったところでは、まずはできるところからしっかりと返していく。辺野古一つにしても、これを本当に必要なのかどうかの議論をしっかりしていただいた上で、返せるところ、例えばキャンプ・キンザー、牧港補給地区については、もう跡利用計画もしっかりできているんですよね。\r\n　それから、返されることの経済効果も非常に大きいですし、やはり、今日ちょっと、これは理事としての発言ではありませんというのを前置きしますけれども、沖縄国際大学をあと十年間、十二年間、あの危険だと言われている普天間基地の横にいつまで置き続けるんだという、こういう問題提起をしたいというふうに思っています。本当に危険だと、世界一だというのであれば、この国として、沖縄国際大学を移転するぐらいの計画ぐらい立ててほしいと思いますね。なぜ危険なところに学生を放置しているんだと、この国は守るつもりがあるのかというような思いです。\r\n　そういう意味では、キャンプ・キンザー、これは今日、浦添市長はいませんけれども、キンザーにはビーチもあります。そのビーチがあるところに、それこそ小学校からはもう子供たちの姿も消えているという。もういなくなるのであれば、そこを明け渡していただいて、それこそ沖縄国際大学の分校でも造って、最終的にそこに沖縄の大学、五つの大学を、そろそろ二百五十校が廃校になるというような話も、大学淘汰の話も出てきていますけれども、新しい大学の形をキャンプ・キンザーで展開をするという、そういったところで夢を描けるような、そういう政治家たちが出てくれば、次の世代もこの返還の問題に関心を持って動いてくると思います。\r\n　そういったところでいうと、今、キンザーの返還の問題も含めて、できるところからまず、この軍事的な問題をクリアしているところからまず返していくという、そういうところで、それから普天間については、返す前にも跡利用のスタートをしていくという。\r\n　佐喜眞市長の尽力で、我が大学の間にあるバイパスがこの普天間まで延びています。これ、通勤通学では物すごく改善をされて、交通渋滞の解消にもつながっています。そういう意味では、市長、ありがとうございました。\r\n　そういうことをしっかりとやっていけるという政治家がいるというところは、できるんだというところを見せていただければ、トンネル二つぐらい掘ってください、是非。それで交通渋滞、普天間があるからという、この日常的な被害をまずは軽減をさせていくところから始まって、そして部分的に返還をさせていくことも含めて考えてほしいと思います。\r\n　それから、施設を新しく造らせるときには、返還後に使えるような施設の場所を決めて、そこに造らせる。これは、フィリピンが同じように、クラークやスービックを返還させるときにも同じように、施設を造らせて、フェンスをちょっとへこめるだけでその施設は日本のものとして使えるような、そういった形の返還の在り方についても工夫を凝らしてほしいと思います。\r\n　是非、そういった計画は我々大学としても幾つか作っていますので、また次の機会に御紹介をしたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_042","order":42,"speaker":"窪田哲也","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/42","speech_text":"○窪田哲也君　具体的な御提案をいただきまして、ありがとうございます。\r\n　市長に、佐喜眞参考人にお伺いしたいと思います。\r\n　この普天間飛行場を抱えている、様々な問題もある、そういう中でかじ取りをしていくというのは大変だと思います。この一日も早い返還に向けて、返還、そして期日を決めていく、そういうことに対しては、やはり市民の世論喚起が盛り上がっていくということはとても大事だと思うんですね。\r\n　市民が一体になってワンボイスで、早期返還、期日を決めろと、そして、今御提案にもあった目に見える、返還前でも目に見える形で返還が進んでいるんだということを政府に求めていくことがとても大事だと思いますけれども、この市民を一つにしていく、世論喚起をしていくということで、具体的にどのようにお考えをされているのか、御意見伺いたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_043","order":43,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/43","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　ありがとうございます。\r\n　まさに三十年という歴史というのは、人によってはそれが忘れ去られる時間になります。一方で、我々としては、やはりこの問題をしっかりと解決しなきゃいけない、その跡地利用をいかに次の世代へとバトンタッチをするかという責務もございます。\r\n　そういう意味では、市民のみならず、県民も含めてですけれども、この問題を我が事のように感じ取られるようないわゆる環境をつくっていくことも重要だと思いますので、冒頭申し上げたように、資料でも皆様に提供してございますが、今年の七月二十六日、もう待てない、全面返還合意から三十年という、ある意味全市民を対象に、一堂に会して、我々は普天間飛行場が早く返還をしてもらいたいという気持ち、一丸となって取り組むということの意思表示というか、行動を起こすという意味でのチーム宜野湾結成式及び共同要請行動出発式を一時三十分の開場の中で開始が二時ということで、二十六日、日曜日ではございますけれども、行っていきたいと。そこには、宜野湾市、そして市議会、重立った宜野湾市の団体十団体、プラス様々な小さな団体も含めて七十団体近くの賛同の団体ございますので、ある意味、そこを踏まえながら是非、先生方、何度も申し上げますけれども、三十年という時間軸はもう戻ってこないんですね。三十年前に生まれた子供たちはもう三十歳。じゃ、この問題をいつ解決してくれるんだと。\r\n　我々はアクションを起こしたとしても、国と国との条約でございますから、しっかりと国同士でこの問題を共有してもらって、あるいは国会の中においても、例えば今参議院の沖北のメンバーの皆さんにおかれましても、条件付返還であるということの理解の下、どうしたら早く返還できるかということの中で、我々と同じ価値観と同じような方向で是非御理解をしていただきまして、この返還をした後にはすばらしい跡地がつながっていくんだと。それこそ、沖縄にとっても日本にとっても、そしてアジアにとっても極めて重要であり、可能性を秘めた、私、跡地利用だと思いますから、そういう歴史を私どもとしてしっかりと取り組むと。\r\n　そして、私たちが生きている間に跡地利用ができればいいんですけれども、先ほど申し上げたように、西普天間住宅地は十年掛かりました。普天間飛行場はその十倍ございますので、先生方も長生きしていただければ、その跡地が間違いなくお互いの中で、携わりながらあるいは目に見えて実感できると思いますから、一日も早く返還することを、宜野湾市としても取り組みますけれども、是非先生方におかれましても、各政党も含めてですけれども、我々と同じような行動であり、価値観を共有していただきたいと、お願いというか、是非お願いしたいと思います。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_044","order":44,"speaker":"窪田哲也","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/44","speech_text":"○窪田哲也君　チーム宜野湾の取組をしっかり後押ししてやってまいりたいと思います。\r\n　川名参考人に伺いたいと思います。\r\n　今のアメリカのこの状況を見ておりますと、果たして我が国がこのままアメリカのこの日米関係を今のまま続けていく、先ほどの地位協定の話も申し上げましたけれども、そのような関係を続けていくのが果たして我が国の本当のためになっているのかということを、もう一回考えの再設定していくというか、当然、我が国のその中国、北朝鮮、ロシアという中での関係ではありますけれども、きちんとアメリカとの関係を、日米基軸ではあるけれども、果たして、今のような日米地位協定を変えることもできない、そういう関係でいいのかということを問いかけていく、疑問に思っていく、そういうタイミングでもあるのではないかというふうに私は個人的に考えています。\r\n　我が党も、北東アジア安全保障対話・協力機構、こうしたものも提案をさせていただいております。その辺、この安全保障の捉え方ということでの日米関係の再設定、再構築というか、それについて何か御考えがありましたら伺いたいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_045","order":45,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/45","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　おっしゃるとおりだと思います。再設定というか、我々が認識を新たにすべきところがあるとすれば、先ほど申し上げた国連軍の枠組みは、これは一九五〇年の段階から、つまり日本が主権を回復する以前からこの枠組みはあったし、日本は国連軍地位協定も結んでいます。\r\n　それから、この西太平洋地域においてアメリカが重要視している、例えばフィリピンとかオーストラリアとかニュージーランドとか、あるいは、かつては台湾、そしてもちろん韓国、こうした国々とアメリカが締結しているいわゆる軍事同盟、相互防衛条約というのは、その対象地域を西太平洋あるいは太平洋というふうに表現しています。つまり、この西太平洋や太平洋の中には日本が入っているわけです。\r\n　したがいまして、日本にいる、例えば沖縄にいる米軍が外部から攻撃を受けたときに、当然ながら日米安保どうするんだという問題がありますけれども、アメリカからすれば、それは日本だけの話ではなくて、韓国との同盟が起動する、あるいはＡＮＺＵＳ、オーストラリアとの同盟が起動する、フィリピンとの同盟が起動するという、そういう話なんですね。ですから、我々はずっとアメリカだけを見ているわけですけれども、アメリカは日本だけを見ているわけではない。この西太平洋という面で彼らは考えていて、沖縄で何かがあれば日本以外の国々が駆け付けるような、そういうような枠組みをずっと維持してきたわけなんです。ですから、日本だけがその観点を持っていない。\r\n　したがいまして、今、トランプ政権が、ヨーロッパ含めてある種の引き、彼らの言うある種のモンロー主義というか西半球に回帰するような、そういうそぶりを見せているときだからこそ、日本人、我々も、アメリカがいかにして同盟国を防衛するのかと、防衛といったときにその中身は一体何なのかと、そして、条約、つまり契約書ですけれども、契約書をもう一回引っ張り出してきて、そこに一体何て書いているかということについて再点検する非常にいい機会だというふうに私は思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_046","order":46,"speaker":"窪田哲也","speaker_position":"","speaker_group":"公明党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/46","speech_text":"○窪田哲也君　ありがとうございます。非常に参考になりました。\r\n　我が国の安全保障、外交をやはり沖縄問題というのはないがしろにできませんし、厳しく我々は向き合っていかなきゃいけないと思います。\r\n　今日は大変にありがとうございました。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_047","order":47,"speaker":"青島健太","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/47","speech_text":"○青島健太君　日本維新の会の青島健太と申します。\r\n　三人の参考人の皆様、今日はありがとうございました。\r\n　お隣の窪田委員は、長らく沖縄で記者として大事な場面、歴史的な場面をずっと目撃してきたという中で今お尋ねがありました。私の場合は前職はスポーツの取材者でありましたけれども、沖縄は大変スポーツ盛んなところでありましたので、私も三十年来、毎年のように、何回行ったか覚えていないぐらいお邪魔をさせていただきました。\r\n　私がやっていた野球はもちろんですけれども、ゴルフ、バスケット、あるいはハンドボール、あるいは空手、沖縄には本当にすばらしいスポーツがあって、また、この委員会室には芸能で御活躍の方もいらっしゃるけれども、いずれにしても、沖縄、若い方々が本当に夢を持って躍動しているという場面を私取材させていただいたのは大変光栄なことだし、有り難いことだなと思っておりました。\r\n　とりわけ野球のキャンプのシーズンには、今日、市長いらっしゃっていますけれども、宜野湾はベイスターズが長らく拠点を構えています。私の古巣のヤクルトは浦添でやらせていただく。プロ野球は全て沖縄にお世話になっているという現状であります。\r\n　そういう中で、私は、スポーツというものは、あるいは子供たちともう少し広げてもいいのか分かりませんが、沖縄においてはある意味ではいい意味で守られてきている部分もあるのかなと思っておりましたが、それは本当に幻想で、また余りにも楽観的な沖縄の見方なんだなというのについせんだって気が付かされました。\r\n　去る三月の六日でありますけれども、名護市の許田の野球場ですね、報道によれば夜九時頃だという報道でございますが、普天間基地所属のＵＨ１型のヘリコプターが不時着、野球場に不時着をします。沖縄へいらっしゃる方、行った方はお分かりだと思います。八時、九時でも沖縄明るいですから、子供たち、その時間でも野球の練習をしていたようであります。そこにヘリコプターが不時着をしてきて、何の知らせもない中で、子供たちは自分たちで気を利かせて自主的に避難をしたというふうに報じられております。九時頃に降りたヘリコプター、野球場に降りたヘリコプターは十時四十分頃飛び立って、十五分ぐらい掛けて普天間に戻ったということのようであります。\r\n　幸い大きな事故には至りませんでしたが、私、この出来事が、スポーツ取材していた、また自分が野球やっていたということも含めて、極めてある意味で象徴的だし、いろんなことを考えさせられる出来事かなというふうに思っておりますので、今日はこれを通じて、まず三人の参考人の方にこれから付随するお話を伺えればというふうに思います。\r\n　まず、前泊参考人にお伺いさせていただきます。\r\n　今日は日米地位協定のお話も随所にありますが、地位協定に大変お詳しい前泊参考人からすると、こういう、これは不時着ということで何も起こらなかったんですが、こんなふうに子供たちが野球をやっているグラウンドにヘリコプターが降りてくる、こういう出来事をどう捉えたらいいのか、なぜこういうことになるのかというところをちょっと御見解いただけますでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_048","order":48,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/48","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　不時着事故でいうと、多いときはもう百件、二百件も起こっているんですね。こういったものが表に出てくることがないので余りぴんとこないかもしれませんが、墜落事故が一件、二件起きる前には、不時着事故が二百件、あるいは百五十件とか二百五十件とかいう形で起きているんですね。こういうことが起きていること自体がやっぱり知られていないというのがあります。\r\n　それから、ＣＨ53、沖縄国際大学にも墜落をしましたし、北部の訓練場にも不時着、炎上しています。こういったものを見ると、実はこの老朽化が激しい。ＣＨ53に至っては、もう次のＣＨ53、ＤからＥになって、その後Ｋを投入しなきゃいけないのに、軍事費を削っているためにそれが投入できないというアメリカ側の事情もあるようですね。\r\n　そういう意味では、老朽機を沖縄で運用されていること自体をまずチェックをしていく必要があるのではないかと思います。部品すらも供給が止まっているようなＣＨ53がいまだに飛び回っているという、そんな状況ですね。これをしっかりと押さえた上で、安全性の高いものを、少なくてもこの市街地のど真ん中にある基地で運用すること自体を止めることすらできていないということを気が付いてほしいというふうに思います。\r\n　それから、運用の面でも、実はオスプレイについても整備が十分にできていないんですね。これは千か所ぐらいもう不具合があるということはリボロさんという開発担当者の方からもお話が出ていましたけれども、これを日本側も買ってくれれば、それこそ、その中で、日本の技術で開発をして改善をしてくれることもあるんじゃないかと、期待感もあったという最初の話は聞いていますけれども、実際に、噴射していたものを横にずらして火事が少なくなったというような話もありますけれども、基本的にやっぱり欠陥機だと言われるものを、それを市街地のど真ん中にある基地では運用しない。あるいは、オスプレイに至っては、アメリカでは三十分以内に基地に戻れるようなところでしか運用しちゃ駄目だという、そういう基準まで作られているのに、日本では当たり前に日本国じゅうを飛び回っているという、こういったダブルスタンダードの運用の仕方についても、この国のチェック機能はどこで働いているのかというのがあります。\r\n　それから、子供の関係でいうと、普天間第二小学校にヘリの窓枠が落ちた事件、事故がありました。この際に、当時の安倍政権は、当然この当時の沖縄県知事の翁長さんからの要請を受けて、学校の上空を飛ばないでほしいということをお願いしてほしいと、もう真っすぐ抜けるか、あるいは横に、もう海上に出てほしいという飛行ルートの変更を求めたんですね。ところが、それを聞いてもらえなかったんですよ。日本政府がやったのは、小学校に監視員を置いて、私のゼミ生も監視員したそうですけれども、ヘリが来ると退避ということで学校の中に逃げる、そして、いなくなると退避回避ということで、こういう監視員を置くことしか日本にはできないのかという話をしたら、次にできたのが、新しいシェルターを造ってくれました。ヘリが飛ぶときにこのシェルターに避難をする、これがこの国ができる国民を守る方策。日米安保で駐留しているヘリの管理すらも、飛行ルートすらも変更させることのできない総理だったことがそのときに明らかになって、日本政府が許しているから、あるいは抗議しないからと思ったが、日本政府にお願いをしてもできないことが分かったというのが当時の翁長知事の嘆きでした。\r\n　そういう意味では、もっと運用されている戦闘機やヘリコプターのこの欠陥の問題、あるいは整備状況についても、時々は査察をするぐらいの管理制度をしいてほしい。それから、飛び回るときに許可制度をイタリア、ドイツでも取っているのに、なぜ日本はそれができないのかという、この地位協定上の、同じ敗戦国なのに運用上の違いが出ているのはなぜかという、この国のやはり主権をしっかりと行使できるような政府を、そういう態度、対応ができるような政府にしてほしいというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_049","order":49,"speaker":"青島健太","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/49","speech_text":"○青島健太君　日常的にそうした危険と向き合っているというお話、よく分かりました。\r\n　私も沖縄国際大学の門のところに立たせていただきました。今は何もない、もう本当に、ところですが、町のど真ん中だという、大変なところだなというのも見てまいりました。\r\n　続いて、川名参考人に伺います。\r\n　世界で一番米軍の基地があるのが沖縄でありますし、また、米軍の基地をずっと研究していらっしゃる立場で、ちょっと象徴的な場面として私挙げさせていただいたんですが、子供たちが野球をやっているようなグラウンドにも軍の飛行機が降りてくるという、こういう事態というのは世界的にもこれ許されるのか、あるいは米軍がいる限りこういうことはやっぱりあるのか、この辺りはいかがなんでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_050","order":50,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/50","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　世界的にはもちろん非常にレアなケースです。通常は、市街地にはやっぱり飛行場というのを設置しませんし、むしろ例えば砂漠地帯とか民間人との接触がほとんどないような場所において米軍の飛行場というのは運用されるものです。冷戦期に例えばスペインのマドリードにも飛行場があったんですけれども、これはやっぱり物すごく不人気で、結局、米軍は撤退することになります。\r\n　ですから、市街地の飛行場というのは、アメリカもそれが問題であるということは重々承知していますし、重大事故が起きれば、その基地、飛行場だけではなくて、例えばそれを規定している法的根拠である、日本の場合であれば日米安保条約みたいな、そういう上位の条約にも影響が及ぶということは彼らはこれまでも経験してきていますので、それは避けたいというふうに彼らは考えています。\r\n　ですから、日本がアメリカとの同盟関係を重視し、昨今の安全保障環境に照らして、やはり米軍のプレゼンスを重要だというふうに考えるのであればこそ、やはりそのような事故を起こしてはならない。それが起きると、日米安保条約破棄のような、そういうムーブメント、これまでも経験してきていますので、そういう立場にある方こそこの問題は真剣に考えていかなければいけないだろうと思います。\r\n　沖縄においてそれは那覇空港の使用以外にございませんので、ですから、日米地位協定の第五条において、米軍は那覇空港を何となれば使うことができます。しかし、その実績はありません。それは、今の玉城デニー知事もそれを認めていませんので、政治的には非常にセンシティブでありますが、しかしながら、市街地に飛行場を二つも、軍用の飛行場を二つも設置しているわけですから、そのようなシビアアクシデント、重大事故を避けるという意味で、じゃ、もう一本の飛行場である那覇空港をどのように、ダイバートのために、緊急時のためにどのように米軍に使わせるかということも考えていかなければいけないだろうと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_051","order":51,"speaker":"青島健太","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/51","speech_text":"○青島健太君　ありがとうございます。\r\n　名護市の渡具知市長も、当然、沖縄防衛局に抗議をされて、そして、あのヘリコプター不時着の話ですが、ルートをしっかりと事前に教えてほしい、ないしは学校の上を飛ばないようにというオーダーは当然出しているんでしょうが、依然としてそれは改善されていないという現状があるようでございますが。\r\n　佐喜眞市長にお伺いをいたします。\r\n　宜野湾市の二五％が普天間基地、キャンプ瑞慶覧も入れると二九・四％が基地で占有されているという、非常にまた難しいというか、大変な市政をおあずかりでいらっしゃるかと思います。\r\n　名護でもこういった不時着がある、事故には至っていませんが、様々な御苦労があるんだと思いますが、市政の中で今一番苦心されている、基地の周辺、基地に関することで苦心されている行政、市政、運営というのはどの辺りにおありなんでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_052","order":52,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/52","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　ありがとうございます。\r\n　資料として私どもが提供したこういう冊子があると思います。そのページをお開きになっていただきたいのが、四ページ、これが宜野湾市の全体像でございまして、まさに町のど真ん中に普天間飛行場があり続けていると。\r\n　そのうち、次のページなり、その周辺には、国際大学あるいは普天間第二小学校を含め、宜野湾市には九つの小学校と四つの中学校、これは公立ですから、私立も含めるとそれ以上になりますが、中でも、八ページ、私どもの人口密度は五千六十三名・キロ平方メートルですけれども、これは当然基地を入れての人口密度ですから、基地には宜野湾市民住むことできませんので、その基地の面積を抜いた場合には七千百七十一名という、これ東京の人口密度も超えているんですけれども。\r\n　そういう意味では、狭隘な市の面積、なおかつ、交通渋滞など、計画的な町ができない。今住んでいる宜野湾市民の皆様方が物すごく不便を強いられているのが我々宜野湾市として一番の大きな課題であるし、そこの部分に対してしっかりと政府として支援をしてもらいたいというのが率直な意見になります。\r\n　基本的には、普天間飛行場というのは第二次世界大戦で米軍が接収した基地であります。ここのいわゆる約八五％は民有地、いわゆる地権者がいると。戦争で取られた施設、土地を、今提供施設として、国の安全保障上の中で重要な施設となっておりますけれども、三十年前に基地負担軽減の象徴であるということで返還が合意されて、もう既に三十年という重い年月を、市民は常に危険性と基地負担というものを強いられている。\r\n　少しでも解放できるような形で、是非先生方のお力も含めて、御理解も含めてですけれども、少しでも普通の町に近づけるようなそういう支援と、あるいは我々の要望について真摯に受け止めながら、前進できるような環境をつくっていただきたいと。\r\n　そういう意味では、今、後ろの方に、私どもは担当部、これ日本でも珍しいと思いますけど、基地政策部というのがあるんです。常に、飛行機やヘリが飛んだ場合に、市民やあるいは市外からの方々から騒音一一〇番という電話が来るんです。その電話を一々文字に起こしながら市長報告するんですね、何をしているんだ、なぜこんな遅い時間にジェット機が飛ぶんだ、ヘリが飛ぶんだと。そういう苦労を職員に与えているということも我々としては非常に残念であると。\r\n　ですから、何度も申し上げますけれども、やはりこういう三十年という節目の年に全体的に普天間飛行場の問題というものを共有していただきまして、普通の町、あるいは普通の暮らしができるような、そういうような市民の環境を是非整えていただきたいと。\r\n　三十年という歴史はもう戻ってきませんけれども、三十年後のある意味跡地も含めての未来というものをつくれるような、そういう明るい未来へと進めるように、国の力も、そして先生方のお力添え、御理解も賜りたいと思いますし、そういう意味では、常に連携をしながら行政運営をしていきたいと思いますから、引き続き、またよろしくお願いいたします。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_053","order":53,"speaker":"青島健太","speaker_position":"","speaker_group":"日本維新の会","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/53","speech_text":"○青島健太君　時間が来ました。終わります。ありがとうございました。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_054","order":54,"speaker":"梅村みずほ","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/54","speech_text":"○梅村みずほ君　参政党の梅村みずほと申します。よろしくお願いいたします。\r\n　三名の参考人の皆様、本日は本当にありがとうございます。\r\n　佐喜眞市長からは、市長でありつつ、自分にできることが、やはり国と国の約束事に基づくものでしたら、限られているところへのジレンマ、あるいは歯がゆさというものをにじませながら実情を教えていただき、ありがとうございました。\r\n　先月、私も嘉数の高台から普天間を見下ろしてまいりました。もう想像の何倍も広大で、そして密接したところに住宅、そして学校、病院、様々な施設があると。ここで轟音とともに日々を暮らしていらっしゃる皆様の御苦労、そして御不安を思うと、やはり生で見てくるインパクトというのは大きくて、一日も早く全面的な返還がなされることを私としても願っております。\r\n　前泊参考人のお言葉で非常に刺さったのが、敗戦国日本にできるのはこれぐらいだという先ほどのお言葉ですね。戦後八十年を経てなお、私たちは完全なる主権を手にはしていないんだと残念ながら思う瞬間は、やはり政治家としてございます。そういった意味で、日米同盟を大切にしながらも、日米地位協定というものがどうあらねばならないのか、この日米地位協定は見直さねばならないだろうということは、私ども参政党、党としても訴えているところでもございます。\r\n　ただ、非常に難しい、言うはやすく難しいものでございまして、例えば、おっしゃるとおり、出ていってもらうには、その全面的な返還を速やかにやっていただくにはどうすればいいのか、それはアメリカ側のシンクタンクに考えてもらうというのはなかなか独創的でうなるアイデアだなと思っていたんですけれども、そうすると、貿易や対米投資、あるいは県外も含めて日本にいる米軍基地の負担ってどういった要求が来るんだろうと思うと、それもまた背筋が凍るようなところでもございます。\r\n　そして、川名参考人におかれましては、非常に衝撃的な、この普天間の基地が有する性格、国連軍基地としての性格があるということで、これは辺野古に移設をしたとしても、このＳＡＣＯ合意の条件を満たすものではないだろうというところでしょうかね。その滑走路であるとか様々なアメリカ側が期待している条件を必ずしも満たせないというところは非常に衝撃であり、辺野古の工事が完成すれば返還が見えてくるという、この三十年の幻想とおっしゃったかと思いますけれども、という言葉に非常にショックも受けた次第でございます。\r\n　では、最初の質問でございますけれども、川名参考人が途中で、時間の関係上、この那覇空港を国連軍のために使うとするとということでお話が途切れたんですけれども、私の持ち時間十五分で、全てを差し上げるわけにはなかなかいかないところではあるんですけれども、あと二、三分ですね、お聞かせいただけるのであれば、これは国会議員の皆に知ってほしいというようなところ、あるいは那覇空港を使っていくという点でお言葉をいただければと思いますが、いかがでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_055","order":55,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/55","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　梅村議員、ありがとうございます。貴重な時間を頂戴します。\r\n　端的に申し上げます。私が時間不足で申し上げられなかった重要な点は、アメリカはこの那覇空港を、辺野古の滑走路は短いので、その分を那覇空港で穴埋めするということを恐らく考えているんだろうと思います。このことは、資料が少しずつ出てきておりますけれども、一九九〇年代から、つまりＳＡＣＯ合意の辺りから、当初から那覇空港というものが想定されていたんだろうというふうに私は考えております。\r\n　じゃ、仮にこの那覇空港を辺野古の滑走路の短い分の穴埋めとして使いますと、かつ、ここを米軍だけではなくて国連軍も使いますということになったときに、どういう問題について我々は知っておかなければいけないかということです。\r\n　まず、国連軍、日本にいる国連軍というのは、彼らの仕事というのはかなり限定されていて、ロジだけです。ロジをやるということなんです。ロジと言われてもなかなかぴんとこないわけなんですが、具体的には輸送任務を彼らはメインで引き受けることになるだろうと思います。今のＣ17とか大型の輸送機というのは、基本的には二千五百メートルとか、必要ならば三千メートルぐらいの滑走路が必要で、それを満たすのは那覇空港なわけです。辺野古ではもちろん駄目なんですね。ということで、国連軍もまた那覇空港を使って、例えば朝鮮有事あるいは極東有事というふうに彼らが考えている、そこには当然台湾問題も含まれると思いますけれども、そうした有事が起きたときに国連軍が機動し、アメリカを中心としてそこからオペレーションを行うときに、国連軍は那覇空港から米軍あるいは国連軍に対して輸送支援をするでしょう。\r\n　そのときに、先ほど私は米軍はもう既に那覇空港を使えますというふうに申し上げました。これは、重ねて申し上げますと、日米地位協定第五条を根拠に既に使えます。しかし、国連軍である例えばフランス軍とかオーストラリア軍とかフィリピン軍というのは、那覇空港は使えません。国連軍地位協定上、彼らは民間の飛行場を使えませんので、さあそこで困ったということになるわけです。那覇空港を使って恐らく支援をするでしょう。しかし、その法的根拠がないと。このことを恐らくアメリカはずっと言ってきているのではないかなというふうに想像しますが、ですから、事前に国連軍の合同会議を開催をして、そして那覇空港を国連軍基地に指定するという作業が有事の前の段階でなされる必要があるでしょう。\r\n　そこまではいいとして、じゃ、そこでどういう問題が生じるかというと、まさに管理権の問題が掛かってきます。今の日本におけるこの米軍基地問題の多くは、例えばＰＦＡＳの問題を含めて、管理権が米側にあるということです。諸外国の場合はそれがホストネーション側にあるがゆえに回避されている様々な問題が、米側に管理権があるがゆえに日本では顕在化し続けているという問題です。国連軍地位協定上、この管理権は、国連軍基地に指定されれば国連軍側に行きます。これはすなわち米軍ということでもあるでしょうけれども。\r\n　したがいまして、今、普天間で起きていること、あるいは嘉手納で起きていること、ここで起きている管理権に由来するような問題がそのまま人流と物流の拠点である那覇空港に持ち込まれ得るということです。このことを、恐らく、沖縄の米軍に対して寛容である人々も、やはりこれは沖縄経済に甚大な影響が出るおそれがありますから、なかなか容認できない可能性があるでしょうということをお伝えしたかったわけであります。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_056","order":56,"speaker":"梅村みずほ","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/56","speech_text":"○梅村みずほ君　非常に難しい問題ではありますけれども、今それこそ川名参考人がおっしゃった、幻想を抱いている国民は非常に多いんだろうと。この工事が完成して、さあできました、移設してくださいと思った移設が行われて、幾ばくかその沖縄県民のこの不安も苦労も報われるといいますか、そう思っている国民もいるだろう中、そうではないという現実を突き付けていただいたのが今日の機会だったのではないかなと思っております。ありがとうございます。\r\n　続きまして、前泊参考人と佐喜眞参考人にお伺いしたいんですけれども、これ、たらればの話で大変申し訳ないんですけれども、お二方それぞれのお立場で様々なこの問題に対する思いがある中、前泊参考人は覚悟のある政治家がいないというふうに痛烈に批判もしていただいたところです。\r\n　これはもう受け入れるしかない現状だと私も思っているんですけれども、もしも御自身が総理大臣であられたとしたら、あるいは防衛大臣であったり、沖縄担当大臣であったり、外務大臣であったり、どなたでも結構です、もし自分が動かせる、交渉できる立場にあるのならば、今、トランプ大統領という非常にある意味癖の強い大統領がリーダーとしていらっしゃるわけなんですけれど、アメリカとどういったお話をするのか、佐喜眞参考人、前泊参考人の順でお聞かせいただけますでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_057","order":57,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/57","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　非常に難しい、想像力豊かに持っていないと難しいテーマでございます。\r\n　私自身は市長という立場でございますから、国政あるいは外交、あるいはまた総理大臣になってトランプさんと渡るということ自体が想像できないんですけれども、ただ、市民を代表して申し上げるというか、市長として、十万人余の市民の生命、財産を預かる市長として言えるのであれば、もう先ほど来申し上げてはおりますけれども、三十年前と今の普天間飛行場の返還条件というのは変わっていないんです。言い換えれば、普天間飛行場が、返還はしますけれども、それに代わる代替施設というものが運用可能になった時点での返還であると。そこはアメリカと日本の中でしっかりと話合いをして、そういう環境をつくっていくことが重要だと思います。\r\n　唯一の解決策というようなお話でございますし、その唯一を私ども宜野湾市は今日までずうっと待ち続けていたと。決して固定化はあってはならないという前提からすると、そういう意味で、まずは普天間飛行場が返還できるように、総理大臣であればトランプさんとしっかりとその話合いをしていきたいと思いますし、そういう意味では、当然これは外交を含めてですけど、国を挙げてやっぱり合意形成も含めてやらないといけないだろうし、そういうものは、まあ私は市長ですから、余り大きな、そして想像力豊かでない人ですから余り申し上げませんけど、いずれにしても、まずは普天間を解決するために一生懸命努力をするということであります。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_058","order":58,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/58","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　想像というよりも、具体的にですね、トランプ大統領と交渉するのであれば、基本的にはディールが中心ですよね。取引を、どういう取引をするかということが大事になってきます。我々にとって大事なのは、アジアの中で友人をつくることですね。\r\n　まずは、総理大臣だったら、中国に行ってまず謝ります。この発言後、どうしてこういう発言をしたのかという責められている部分についてはまず謝罪をした上で、そして共通の利益を目指してアジアの中で一つのチームをつくっていくことをまずは提案をしたいというふうに思っています。\r\n　これ、ワシントンに行ったときに何度も議論されたのは、日本という国は友達がいない国だよねと、アメリカしかいないんだからアメリカの言うことを聞いた方がいいよという話をされました。なぜ。隣の韓国とはまだ戦後処理が終わっていないだろう、北朝鮮からはミサイルを撃たれている、あるいは、中国とはいつまでたっても会話がしっかりとできるような体制になっていない、アジアからはどう見られているのか、そういうことを言われたりしました。\r\n　そういう意味では、これまでの日本という国は、戦後復興の段階において、この技術力と復興力をもってつくり上げてきたものをアジアに惜しげもなく提供し、技術支援をし、ＯＤＡでお金を出し、そしてこれだけのアジアの発展に貢献をしてきました。それがアジアから信頼されるこの国をつくってきたと思っています。\r\n　今、それが、軍事力を強化してミサイルを配備して、そして周りの中国に対して敵だというような発言に近いようなことを言い出すということはどういうことなのかと。まずは足下を固めて、その上でアジアの中で連携を取っていれば、ディールを交渉するアメリカにとっても簡単に対処できないような国になるということを言わざるを得ないと思います。\r\n　百一か国と安全保障の関係を結んでいるアメリカ、それに対してまだアメリカとしか結んでいないような国、そんな時期がありました。その際に、自分が本妻だと思っているけれども、実はアメリカにはたくさんの大事な人たちがいるんだと、その中の一人にすぎないという認識が日本にはないんじゃないかということをアメリカから言われたりもしました。\r\n　そういう意味では、日本がとても大事な国だと、唯一の国だと思わせるような交渉をトランプ大統領としていきたいと思っています。是非、一緒にやっていきましょう。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_059","order":59,"speaker":"梅村みずほ","speaker_position":"","speaker_group":"参政党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/59","speech_text":"○梅村みずほ君　度々、委員長、申し訳ありません、フライングしまして。\r\n　アメリカにべったりと依存し続けて自国を防衛することを諦めては決していけないわけで、そういった意味で、私たちは自衛力をますます付けていかなくてはいけないと思っているわけなんですね。最終最後、一〇〇％というかどうか分からないですけれども、信じられる国はどこかといったら、自国以外にはないわけです。そういった意味で、中国であったとしてもアメリカであったとしても、最終最後まで信じ切れるのかどうかというのは、そのときの情勢にもよりますし、いろんな条件、状況があるんだとは思います。\r\n　先月沖縄に行きましたときに、私どもの党を支えてくれている党員の皆さんからお話を聞いたときに、アメリカ、米軍がずっといるのはよしとは思わない、けれども、台湾有事も近いとされる中、対中抑止として米軍があった方がいいのではないかというのも偽らざる真実なところがあるというような声も聞いております。そうした対中抑止という面での米軍についても本当は川名参考人に聞いてみたかったんですけれども、今度は私の時間がなくなったようでございますので、また次回に譲りたいと思います。\r\n　三名の参考人の皆様、本日は本当にありがとうございました。終わります。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_060","order":60,"speaker":"岩渕友","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/60","speech_text":"○岩渕友君　日本共産党の岩渕友です。\r\n　今日は、三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。\r\n　初めに、佐喜眞参考人と前泊参考人に普天間基地の現状についてお伺いをしたいというふうに思います。\r\n　政府は、普天間基地問題の原点は、世界で最も危険と言われる普天間基地の危険性を一日も早く除去することだということを繰り返し述べていますけれども、昨年度の外来機の飛来は三千八百二十六回で過去最多、宜野湾市に寄せられる苦情の数も千百三十四件で過去最多となっているというのは先ほど佐喜眞参考人が御紹介いただきました。夜十時以降にも多数の苦情が寄せられたということで、先ほど佐喜眞参考人からは、残念だと、これが普通の暮らしなのかという訴えだったというふうに思うんですね。しかも、慰霊の日の前日には陸上自衛隊のオスプレイ三機が普天間基地に飛来をして、宮古空港や石垣空港に展開して、患者や物資を輸送する訓練を行ったということです。\r\n　これでどうやって外来機の規制をアメリカに求めるのかということで、本当にひどい対応だというふうに思いましたけれども、この今の普天間基地の現状や政府の対応について感じておられることをお聞かせいただければというふうに思います。佐喜眞参考人と前泊参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_061","order":61,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/61","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　じゃ、先に佐喜眞参考人から。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_062","order":62,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/62","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　ありがとうございます。\r\n　まさにおっしゃるとおりだと思います。過去三年間は大体三百件ぐらいの推移だったものが、外来機、いわゆるジェット機を含めてですけれども、昨年一年間で一千百超したと。言うまでもなく、日中問わず、昼夜問わずそういう外来機あるいはヘリが飛ぶという現状というものは、我々としては是正してもらいたいと。\r\n　とりわけ、外来機、いわゆる普天間所属機以外の飛行機、ヘリやジェット機が来ることについては、我々としてはこれを認めていないということでありますし、そういう意味では、日米両政府においては、そういうようなことを是正する、改善するということが必要ではないかと思いますし、そういうことは私ども機会あるごとに政府に対して要望させていただいておりますけれども、結果としてはまだそれが市民が感じられるような是正にはつながっていないというのが今の現状ではないかと思います。\r\n　以上です。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_063","order":63,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/63","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　それでは、前泊参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_064","order":64,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/64","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　普天間については、本当にこの状況、慰霊の日の前後ですね、まさに六月の二十日から六月三十日までの間にレゾリュート・ドラゴンという演習を実施をしています。まさに沖縄戦が終わったとして、その慰霊の日にまたぐ形で訓練を沖縄で実施するということ自体、日米において沖縄というのはどういう位置付けなのか。\r\n　これ、今日のレジュメに少し入れましたけれども、Ｇ・Ｈ・カーという、戦後の沖縄の統治をする際に、アメリカは沖縄の歴史について徹底的に調べています。「琉球の歴史」という本も出されていますし、アイランド・ピープル・オブ・オキナワという英語の文献もありますけれども、この中で、沖縄は日本にとってどういう地域なのかという、そのことについてストレートに書いています。これが、レジュメにも入れましたけれども、日本はあらゆる手段をもって琉球を利用するけれども、琉球のために犠牲になることは好まないということをアメリカの政治・歴史学者が書いています。その状況、これはエクスペンダブルという言葉でまとめられていますけれども、日本にとって、いざというときにはトカゲの尻尾と同じように切り捨てていく、それが琉球の役割だということを書かれているんですね。\r\n　エクスペンダブルという言葉は沖縄に向けられていますけれども、今、日本全体がアメリカにとってエクスペンダブルではないかという思いで見ています。この時期を、沖縄戦を戦ってきた相手国とはいえ、同じように沖縄戦で犠牲になった米兵たちも同じように平和の礎に刻んでいます。その慰霊の日に訓練をして、そして平気な国って何だろうというふうに思います。\r\n　普天間問題ですけれども、普天間については、もう爆音のひどさといったものは市街地の中ですからとんでもない状況でもありますけれども、もう一つ、このＰＦＯＳの問題というのは、あの鍾乳洞が百本も広がっている普天間の基地の中で泡消火剤をずっと使って訓練を行ってきたために、あの豊かな水源が今汚染をされて、その下流にある田芋畑も、それから市民がやっている菜園についても、あるいは水をまくのにも、豊かなこの地下水がもう使えない状態になっていると。\r\n　この損害は誰が払ってくれるのかという、この命に関わるような水の汚染の問題、これは実は普天間だけじゃないですね。嘉手納基地の中において、この流れてきたＰＦＯＳの問題が三十万人から四十万人が飲んでいる水道水の汚染にまでつながっているのに、その汚染の状況が嘉手納基地の中からというふうなのがもうほぼ断定されているのに、その調査すらさせることができないこの国って何だろうと。\r\n　命に関わるような水源の管理すらもアメリカ人に任せ、そして今日も水道料金の問題が出ていましたけれども、アメリカ側はなぜ嘉手納を押さえたか。これは、ペリーが来たときに調査をして、この島の中で水源が豊かな地域だから、嘉手納を迷わずそこを占拠して基地を造っています。その豊かな水源を自分たちで汚染をして、その上で水道をよこせという話になっています。\r\n　きれいにして自分で飲みなさいということをなぜ言えないのかというようなことを政治家として誰か言える人をこの中から出してほしいと思います。せめてフェンスの内側の調査ぐらいは、もう汚染が外に広がっているわけですから、それの調査権ぐらいは実際にできるような体制を沖北委員会としては取ってほしいというふうに思っています。\r\n　これは、普天間問題よりも更に深刻な問題として嘉手納が与えている沖縄県民に対するこれ命の危険をもたらせるような汚染、この問題にすらこの国は何の役にも立っていないという、政治の力をもう少し発揮してほしいというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_065","order":65,"speaker":"岩渕友","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/65","speech_text":"○岩渕友君　ありがとうございます。\r\n　続けて、佐喜眞参考人と前泊参考人にお伺いをするんですけど、橋本・モンデール会談から三十年が経過しましたけれども、今なお普天間基地の返還は実現をしていないというのが実態です。\r\n　政府は、辺野古への移設工事を進めることが普天間基地の一日も早い返還につながると言いながら、辺野古に固執していることが普天間の固定化を招いているのが現実ではないかというふうに思います。県民が受け入れられるはずのない計画を押し付けて、しかも軟弱地盤の広がる海域を建設場所に選定をして、ここまで返還を遅らせてきた政府の責任というのは極めて重いというふうに思いますし、今そこで暮らしている住民の安全をやっぱり最優先にすべきだというふうに思います。\r\n　政府も一度は五年以内の運用停止を約束しました。まずは、速やかな運用停止で、閉鎖、返還を県民が一致結束して、それを私たち国会も後押しをして政府に迫っていくということが重要だというふうに思うんですけれども、お二人はどんなふうにお考えか、お伺いできますでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_066","order":66,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/66","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　どちらに。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_067","order":67,"speaker":"岩渕友","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/67","speech_text":"○岩渕友君　お二人に。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_068","order":68,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/68","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　ありがとうございます。\r\n　まず、本当に、ＳＡＣＯ合意から三十年という時間がたったということは極めて遺憾であるということは冒頭でも申し上げてまいりました。そういう意味では、日米両政府に対しては、しっかりとその問題について真摯に取り組みながら、一日も早く返還するということが極めて重要であるということも申し上げてまいりましたし、いろいろとこれプロセスがあったにしても、基本的にはＳＡＣＯ合意というものは日米両政府で決めた約束事だと私は思っております。\r\n　その中身としては、何度も申し上げますけれども、普天間を全面返還をいたします、その代わり、代替施設というものが運用可能になったというような状況をつくった後に普天間は返還されるということでありますから、それが唯一の解決策であるということを日米両政府が伝えておりますので、私どもとして、その唯一のものを、さっき申し上げた、破棄や否定することはできないということで申し上げているつもりでございます。\r\n　ですから、そういう意味では、一日も早く返還のためのプロセスをスピーディーかつしっかりとその代替施設のことを取り上げていただきまして、政府がやっていただきたいということが私の率直な意見であります。\r\n　また、今日も資料として提供してございますが、宜野湾市民は、様々な考え方があるにしても、基本的には原点は早く普天間飛行場は返還するんだと、ここに集約されるものだと思います。いろんな方法やいろんな考え方があるにしても、普天間が返還されない限りは絶対にこれは及第点を取れないと。先ほど前泊先生もお話ありましたけど、ゼロか一〇〇という問題ではなくて、まずは返還をするということの現実的な対応をすべきだろうと。\r\n　そういう意味で、こういう大会を開きながら、一日も早く返還に向けての機運を高めていただきまして、政党を問わずいっぱい、これは宜野湾市のみならずですよ、沖縄県のみならず、国があるいは先生方も含めてそういうものを真剣に捉えてほしいということでありますし、唯一というものは、我々として、何というんですか、これを否定やあるいは破棄することは固定化につながっていくと。固定化につながった場合に一番落胆をし、被害を被るのは宜野湾市民であるということをまず考えていただきたいというのが私の率直な意見であります。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_069","order":69,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/69","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　これは、申し訳ないけれども、普天間の、この宜野湾市の問題だけじゃないんですよね。県民全体の問題、そしてこの国全体の問題だというふうに思っています。\r\n　それを解決できるかどうかという問いかけをされていますけれども、まず辺野古に新しい基地を造る、その基地がどれだけの機能を持っているかと、冒頭にも申し上げましたけれども、その検証をしてほしいと思いますね。アメリカ軍が駐留することによる利益と、むしろマイナスの部分もあるんですね。\r\n　これは沖縄ではずっと言われてきました、標的の島という言葉があります。この基地があるところが最初に攻撃を引き付けるマグネット効果というのがあります。これは、ウクライナ戦争でもそうですし、ガザでもそうですけれども、どこでも戦争が始まる前に最初にたたくのは基地をたたきます。そこをたたくというところで、これも海兵隊の幹部がもう言っていますけれども、最初にたたかれるのは嘉手納と普天間だということをストレートに論文で書いています。だから、そこに家族を連れていくなと書いているわけですね。\r\n　そういう中で、我々は攻撃をされる、受ける地域に住んでいる、そこからどうやって逃げるかという話をまたしなきゃいけないんですが、これを政府は一生懸命になってシェルターを造る予算を付けていただいていますけれども、宮古、八重山、果たして六万、七万の人たちをどうやって動かすんだという話です。ミサイル防衛の時代です。\r\n　これは、中国の軍事専門家と対話をしたときに、日本国民は中国が核保有国であることを知らないんですかということを言われました。それから、中国大使がこのような趣旨で発言をしています。台湾有事ということは南西諸島だけで終わる話ではないと、そのときは日本中が火だるまになるというような発言、そういう趣旨の発言をして物議を醸したことがありました。戦争というのは局地戦ではないんですよ。\r\n　一五旅団が師団に格上げをするということが決定されたようですけれども、沖縄に一万人規模の兵を配備して何をしでかそうとしているのかと。まさに、沖縄戦と同じように三二軍を配備して、そして沖縄戦で戦って、本土決戦に向けて準備をする期間にするのかどうか、まあデジャブのような歴史をいつまで繰り返すのかというのがありますね。そろそろ対話によって解決をするという外交大国を目指してほしいと思います。\r\n　外交官の数が今何人いるか分かりませんが、かつて五千人ぐらい、中国でも八千人、アメリカは二万人を超す外交官を持っています。外交官の数じゃないですよということを外交官から言われたことがあります、質の問題ですと。それをあなたに言われたくないという話をしたことがありますけれども。今、自衛隊の数を増やすことを一生懸命やっていますけれども、もう少し外交官の質を高め、数を増やして、世界中に外交官を配置して、そして情報を取って、自分たちの国は自分たちで守るという外交大国を目指してほしいというふうに思っています。それがまず、この普天間問題も含めて、基地問題全体を見直していく機会になると思います。\r\n　仮想敵をつくることではなく、仮想敵を味方にしていくような国の政治を展開をしてほしいというふうに思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_070","order":70,"speaker":"岩渕友","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/70","speech_text":"○岩渕友君　ありがとうございます。\r\n　最後に、川名参考人に、ちょっと時間が余りないのですが、在日米軍の存在や駐留の在り方そのものをやっぱり根本から見直す時期に来ているんじゃないかというふうに思っているんですけれども、アメリカであるとか、その在日米軍の現状、どんなふうに見ていらっしゃるか、教えていただけますでしょうか。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_071","order":71,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/71","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　そうですね、とても一言では足りないわけですけれども、一つ申し上げますと、そのような問題意識というのは恐らく広く国民に共有されているところだと思いますが、そのような問題に対処するそのアプローチが随分と異なっているなというふうに思います。それぞれ立場もありますし、安全保障に関する認識の違いもありますので、それ自体は当然だと思います。しかし、一点押さえておかなければいけないのは、日本の場合は日米安保条約とこの問題が直結しているということです。\r\n　地位協定の問題、あるいはその個別の基地、例えば今回であれば普天間の問題とかですね、を我々は十分に知っているところがありますけれども、そのことと日米安保条約、あるいは憲法九条がどういう関係にあるのか、論理的にですね、そのことを法の論理と、それから歴史的な経緯ですね、実際にどうしてこういう形になったのかということを点検しない限り、恐らく上滑りの議論というものを避けられないんだと思います。\r\n　端的に一つ申し上げると、ＮＡＴＯ、ヨーロッパの場合は、ＮＡＴＯ条約に基地の提供というのは入っていませんから、例えばそのＮＡＴＯ軍地位協定だけに手を着けるということができるわけです。ＮＡＴＯ条約に影響を与えずにＮＡＴＯ軍地位協定を触るとか、あるいは例えばスペインとアメリカの基地に関する何らかの契約を見直すということができます。\r\n　しかし、日本の場合は、それをやろうとすると、例えば地位協定というのは、これ日米安保条約六条のまあ細則協定みたいなものですから、当然ここを触ると日米安保条約第六条に傷が付くということになりますので、大ごとになるわけですね。日本は、ですから私はユニットバスだと言っています。ヨーロッパの場合はこれセパレートなんだと。だから、トイレとバスどちらかが壊れれば、どちらかだけを取り替えられるのがヨーロッパで、日本の場合はユニットバスなので、トイレを取り替えようと思ったらバスも丸ごとやらなきゃいけないということで大掛かりです。\r\n　ですから、日米地位協定や個別の基地を問題だというふうに考える人はほとんどだと思いますが、今、日米安保条約が問題だという議論を提起する人はほとんどいらっしゃらないと思います。しかし、ここは切っても切り離せない不可避の論点だと思いますので、そこを含めて恐らく議論を立て直していく必要があるだろうと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_072","order":72,"speaker":"岩渕友","speaker_position":"","speaker_group":"日本共産党","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/72","speech_text":"○岩渕友君　済みません。ありがとうございました。以上で終わります。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_073","order":73,"speaker":"伊勢崎賢治","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/73","speech_text":"○伊勢崎賢治君　どうも。どこから始めたらいいかちょっとあれなんですけれども。\r\n　まず、僕も前泊先生と同じように、結構、陸軍ですけど、アメリカの陸軍の知人がいっぱいおりまして、ずっと交友関係続けているんですけれども、彼が中将のときに、二十年前ですね、アフガニスタンで言った言葉が忘れられなくて、飲みながらですけれどもね。彼が言ったのは、知日家なんですよ、彼ね、日本政府ほど我が海兵隊のわがままを聞いてくれる政府はいないと。ウインクしながら、アメリカ政府よりもねみたいな感じで。そうなんですね。この辺、多分、何か陸軍と海兵隊の微妙な関係性があると思うんですけれどもね。\r\n　今日、前泊先生と同じ、佐喜眞市長にも次の質問をお願いしたいんですけれども、トランプ政権、さっきも言われましたディールですよね、かえって今扱いやすいんじゃないかなと、問題解決のために。その観点から。\r\n　なぜかと申しますと、第一次トランプ政権のときに、第一次ですよ、彼は、たしかブルームバーグの、これ英語の記事だったんですけれども、インタビューでしたんですよ、この普天間のことを、日本で普天間が問題になっているらしいと。で、彼は、返してもいいよと、日本に、だけどそれはランドグラビングだから。ランドグラビング、つまり彼はアメリカのものと思っているわけです、普天間、アメリカのものだと。だから、それを返還するということは、アメリカにとってこれは土地を奪われることなんだと。だから、これ、ランドグラビングいう言葉を彼わざわざ使ったんですよ。僕も結構ショックを受けまして、ああ、そういう意識なんだ、この人たちはみたいなですね。\r\n　彼は、ランドグラビングだから保障が欲しいと、だから普天間の時価の値段で買い取ってくれと、こういうプロポーザルをそのインタビューで。これ、多分、彼らの、まあ時は変わりましたけれども、今の政権の、何というのかな、深層心理、ここから多分変えていかないといけないんですけれども、これをディールとしたときに、トランプ自身が、何といいましょう、特別な安全保障観を持っているじゃないですか。つまり、コストが見合っているのか。つまり、海外駐留、米軍をさせておくにおいて、果たしてコストはどうなんだという話と、それと、やっぱり、国内的にもブリング・ゼム・ホーム、つまり危ないところからアメリカの若者を帰還させるという、こういう、海兵隊も海外遠征部隊というふうに位置付けて発言していますよね。多分、沖縄の海兵隊の撤退に対する彼の主観的な抵抗感は低いのではないかと僕は思っているんですね。\r\n　こういうトランプ政権でありますが、これが存続している中で、この在日米軍駐留経費負担に関する特別協定、ＳＭＡですね、これの更新交渉が多分もう始まっていますよね、もう今年度で切れるはずですから。こういうタイミングを考慮しながら、それとトランプ政権がいつまで続くか、まあ次の任期はないはずなんですけれども、どういうディールを我々が仕掛けられるかということをお二人にお聞きしたいんですけれども、お願いします。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_074","order":74,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/74","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　先に、佐喜眞参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_075","order":75,"speaker":"佐喜眞淳","speaker_position":"宜野湾市長","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/75","speech_text":"○参考人（佐喜眞淳君）　先ほどもお話しいたしましたが、トランプ大統領とお会いしたこともないし、ましてやこの様々な情報というのは、いろんな情報が飛び交っておりますから、私が、総理でもないし、またそういう経験もない、情報もない中でディールというお話はなかなか難しいと思います。\r\n　ただ、宜野湾市長としての立場で再三申し上げますけれども、政権やあるいは大統領が替わったとしても、ＳＡＣＯ合意の中身についてはほぼほぼ変わっていないということであります。普天間飛行場を返還するということで、当時は橋本元総理やクリントン大統領が最終報告をいたしました。歴史的に見てもその中身は、若干、いろいろと２プラス２などで変わってきておりますけれども、しかし、普天間の返還全体としては変わっていないと。それは、時間はたったにしても、大統領が替わっても、政権、総理が替わっても、これは変わっていないものだと私は認識しています。まして、今は唯一の解決策というものが大きくクローズアップされておりますので、そういう意味では、まず原点というものを考えたときに、トランプさんであれ総理であれ、原点ということを忘れずに、日米安保が必要であると。\r\n　よって、普天間飛行場は返還しますけど、日米安保のある意味発展系、進化系ということも申し上げておりましたので、そういう意味では、その相乗効果の中で、まずは普天間飛行場は返還するということ、そして沖縄の基地負担軽減をしっかりと実現するということが何よりも重要だろうし、ここは沖縄だけではできない、ましてや宜野湾だけでもできないんですね。\r\n　よって、やっぱりこれ国対国のある意味条約ですから、そういう意味でのしっかりとしたアプローチというものを国会も含めながらしっかりと、我々のような十万人市民をいかに普天間飛行場から解放できるかというのはまさに国の役割だろうし、その中でも国会というのはやっぱり法律を作る側の方々でございますから、是非、そういう意味では、しっかりとこの問題を我が事のように考えていただきまして、普天間飛行場を一日も早く返還できるような、与野党を問わず考えていただきまして、解決に向けて是非お力添え賜りたいと思います。\r\n　トランプの交渉、大統領の交渉のことには、済みません、コメントできません。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_076","order":76,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/76","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　続きまして、前泊参考人。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_077","order":77,"speaker":"前泊博盛","speaker_position":"沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授／沖縄国際大学理事","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/77","speech_text":"○参考人（前泊博盛君）　取引というところでは沖縄返還協定というのがありました。沖縄はアメリカが血を流して取った領土なのに、それを無償で提供はできないという、そんな議論もされていたようですね。\r\n　その際に、これも戦後史の中で今検証してきましたけれども、当時の沖縄の米軍基地、これを維持して、そして朝鮮戦争あるいはベトナム戦争に臨んでいたときに、沖縄基地の返還運動が非常に激しくなって、二十万人規模のデモ隊に囲われたときに、当時のスナイダー民政官は、これもう沖縄を日本に返せと、なぜなら、日本の警察を入れて、そして日本の自衛隊でも入れない限り米軍基地を維持するのは困難だという、そんな発言をしているんですね。そこで、返すということを軍の方に交渉しに行ったら、我々が血を流したところを返すというのは、そんなことはできないと言ったらしいですね。それに対して、ミルクが欲しいからといって牛を飼うばかはいないと、牛を飼うためのお金が掛かり過ぎているんだと、おまえたちが欲しいミルクは俺たちが取ってやるから、牛は持ち主に返してやれという話をしたということを聞かされました。\r\n　つまり、その際の交渉というのは、沖縄というものの復興資金も含めて、生活費も含めて、アメリカが予算を出していた時代ですね。それから、日本に返してあげることで沖縄の費用を日本側に負担をさせる、それから基地を維持するための資産を、お金を日本側に負担をさせる、まさに思いやり予算も含めて、こういう形をつくって返していくという形で沖縄返還を実現してきたという話を聞かされました。\r\n　そういう意味では、新しい基地を返すという交渉の先に何を払うかという、今幾らだという話が出ていましたけれども、同じように我々も、実は、嘉手納基地は今資産価値が幾らかという、あるいは普天間基地は、あるいはキャンプ・ハンセン、シュワブは、あるいは横田はという、この数字はアメリカ側が毎年試算を出して、どれぐらいの資産価値があるかというのを出しています。そういう中でいうと、なぜか嘉手納よりもこの横須賀基地の方が上がってきたりするんですね。もしかしたら核の貯蔵庫でも造っていないかというような疑惑すら出る。そういうそれぞれの基地の価格の変動を見ながら、その装備がどういうふうに変化しているかというのも見たりしています。\r\n　それから、返還に当たって第一次トランプ政権と安倍首相がやり取りをしたときに、これはもちろん、思いやり予算、思いやり過ぎ予算とも言われていますが、思いやり予算の交渉の際に、あるいはその片務性の問題をつつかれたときに、双務性、アメリカは日本が危ないとき助けに行くのに、なぜアメリカが危ないとき日本は来ない、このフェアな関係にもう一度すべきじゃないかということを第一次トランプ政権で言われたときに、安倍さんがどうクリアしたか。帰ってきて初めてアメリカから感謝されて分かりましたが、Ｆ35を百機も買ってくれてありがとうと言われました。こういう裏側の交渉でそれなりのディールをちゃんとやってきているんですね。ちゃんとやったかどうか分かりませんが。\r\n　そういう形で、彼に対してそういう対処をしてきたというのもありますし、ディールに対して今出せるものは何かというのはありますけれども、これは、これをやめることによって得するものと損するもの、両方が必要だと思っています。日本を軽視することによるアメリカのマイナス、それから日本を重視することによるプラス、こういった損得勘定で政治の世界でもしっかりと見据えた上で、トランプ政権との対応をしっかりと議論をしていってほしいと思います。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_078","order":78,"speaker":"伊勢崎賢治","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/78","speech_text":"○伊勢崎賢治君　済みませんね、リアクションしている時間がないんで、ごめんなさいね。\r\n　川名先生、朝鮮国連軍のことなんですけど、多分これ日本人には分かりにくい、本当に分かりにくいですね。朝鮮国連軍といっていますけど、今の国連の常備軍ではありませんと。このことを話すとまた長くなっちゃうんですけど。\r\n　実は、先週の予算委員会で高市総理にこのことを、この地位協定のことを質問したばかりなんですよ。その中では、事前協議、この朝鮮国連軍地位協定における事前協議について、いわゆる密約のコリア・ミニッツ、朝鮮議事録ですか、これが事実上失効していると日本政府は一応見解を述べていますけれども、じゃ、失効したという合意はあるのかと聞くと、まあないわけでありますよね、曖昧なわけですよね。とにかく、もう繰り返しますけれども、この朝鮮国連軍の存在自体が日本の政治家にも認識されていない日本ですが、韓国ではかなり大きな変化が今起きていると僕は思っております。\r\n　尹錫悦前大統領が、これは先週の予算委員会でもこれ言ったんですけれども、前大統領が二〇二四年、最近の話ですよね、日本の国連軍の後方基地を、この自動報復装置、自動的に報復できる装置、北朝鮮に対して、プラス中国ですけれども、称賛したと、ある国家行事の中でですね。\r\n　当時野党であった今の大統領は面白い表明しているんですよ。いや、そんなことはない、これは韓国の主権を侵害していると、朝鮮軍は、ああ、国連軍はですね。そして、面白いのは、日本に再侵略の口実を与える極めて危険なものと、こう批判している。面白いですね。\r\n　で、今その李さんが政権、大統領になったわけですけれども、何というのかな、当時の野党だったときの問題意識が韓国の公式な対外外交姿勢に反映される可能性が多分高まっているんじゃないかな、いわゆる僕らにとっては好機かなと思っているんですけれども、これ、僕は今やこれを主権のねじれ、日韓のですね、これをこういうふうに捉えているんですね。\r\n　つまり、日本側は、事前協議なしに多国籍軍、国連軍が日本の基地から自動的に出動し、我々の意思と関係なく日本が自動的に交戦国に巻き込まれる、つまり反撃の対象になってしまうということ、これが日本の主権問題。\r\n　韓国側は、韓国の主権を超えた国連軍の動き、これは韓国にもリベラルと保守があって、リベラルの方は、この国連軍を明確に、南北の融和、和平の障害になっていると。保守の方も同じように、例の戦時作戦統制権の問題ですね、これの奪取、アメリカから奪取するための障害になっていると、こういうふうに捉えているわけですね。でも、主権の問題だと、プラス日本の介入を懸念する。これはちょっとクエスチョンマークですけれどもね。\r\n　ここでお伺いしたいんですけれども、この今の李政権が存続する間に、日韓両国が、ねじれていますけれども、主権の回復という共通の認識の下に、この朝鮮国連軍、僕は冷戦の遺物、ゾンビと呼んでいるんですけれども、これとの、日本が持っている、朝鮮国連軍が地位協定を持っているのは日本だけですから、この地位協定を解消する。つまり、国連軍の解消が先か地位協定の解消が先か、これ鶏と卵の理論になっちゃうんですけれども、この辺の見解を伺いたい、特に日韓がどう協力できるかという。どうでしょう。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_079","order":79,"speaker":"川名晋史","speaker_position":"大東文化大学法学部政治学科教授","speaker_group":"","role":"answer","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/79","speech_text":"○参考人（川名晋史君）　極めてアカデミックなというか、高度な議論で、どこまでお答えできるか甚だ心もとないところもありますけれども、先生の胸を借りるつもりでお答えしてみたいと思いますが。\r\n　おっしゃったとおりで、日本側からすると、これは、朝鮮議事録ですね、これはアメリカ側は恐らく失効したとは見ていないと私も思っています。\r\n　朝鮮議事録というのは、主語がアメリカではなくて、国連の統一司令部の下に入ったアメリカというふうになっていますので、ですから、国連軍に変身した米軍、これに関してはいわゆる事前協議しなくていいんだということを一九六〇年の安保改定のときに取り決めています。\r\n　日本側としては、佐藤政権、一九六九年の段階でこれに代わる声明を発しているので、これはもうリプレースされたという立場を取っているようですけれども、そこから十年後、一九七九年の段階で、アメリカ側の資料によると、朝鮮議事録、つまり、事前協議をバイパスするこの仕組みとして国連軍は重要だというふうにアメリカ側は考えているので、私としてはこれはやはり有効なんだろうというふうに思っております。\r\n　他方で、韓国側は、当然だけれどもこの問題に非常に詳しくて、私もこの国連軍の問題に遅ればせながら気付いたきっかけは、韓国の軍人から指摘されたからです。慌てて勉強をして今に至るわけですけれども、韓国においては国連軍の再活性化という言葉を使いますけれども、まさにこの戦時統制権の問題と絡めて、韓国においては、一方で安全保障上の担保になるという考え方と、一方で韓国にとっての重大な主権侵害に当たるんだという考え方が二つございます。\r\n　私としては、やはり、この問題は日韓で何らかの形で議論すべきところだろうと思います。しかし、韓国というのは国連軍じゃないんですね。ですから、日本と国連軍地位協定も結んでいないので、実は当事者じゃないので非常にこれ制度的にはややこしい問題ではあるんですけれども、アメリカは少なくとも、この東アジアの安全保障を面で捉えているという意味でいうと、いわゆるこの国境線というのは国際法上の境界線であって安全保障上の境界線ではないわけです。我々は国際法上の境界線に従って物事を考えがちですが、アメリカにとって日韓というのは、同じ面に属している一つのシアターです。\r\n　ですから、この安全保障環境が非常にドラスチックに変わりつつあるのであるとするならば、やはり我々も頭の中を少し考え方を変えて、国際法上の国境線は確かに重要だけれども、安全保障上の境界線というのは別のものだというふうに考えた上で、日韓で建設的な、特にこの国連軍を結節点にした関係性というものが戦後一貫して存在しているわけなので、この問題について議論するまずは土台というかテーブルを設ける必要があるだろうと思っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_080","order":80,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/80","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　時間が参っています。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_081","order":81,"speaker":"伊勢崎賢治","speaker_position":"","speaker_group":"れいわ新選組","role":"question","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/81","speech_text":"○伊勢崎賢治君　是非、日韓のネットワーク、学者レベルでもやりましょうか。つくりましょう。\r\n　ありがとうございました。終わります。どうも。"},{"speech_id":"122115382X00620260703_082","order":82,"speaker":"横沢高徳","speaker_position":"","speaker_group":"立憲民主・無所属","role":"chair","speech_url":"https://kokkai.ndl.go.jp/txt/122115382X00620260703/82","speech_text":"○委員長（横沢高徳君）　以上をもちまして参考人に対する質疑は終了いたしました。\r\n　参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。\r\n　参考人の皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただきまして、誠にありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。（拍手）\r\n　本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。\r\n　　　午後四時三分散会"}],"bills":null,"source":{"label":"国会会議録検索システム","url":"https://kokkai.ndl.go.jp/"},"disclaimer":"本アプリは非公式です。発言内容の確認は国会会議録検索システムの一次資料を参照してください。"}
